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俺の住むこのアパートには壊れたガスコンロがある

 朝は五時半に起きる。朝早く起きれば起きるほど、やれることが増えるからだ。例えば料理や掃除など、一人暮らしにとって最大の敵である「家事」をこの削った睡眠時間にすることができるのだ。


 今日の朝食の自分で作ったみそ汁(ガスコンロの火の出力がおかしく焦げている)をすすりながら、スマホでラジオでも聞いてみる。この家にはテレビを置けるほどの強度はないのだ。


「先日、午後12時にB町で、一人の男性が意識不明の状態で病院に運ばれました」

B町は隣町だ。ここ、A町に比べると何もないところだが、こんなことも起こるんだな。

「後頭部に強い衝撃を受け、それが原因で失神したと考えられています。地元警察によりますと、何人かが乱闘し、その犠牲者と考えているということです」

後頭部に強い衝撃、ってなんか昨日の事みたいだな。そうだ、あの殴って倒した巨体、どうしたんだっけ。

 時計を見ると八時になるところだったので。俺は出勤することにした。



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