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魔王の日常  作者: НАЯЦ
27/28

EX.8 魔王の回想

初☆PC投稿!

ちゃんと段落の始めは1つ下げてます。ケータイではこの作業がたまらなく面倒で……(こら


では、お楽しみください。

 ライリは、一人の男を目の前にしていた。

 男は、伸び放題の髪とまともに剃られていない、まばらに生えた髭によってその整った顔つきを台無しにしている。元は礼服なのであろう服は(しわ)だらけで、『だらしない』を体現したような容姿をしていた。


「……。『召喚』」


 男は小さくつぶやく。そして、右手に一振りの鞘付きの長剣が現れた。その剣は異常に長く、刀身だけで男の身長を超える長さ。鞘から抜き放つと、刀身には淡青色の波を(かたど)った模様が(あら)わになる。

 対峙するライリは、無言で双振り(ふたふり)の剣を構えた。何の装飾もない、ただ目の前の敵を倒すために作られた剣。その輝きは鈍く、冷たい光を放つ。


「いきます、師匠」

「あぁ、来い」


 短い声を合図に、ライリは男へ向かって突進していく。

 初撃――右手の剣を振り下ろし

 次撃――右の剣の石突|(剣の柄の端)による突き

 さらに左の剣による突き、右の剣で切り上げ、左右同時に振り下ろしと連撃をしていく。しかし、それらは全て男の長剣によっていなされる。右手の剣を手放し、高速で新たな剣を召喚しつつ左下から右上まで一気に斬り上げる。剣を離して『剣の向きを変える』という動作を省いた攻撃に意表を突かれた男は長剣で防ぐことを諦めて一旦飛び退る。


「ほう……おもしろいな。そんな機転の利かせ方もいいぞ」

「ありがとうございます」


 言いつつ、ライリは剣を握り直す。その瞬間。


「はぁっ!!」


 男が突進してきた。そして、高速の突き。とても、長剣を持っているとは思えないほどの速さで突きを繰り出す。それを剣で(さば)きつつ後退していくライリ。


「……っ!」


 男は突然、突きの動作を中断、剣を地面に叩き付け一瞬勢いを殺し、横薙ぎの攻撃に変える。跳躍することでそれを回避するライリ。男はそのまま一回転することで、着地する際のライリを狙う。着地の瞬間に剣を横に突き出し、男の長剣を受け止め、そのままライリは男に向かって走り始めた。剣と剣が擦れ火花が散り、耳障りな音が響く。長剣を受け止めていた剣を一瞬押し、手放す。その瞬間に再び跳躍。振りぬかれた長剣によって自ら手放した剣が吹っ飛ばされるのを感じつつ、左手に全体重を掛けた攻撃。しかし、その攻撃は後ろに小さく跳躍することで難なく回避されてしまう。着地した瞬間、右手が掴んだのは初めの突進のときに放棄した剣。それを振り上げ、男との距離を詰める。右、左、上、下、突き……ライリのラッシュが続く。対する男はうまく反撃の糸口が見出せず、防戦一方。ライリが導いた、長剣遣いの師匠に対抗する方法。長剣であるが故に、細かい取り回しが出来ない、弱点を的確についた戦法。しかし、この男は違った。ライリの剣を受けた瞬間。思いっきり押し返すことで、ライリのバランスを崩した。


シャッ…チンッ!


「長剣遣いの弱点を突き、的確な戦術を見つけ出す。その点では合格点だ。普通の相手なら負けることはないだろう。しかし………俺は、違うぞ?」


 男は、長剣を鞘に収める。そして、鞘に収められた長剣の中ほどを持つ。


「強力な剣を収める鞘は、剣以上に強くなければならない。時として、鞘は敵を切り裂く刃よりも強くなるのだよ」

「……棒術……ですか……ですが!私は負けるわけにはいかないのです!!」


 ライリは再び突進していく。そして、高速のラッシュ。だが、先ほどとは明らかに状況が違った。ライリが防御をする場面が出始めたのだ。むしろ、攻撃する数よりも防御する数のほうが多い。男は、一本の棒となった剣を巧みに操り、剣を防ぎ、攻撃と攻撃のわずかな間に自らの攻撃をしていく。それを防ぐために必然的に防御をせざるを得ないライリには、相手に攻撃をさせる隙が出来る。しかし、ライリはここで押され負けてはいけないとばかりに攻める手を休めようとはしない。防御した手で男を狙った攻撃を仕掛ける。一切の無駄は許されない。自らの出来うる限り無駄を省かなくては、この師匠に勝つことは出来ない。


 その思いで剣を振るい続け、何度激突したであろうか。突然、その瞬間は訪れた。


ガギンッ!!


 音を立てて、両者の剣が折れた。男の剣に至っては、刀身が鞘の中に入ったまま折れるという普通では有り得ない事が起きていた。


「………」

「………」


 二人が折れた剣を握ったまま、時が止まったかのように見つめあう。


「……よくここまで強くなったな。お前は俺と同じレベルに達したと言えよう。もう、俺が教えられることは無い。『免許皆伝』だ。あとは、己の力で道を切り開け」


 そう言って、きびすを返そうとする男に、ライリが叫んだ。


「待ってください!私は、師匠の秘伝……その、剣の模様の力について教えてもらっていません!私が『免許皆伝』なったら教えてくれると約束したのは、師匠、あなたです!」


 その様子に、驚いて振り返る男。そして、頭をガシガシと掻くと、苦笑いにも似た笑みを浮かべて言った。


「なんだ、覚えてたのか………。そんなに知りたいか?なら、最後の授業といこうじゃないか。この剣の模様はな……」

以下、作者の独り言です。興味のない方はスルーしてください。


† † †


しかし、ひどかった。

昨日、プロバイダ側がメンテをしたらしく、ネットに繋がりませんでした。

で、メンテが終わっても繋がらないという悲劇……ケータイにも転送できず、どうしようもない状況で苦しんでおりました。

今は、復旧していて、こうして文字を打ってるわけですが。


これから先、もう少し更新速度があがr……いや、ここで約束するのはやめましょう。たぶん、大学生になったら忙しくなると思うので……

では、この辺で。

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