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狂神の契約者  作者: Asagi
5/9

――side リーナ=フロイス


 急いで校庭に降りた私が目にしたのは、ルインの片腕が地面に縫い付けられ今にも炎で焼かれようとしている所だった。


「ひ、酷い……」


 どうして、ここまでの事が出来るのか。

 私は今まで人の妬みぐらいの悪意しか受けた事はなかったが、彼を取り巻く環境はかなり酷い。

 って、今はそんな事を気にしている場合じゃない!!

 このままでは彼が火炙りにされてしまう。 


武具化マテリアライズ―――ブラフマー」


 即座に日頃から愛用している杖を生み出し、炎に対抗するための魔法を唱える。

 放つのは速度重視の下級魔法。だけど、相手の炎を完全に消さなければならないので丁寧に術式を紡いでいく。


「……ッ出来た!」


 完成した術式で対象を設定。使うのは水魔法。水圧を利用して相手を傷つける攻撃魔法だが、今回は相手を傷つけないように対象をルインの体、ギリギリのラインを設定する。

 見れば、教師はルインへと炎を落としている最中だった。

――時間がない。

 

 魔法を杖に込め、狙いを定めて魔法を放つ。


「エンウォーター!!」






 結果として、私の魔法はルインの火炙りをなんとか回避できた。少し服に焦げ目がついているが、体の方の被害は無い筈だ。

 それにしても、許せない。


「おやぁ? 貴女は確か、転校生の……」

「リーナ=フロイスです、先生」


 教師は私の顔がまだ一致してないのだろう。

 私は自分の名前を名乗ることで、とりあえず面識を立てる。

 

「うーん、しかしその転校生がどうしてここに? 貴女はAクラスの筈ですよね?」


 Aクラスと聞いて、周囲にいた生徒たちが僅かにざわめく。恐らく、Aクラスの私がルインを庇ったのが意外だったのだろう。

 教師は私がここにいる事に困惑しているような声を上げるが、その目には楽しみを邪魔された苛立ちが見える。


「困りますね。授業の妨害をされては」

「今のが、授業だと?」


 この期に及んで自分の正当性を主張するなんて……。


「はい、そうですよ。何かおかしな点でも?」

「今の魔法はとてもではないですが、生徒に当てるような魔法では無かったと思います」

「ふむ? 普通の下級魔法ですがね」

「込められていた魔力が膨大でした」


 私の目には見えていた。さっきの炎魔法は術式に微妙な綻びがあったものの、それに込められた魔力はかなりの量だった。あれでは、魔力を持たないルインだと大けがをする恐れがある。


「ほう? では、それを証明できるのですかねぇ」

「なッ!」

「魔力は目に見えない物です。そして、膨大な魔力を見たという貴女は彼の友人のようですし。どっちの言葉に正当性があるかは分かりませんよねぇ?」

「でも、至近にいた彼ならば分かるはずです」

 

 魔力は目に見えない。けれど、濃密な物であるならば話は微妙に違ってくる。

 近くに居た場合、それこそ炎に炙られる寸前のルインであるならば話は変わって来る筈だ。


「そうかもしれませんねぇ――どうです、ルイン君。君はどう感じた?」

「俺は……」


 彼の証言だけや私の証言だけでは効果は無かったとしても、2人の証言ならば説得力も増す。もしここで周囲の生徒が教師の味方をすれば話は変わって来るが、剣で腕を縫い付ける事までしているから、正当性は薄い。


 だけど、ルインが口にした言葉は私の想像を超える物だった。


「俺は、普通の授業を受けていただけです。先生もそうですよね?」

「えっ……」

「はい、そうですね。先生の考えが理解できているようで、なによりです」


 どうして? 

 彼はあんな目にあっていたし、事実さっきの魔法を受ければ無事では済まなかった筈だ。

 それなのに、どうして教師を庇えるの。

 そこで、授業終了のチャイムが鳴り響く。


「……おっと、授業は終わったようですね。では、皆さんもこれで解散と言うことで」

「待って下さい!!」

「残念ながら、貴女の勘違いのようですよ? では、リーナ君も今日のような事はくれぐれも注意して下さいね」

「ッ!!」


 カチン、ときた。

 私は思わず手元の杖を引き寄せ、とっておきの魔法を撃ちこんでやろうとするが、すんでの所で私の腕を掴んで止める者がいた――ルインだ。


「離してよ!」

「離せるかよ、馬鹿!」

「どうしてっ!! どうしてアイツを庇ったの!?」


 私は彼に向き直り、言った。

 私にはどうしても納得がいかなかった。なぜ、彼が私を引き留めるのか。

 なぜ、彼はこんな仕打ちを我慢できるのか。


「例えアイツが非を認めることに成ってもアイツが解雇されるような事は無いさ。腐っても学園の教師だ。実力が確かな分、替えが利かない。そうして謹慎を食らったあと、アイツは俺の実技の単位を奪うだろう。それに、ここでお前がアイツに手を出せば問題になってしまう」


