浮気されたのに許せと?貴女は笑って許すんですね?寛容だこと
短いです
名前を借りました
フィクションです
友人と言って私に付き纏う女プローブと、婚約者エキスカが浮気した。
「ごめんなさい…エキスカ様を好きになった私が悪いの…」
プローブが言った。本当にそう思ってるのかしら?
本当にそう思っているのなら、身を引くと思うけど。私コントラは思った。
アホらしいので、速攻で婚約を白紙にしたが、エキスカとプローブが、真実の愛を私に邪魔された、とかほざいてやがる。
「お気持ち分かりますよ〜」というお察し勢が、私に、2人を許せと言ってくる。
今、目の前にいる令嬢ヘーベルも、そのうちの1人だ。
「コントラ様、謝罪しているのだから許してあげなさいよ」
お察し令嬢ヘーベルが言った。
「プローブは、ヘーベル様の婚約者にも手を出してますけど、貴女は祝福なさるのよね?私にはできない事ですわ~」
私は感心した。
「は!?」
知らなかったの?お察ししてる場合じゃなくない?他人に余計な口出しして、自分の婚約者を放置してるから取られるのよ。
「ご存知無かったの?プローブが、婚約者のいる殿方ばかりに声を掛けている事。ヘーベル様の婚約者も、鼻の下を伸ばしてましたけど…」
「何を…?」
知らないって幸せね。
「浮気されたのに許せと?貴女は笑って許すんですね?寛容だこと」
私は、扇子で口元を隠して笑った。
マジウケるんですけど。
「…嘘よ…」
動揺するヘーベル様。
お気持ち、分かりますよぉ〜
って笑ってやろうかな。趣味悪いなぁ…ヘーベル様。
「本当に真実の愛なら、先に婚約を解消してからお付き合いをするべきですわ。浮気を正当化する為に『真実の愛』と言っているだけなのに…迂闊に信じるなんて」
「そんな…」
そして、信じた横取り女プローブに、婚約者を取られるヘーベル様。
お気持ちが分かるってことは、横取りする気持ちが分かるってことかな?
「友人の振りして近付き、男を紹介してもらい、男を寝取るのが、あの令嬢の手口ですわ。皆様もお気をつけ遊ばせ」
そんなまさか…と思っていた周りの生徒達は、エキスカが廃嫡された途端にプローブが離れた事により、真実の愛ではなかったと知った。
その時には既に、お察し令嬢ヘーベル様の婚約者が、堂々とプローブの隣にいたのだが。
自分の言った事がブーメランになり、誰も何も言えなくなった。
浮気男とは婚約を白紙にしたし、新しい婚約者は浮気しないし、私は幸せに過ごしている。
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