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浮気されたのに許せと?貴女は笑って許すんですね?寛容だこと

作者: 井上さん
掲載日:2026/08/12

短いです


名前を借りました



フィクションです

 友人と言って私に付き纏う女プローブと、婚約者エキスカが浮気した。


「ごめんなさい…エキスカ様を好きになった私が悪いの…」


 プローブが言った。本当にそう思ってるのかしら?


本当にそう思っているのなら、身を引くと思うけど。私コントラは思った。




 アホらしいので、速攻で婚約を白紙にしたが、エキスカとプローブが、真実の愛を私に邪魔された、とかほざいてやがる。


「お気持ち分かりますよ〜」というお察し勢が、私に、2人を許せと言ってくる。




 今、目の前にいる令嬢ヘーベルも、そのうちの1人だ。


「コントラ様、謝罪しているのだから許してあげなさいよ」


 お察し令嬢ヘーベルが言った。


「プローブは、ヘーベル様の婚約者にも手を出してますけど、貴女は祝福なさるのよね?私にはできない事ですわ~」


 私は感心した。


「は!?」


 知らなかったの?お察ししてる場合じゃなくない?他人に余計な口出しして、自分の婚約者を放置してるから取られるのよ。


「ご存知無かったの?プローブが、婚約者のいる殿方ばかりに声を掛けている事。ヘーベル様の婚約者も、鼻の下を伸ばしてましたけど…」


「何を…?」


 知らないって幸せね。


「浮気されたのに許せと?貴女は笑って許すんですね?寛容だこと」


 私は、扇子で口元を隠して笑った。

マジウケるんですけど。


「…嘘よ…」


 動揺するヘーベル様。


お気持ち、分かりますよぉ〜


って笑ってやろうかな。趣味悪いなぁ…ヘーベル様。


「本当に真実の愛なら、先に婚約を解消してからお付き合いをするべきですわ。浮気を正当化する為に『真実の愛』と言っているだけなのに…迂闊に信じるなんて」


「そんな…」


 そして、信じた横取り女プローブに、婚約者を取られるヘーベル様。

 お気持ちが分かるってことは、横取りする気持ちが分かるってことかな?


「友人の振りして近付き、男を紹介してもらい、男を寝取るのが、あの令嬢の手口ですわ。皆様もお気をつけ遊ばせ」


 そんなまさか…と思っていた周りの生徒達は、エキスカが廃嫡された途端にプローブが離れた事により、真実の愛ではなかったと知った。




 その時には既に、お察し令嬢ヘーベル様の婚約者が、堂々とプローブの隣にいたのだが。


 自分の言った事がブーメランになり、誰も何も言えなくなった。




 浮気男とは婚約を白紙にしたし、新しい婚約者は浮気しないし、私は幸せに過ごしている。

読んでいただきありがとうございます

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