陰謀?
気がついたらテストが迫っていてやばかったです。
なんとかおわったものの英語ガァァァァァアッ!
という訳で越木より最新話デス
「・・・という訳だけど、
相手が相手なだけにギルドとしても攻略に踏み切れないのよ。」
「と言う訳は、俺が独断で助けに行けば良いという事か。
・・・その、水狼国に。」
「そうしようとしたやつは多い、
・・・が、相手が強すぎる。
さらった奴らを削り、攫われた者の大部分を開放したが。
このざまだよ。」
そう言っていつもは来ていなかった筈のマントを開く。
中に見えたのは、
包帯でグルグル巻にされて
所々に血が滲むミルクの痛々しい姿であった。
「鎧は砕かれてしまうし、
斧は使い物にならなくなるし
檻は1つ逃がすし散々だよ。
私でも敵わなかった奴が居たし助けられなかった。
済まなかった。」
「それより捕まったあとの末路とそれまでの期限を教えてくれ。
無理をしてでも助ける。
出来れば透明化を取得したいが時間が知りたい。」
「カーバンクルだから血を取られるのが9割、
あとは奴隷だ。
あいつらの装備が恵まれてたのを見ると、おそらく9割のほうだ。
期限はあいつが狂うまで。」
「は?
狂うまでって・・・は?」
「生きたまま血を抜かれ続けるのよ?
気絶したら質がわるくなるらしく、
それも許されないまま。
魔法でHPも満腹度も満タンのままだけど、
狂い死ぬそうよ。」
ギリッと歯ぎしりをしながら話を締める。
「まだ仕事は終わってないけど貸してあげるわ。
絶対帰ってきて返しなさいね。」
ミルクが二つの小鍋を手渡してきて、
奥へ戻る。
それを光板へねじ込み、駆け出す。
その国へ着くまでにインビジブルが取れたらよし。
それぐらいの心意気で行くとしよう。




