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ブルームーンが、咲きゆく宙とこころの窓辺に

作者: 逢乃 雫
掲載日:2026/05/31

窓辺にゆれる


カーテンの合間から



やわらかに


瞳に映る青葉光



風が運んだ


ラベンダーの薫りに



景色をふと


見わたしながら




風にもし


色があるとしたら



樹々のあいだを


ゆくときは煌めく葉の色



夏色の階段を


上りゆくときは日向色



橘月(たちばなづき)の丘に


ラグラスは風にそよいで



いつしか辺りを


包む夕闇は


ラベンダーのように




月が描きゆく


ひとときを見つめながら



たなびく


雲の合間から輝く



ブルームーンは


(そら)に咲く花のように



見つめる心へと


光の花びらを


やさしくふりまきながら




心が奏でゆく


ひとときに耳を澄ませて



月が渡りゆく


宙を追いかけながら



やがて地平線が


ラベンダー色に染まり



明日の光が


窓辺へさしこむとき



月草の


花は青く、やわらかに




太陽はまるで


情熱のように



胸を焦がすものを


心に大切にできたら



月はまるで


やさしさのように



夜にも照らす


月と星の光が、きっと




欠けるときも


満ちゆくときも


月は、月であるように



駆けるときも


道ゆくときも


自分は、


自分らしくいられたら



青く咲きゆく


その花を



月草と


呼んだ古人(いにしえびと)


こころを、胸に響かせて




風にもし


色があるとしたら



樹々のあいだを


ゆくときは煌めく葉の色



夏色の階段を


上りゆくときは日向色



そして


月を見つめる


心はきっと、月の色をして



ひとつ空の下で


同じ星の上で



それもきっと


かけがえのないこと



ブルームーンは


あたたかな


光をこころに、ふりまきながら



















ひと月の間に二度の満月が見られるとき、その二度目は「ブルームーン」と呼ばれます。2026年5月は、2日と31日が満月となります。橘月たちばなづきは5月のことです。


ラグラス(ギリシャ語で「ウサギの尾」)は、穂がウサギの尾に似て、花言葉は「感謝」「はずむ心」です。初夏の頃から青い花が咲くツユクサ(露草)は、古くから月草つきくさとも呼ばれ、「小夜曲セレナーデ」という花言葉があります。


5月下旬頃から咲くラベンダーは、爽やかな香りで、諸説ありますが、ラテン語の「洗う」「青みがかった」に由来するとされます。花言葉は、「優美」「幸せが来る」です。


季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
素敵な詩ですね(^^) この詩を読んで、いつでも、どんな時でも、自分らしくありたいと感じました(^^) 本当に素敵な言の葉で綴られていますので、詠んでいて、心が満たされ、温かい気持ちになります(^…
風の色。それぞれの景色を想い浮かべ、なんともいえず穏やかな気持ちになれました。本当にそのように見えれば素敵ですよね。きれいな色を映した風に吹かれたら、心にもその色が映りそうです。 かけるとき、みちる…
青葉光が美しいこの季節、「青」は古代から日本人にってとっては馴染みのある色で、満月の名にさえ青がついて、古代の日本人も満足していると思います。 かけるときも みちゆくときも。二つの表現が印象的でした。…
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