お菓子よりも、騒がしく
窓の外をつまらなそうに見つめる美しいレモン色の髪を持った少女はまたため息をつく。
「はぁ...暇だなぁ、何か面白いことでも起きたらいいのに... もういっそ自分でやっちゃおうかな、うん!そうしちゃえ! でも、何をすればいいだろう?うーん...ま、まぁ別に今すぐ何かしなくちゃいけないってわけじゃ無いんだし明日とかでもいいよね、うん、そうだよ、よしそうしよう。今日のところはお菓子でもたべよーっ」
少女はここ数日このような同じ台詞を繰り返しては諦めるということを何度もしていた。
そんな少女をよそ目に少女の背後に光は出現する。
-ピカッ!-
「!ふぇぇっ!? なっ何!?えっ、えっ?」
「ちょっと!どこ触ってるのよ!」
「しっ、仕方ないだろ!眩しくて何も見えないんだし、こ、怖いんだよ急に
『さぁ行くわよ!』とか言い出して体が浮いたりしたりするから!」
「はぁ?仕方ないでしょ!こっちだって事情があるのよ、急がないといけなかったの、我慢しなさい!」
騒がしい声は何か言い争っているようで、光に包まれていてシルエットしか見えない。
そんな光景に少女は目を輝かせていた。
「...!ほ、本当にこんなことが起きるなんて、
やっぱり今日だ!」
眩しい光は1人の少女の願いを叶えるように忽然と姿を現し少女を未だ見ぬ新たな世界へと誘う、新たな風は世界に変化をもたらすようだ。
前回から時間は少し飛びます次回はまた戻ります
適当です。ごめんなさい