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その頃の水野
今回は短めです。
「ふぁ?」
俺はベッドから起き上がると直ぐに異変に気がつく、
俺らしか入ってこない筈のこの家の中に見知らぬ匂いが混じっていることに。
「兎塚っ!大丈夫か!?」
扉を蹴り開けながらあいつの部屋へ突入する。
何時もは絶対入るなと言われているが緊急事態だし仕方無い。
赤を基調とした奴の部屋は強盗に入られたみたいに荒らされており、
開いた窓がキィキィと耳障りな音を立てていた。
あの窓は筋力9では開かないようになっていたのだが、
それを傷を付ける事無くこじ開けるとは・・・。
「兎塚ぁっ!」
こっそり獲得したスキル、ハウリングを使う。
いわゆるエコーロケーションをするスキルで、
・・・生き物の反応が自分以外帰ってこない。
まじかよ。
ギルドへ走る。
奴に伝えなければ、早く見つける為にも。
勘違いだったとしてもあいつなら気にすることは無いだろうし。
「ミルクはいるかぁっ!」
のれんを引きちぎるような勢いで突撃する。
「またか・・・。」
ギルドの入口前のカウンターには奴が居た。
だが、またとは聞き捨てならないぞ?




