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1章

この小説は未完成です。

これからどんどん書くつもりですのでよろしくお願いします。

レイル・フェルストは毎日の習慣通りの時間に目を覚ました。

今日は宿屋で皿洗いをする日なので寝ぼけている脳を無理やり動かして安物の木のベットから這い出す。

昨日汲んでおいた水で顔を洗い、水面に映った自分の顔を見て体調が悪くないのを確認するのだが18歳に先週なったのに癖のある茶色の髪、少し垂れた焦げ茶色の瞳に童顔、身長が少し低いせいで年齢より幼く見られる事がかなりあるためもう少し背が高くなりたいなどとつねに思ってるのだが・・・

しかしバイトの時間に遅れそうなので頭を振ってその考えを振り払い、棚からパンを取出し口にくわえて家を出る。飛び出してすぐにくわえたパンを咀嚼して飲み込む。

少し裏道にあるので大通りに向かって走りながらいつも花に水をあげているおばさんに挨拶しながら走り去る。

大通りに出て人の波を避けながら商業地区に向かって走る。

この王都は円形の壁で囲われており真ん中には王城、北西から北東にかけてが商業地区、北東から南東までが居住区、南東から南西までが貴族たちが住んでいる高級住宅地、という感じに分けられている。

その商業地区の大通りにある止り木亭と言う宿屋の前にレイルはたどり着いていた。

少しこぢんまりしているが、この街では料理が美味いと結構評判の良い店だ。

いつもなら料理の仕込みや宿泊客の食べる料理作りなどで厨房付近では結構・・・いや、かなり騒がしく、一階も朝食を食べに来る近くの店の従業員などで賑わっているはずなのだが今日はなぜか物音一つとして聞こえてこない。

いつもなら従業員として裏口から入るのだが何かあったのかと不安に思い、正面から入ろうとして扉に張り紙がしてあることに気が付いた。その張り紙には

「1か月ほど旅行してくるぜ、帰ってくるまで店は休みだぜ  店長」

と書いてあった。そしてレイルは思い出すそう言えば前の月の皿洗い代は何時もの2倍くらいあったよなと。

気を取り直してレイルはこれからをどうするかを考える。

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