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朝食とクエスト受注!

「ふぁあっ。 」



起きると、朝だった。

ベッドで寝た記憶は無いけど、

寝ぼけたまま移動したんだろうと結論付ける。

今度は水野が早かった様でありドアを開けると日向の床にあぐらをかいており、声を掛けられる。


「兎塚、起きたか。

もう大丈夫か?

もっと寝ててもいいんだぞ?

お前は洞窟の時殆ど寝てなかっただろ?」



やはり友人には バレていたようだ。

電気の世界とは言え、

死んだらどうなるか分かったものでは無い世界ではうかつに外では寝れず、

歩いている途中で平原に穴を掘って寝たり、自然の洞窟を見つけて寝ていたが、

ずっと半覚醒みたいな状態で居たのだ。

眠くないはずは無いが、眠れなかったのだ。

やっと同族の一杯いるとこにこれて安心したのだろう。

今日は爆睡だったのだ、昼過ぎるまで寝続ける位までは。



「大丈夫だ、なんとかなる!」



答えながら光板からグミを取り出して口に放り込む。

グミはジェリーワームを砕いて原型を無くした加工品で、見た目のグロテスクさが無くなり食べやすくなっている。

空腹を暫く誤魔化すにはこれくらいで十分だ。


食堂がギルドに有ったのでそこへ行けばまともな物が食えそうだ。


「ブランチとでもいきましょうかねっと。」


「そうだな、麺類とか有れば良いんだが・・・。」



自宅を出発し、歩いていく。

ここに住んでいる者たちは殆どが探索者のようで、

ギルドに集まる昼頃は通りはガラガラだ。


ギルドへつき、食堂へ行く。


いかにも板前ですよって人がカウンターに居る。

寿司屋の店員が来てそうな青い服を来て、鉈を振り回して動物をさばいていっている。

今は砂糖猪を解体し、肉を取り出していた。

そして、その奥には見たことのある大鍋が置いてある。

ミルクはここに必要だから取りに行っていたのかもしれない。


壁に貼ってあるお品書きを見つつ、どれにするか決めようとするが、

・・・炭水化物が見当たらねぇ。

どうやら小麦や米などはここら辺に無かったようだ。

種ご飯なんていう涙ぐましい物まで中には入っていた。


ひとまず種ご飯と鳥の塩焼きを注文する。


水野は豚の塩焼きとそばモドキなんてものを頼んでいた。



結果、こちらはそこそこ美味しかったのだが、

水野のほうはそばモドキは何かの触手だったらしく、見た目のせいで食えなかったせいで豚の塩焼きをがっついていた。



適度に散財をしたついでに、ミルクの言っていたクエストなるものを受けてみようかと思った。

・・・断じて種ご飯が100ガベルもして財布が軽くなったからではない。



ギルドに備え付けられたカウンターに近づくと、

愛想のいい女性が座っていた。

肌の一部が魚鱗に覆われているので、人魚あたりだろうか。


「こんにちは、クエスト受注の方ですか?

それとも依頼ですか? 」


「受注の方でお願いします。

簡単な奴で何か有りますか?」


にこやかに話を初めてくれたのでスムーズに

やりとりが進んだ。


結果、近くの森で木を伐採する人を護衛する事と成った。


初めてのクエストだし、頑張りましょか。








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