獅子との闘い
「え?戦わなきゃいけないの?」
「我も神に至る少女の力を見てみたいのだよ。では行くぞ!」
そういうとライオンはこちらに向けて走ってくる。とてつもない速さだ。勇者でさえ遅いと感じたのに、このライオンは目で追うのがやっとだ。
「この速さを目で追えるか。さすがだ!」
ライオンが爪を振りかざす。
「夢幻魔法《夢幻霞》!」
この魔法は移動とともに幻術体を生み出し、自分は幻術で隠れる技だ。
「幻術か!なるほど!お主は幻術使いだと言っておったしな!」
ライオンが急に雄叫びを上げた。私を隠していた幻術魔法が解けたのだ。
「え!?」
私を隠していた幻術魔法が解けたのだ。
「実践慣れはしてないようだな!少女よ!不測の事態の心構えは必須だぞ!」
ライオンはこちらに突進する。
「ああもう!虚偽魔法《虚偽の真実・火炎魔法・獄炎盾》!」
虚偽魔法により私は炎を使う。
「そんなちんけな炎、私には効かんぞ!」
「くっ!」
切り裂かれてしまったが、かすり傷だ。爪が当たる瞬間身を引いたことにより、重傷を免れたのだ。
「いたっ!虚偽魔法《虚偽の真実・治癒―」
「させんぞ!」
ライオンが距離を詰め、回復を阻止する。
「ああもう!おとなしくして!虚偽魔法《虚偽の真実・顕現・ゲオルギオスの縛鎖》!」
私は鎖を召喚しライオンに巻き付ける。
「何!?これは龍縛の鎖か!?」
「今のうちに虚偽魔法《虚偽の真実・治癒の祈り》」
「ふう。って、もう抜け出してるし。その鎖龍をも縛り付けるんだけど…。」
「龍とは格が文字通り違う。そう神獣を侮ってもらっては困るさ。」
ということはこのライオンやっぱり龍より強いんだ。
「仕方ない。虚偽魔法《虚偽の真実・武具顕現・アラドヴァル》!」
私はライオンに向けて、槍で突く。
「ほう!太陽神の槍か!確かに脅威だが、技術が乏しい!さらに…」
槍がライオンにあたるが、弾かれてしまった。
「その程度の勢いでは私にはかすり傷さえ追わせられんよ!」
ライオンが咆哮をこちらに撃つ。
「え!?うそ!?きゃああぁぁぁ!」
私は吹き飛ばされてしまう。
「さすがは神になるだけはあるか。受け身を取っている。」
「いたた。ちょっとこれはまずいかも。」
「行くぞ!迅雷魔法《獣王天雷》!」
ライオンがこちらに向かって雷の咆哮を放つ。
「まずい!虚偽魔法《虚偽の真実・位置》、夢幻魔法《夢幻陽炎》」
私は転移し、幻術で姿を隠す。
「私に幻術隠蔽はきかん!」
ライオンが雄叫びを上げ、魔力が乱れる。私がいた位置はライオンの懐。
「これあんまり使いたくなかったんだけど。虚偽魔法《真実の虚偽・虚ろの世界》」
私は切り札を切った。
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