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占って差し上げましょう①

別視点です!

あたしゃここいらでは

ちょいと有名な占い師じゃ!

そしてあたしが商売道具としているのは

この透明な水晶玉さね

これがあれば、

あたしゃ何でも見透す力を持っておる

だが力を使えばその分体力を消耗するでのう

さらにあたしゃもう歳じゃ、

そのため先着十名と決めておる


さて、今日初めてのお客さんは誰かいねぇ?



「あのぅ…すいません」



おや、早速誰かが来たようだねぇ?

見たところ女子高生かね?

そういえば近くに高校があったねぇ

そこの生徒さんの可能性が高いねぇ…


あいよぉ、ようこそあたしの占いの館へ

さてさてまずはお嬢さん、

あんたの名前を聞かせて頂こうかねぇ?



「…その前にひとついいですか?」



お?なんじゃいお嬢さん、いうてみぃ



「実はここに来る前にも他の占い師の方の

 所にお邪魔したことがあるんです。」



ほうほう、そしてその占い師は解決

できなかったからうちに来たってわけじゃな!



「はい、そうなんですっ!

 早く解決してもらいたいのに…」



そんな深刻な悩みなのかい…

安心なさいな、あたしゃ本物の占い師じゃ

そこいらにいる未熟なもんとは違うぞい

さぁ、言うてみぃ



「じゃ、じゃあお言葉に甘えて!!






 どうやったら周りのみんなが私を

 虐めてくれますか?」



…はて、あたしも歳かのぅ

難聴が酷うなってきておるわい

こんなお嬢さんの口からよく理解できん

ものが聞こえたような気がしたわい


…す、すまんのぅお嬢さん、

もう一度いってもらってもよろしいかのぅ?



「はい、いいですよ!

 どうしたら周りのみんなが私を

 虐めてくれますか?って言ったんです!

 あ、物理的な方が好みなので、

 できたらそちらをお願いしますっ!」



空耳じゃなかった…だと?!!!



そりゃあ他の占い師達も無理だという訳じゃ

あたしもそんなことを占ってほしいなんて

言われても遠慮するわい。

例えお金を高く見積もられてもな


…すまないねぇお嬢さん、

あたしもまだまだ未熟だったようじゃ

それを占うことはできんわい

まだ諦めきれないのじゃったら、

他をあたっておくれ



「そうですか…

 わかりました、他をあたりますっ!

 待ってて!未来の私!!」



…走っていってしもうた

どれだけ想いが強いんじゃ…

そして未来の私ってどんなことを

考えとったんじゃろうか?


…まぁよいわい、

次の客を迎える準備をしようかの…おお?!!!




あ、




あたしの商売道具にヒビがぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!



─────────────────────────────────────────────────────────────────────────



「あれ?今日占いやってないの?

 うっそぉ~今日は占ってもらおうと

 思ってたのにぃ~」


「まぁまぁ理緒菜!次があるって」


「そうですよ、また今度来ましょ」


「…わかったぁ!よし!

 次は絶対に占ってもらうぞ!」

理緒菜ちゃん休憩タイムっ!

そして占い師のお祖母ちゃん

…お疲れさまです。


次回ですが、リアルの方が多忙のため、恐らく12月中旬になるかと思います。こちらの都合で多大なるご迷惑をおかけして申し訳ございません。

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