「でも……だからって……どうして貴方がこんな目に遭っているの!? 貴方が何をしたって言うの!!」


 理屈では、そうなのかもしれない。

 でもこんな、こんな迫害のような真似がまかり通っているなんて、間違ってる!!


「あれは、あんなのは人が人にしていい事ではないわ!! 貴方に非は無いんでしょう!?」

「由緒ある学園に、魔力のない得体の知れない者がいる。それだけでも、嫌われるには十分なんだよ」

「だけど、それは貴方のせいじゃないじゃない!!」


 多少は嫌われていると思っていた。けれどこんなに酷いなんて。

 今になって、彼の涙の理由が分かった。


 これほどまでに……これほどまでに人は自分と違う者を嫌うのだ。これは決して教師の事だけを言ってる訳じゃない。あの場には他にも多くの生徒がいて、その中であんなにも痛めつけられているのに、誰一人として助けようとするどころか同情する目線の一つも無い。むしろ、彼が痛めつけられているのを喜んで見ている節さえあった。


 信じられなかった。

 冒険者は人々のためにフロンティアに挑む職業だ。そんな冒険者を志望する生徒が、ここまで悪意に鈍感になれるなんて。

 

 そんな時、彼は不意に私に言った。

 

「ありがとな」

「……え?」 


 なんでこんな時にお礼を言われるのか、私には分からなかった。そして、困惑する私に対して彼は続ける。


「俺のために、そんなにも怒ってくれるのはフレアぐらいだからな。だから、お前のそんな気持ちは嬉しいのさ。俺はもう、自分のために怒ったり、悲しんだりは出来なくなってしまったからな」

「っ! そんなことって……」


 その言葉に、私は胸が締め付けられるような思いがした。

 確か、彼が魔力を失ったのは1年前だと聞いている。1年も前からあれ程の悪意を浴び続けていたのだとしたら。たとえフレア達がいたとしても、心が折れてしまうのかもしれない。

 この時、私は今までの興味とは別に彼の友人でありたいと思った。


◆◆◆◆◆


「……そう言えば、その傷!!」

「え? ああ」


 今までの事でそっちのけにしてしまったが、縫い付けられていた左腕を始め、彼の傷も浅くはない。私はすぐさま回復魔法の準備をし、彼の傷口の状態を確認しようとしたが……。


「……何、これ?」

「ッ! いや、大丈夫。医務室へ行くから……」

「これが大丈夫な訳ないでしょう!! しかも、これ……全身怪我してるじゃない!!」


 彼の傷は不自然な個所がいくつもあった。

 まず左腕の傷は、傷口はふさがったもののそれ以上の回復が異様に遅い。それに彼の全身に走る浅い傷は、まるで昔の傷口が開いたかのように深い傷痕に僅かに血が滲むのみだ。それらの傷痕も剣によるものに見えるが、一向に治癒する様子が無い。

 どんな事をすれば、こんな傷がつくのだろう。傷の治りが遅いというよりも、回復魔法の効き目が薄い。そんな感じがする。


「左腕はともかく、この体中にある傷は何?」

「……」

「もしかして、この学園で?」

「いや、そうじゃない。これはもっと別のやつだ。いくらなんでも」


 別の物? いったいどうすればこんな傷が出来るのか分からないが、傷の古さから、1年前よりも前の傷のようにも思える。ということは、入学前にできた傷なのだろうけど……。

 それでも奇妙な傷だ。


「それに、やけに回復魔法が効かないんだけど?」

「体質だと思うぞ」


 体質。それなら有り得ないことも無いかもしれないけれど、回復魔法の効果が薄いなんて聞いたことが無い。でも、恐らくここで問い詰めてもはぐらかされるのがオチなんだろう。

 私からそっと目を離し、横を向く彼の様子から、私はそう思った。





―――side ルイン=カーライン


 その後、学園の近くの森の入り口で俺は正座をさせられていた。

 理由? それはだな……


「……で、どうして黙っていたんだい? そんなことがあったなんて」


 幼馴染フレアに午後の授業の事が割れたからだ。くそぅ。

 

「いや、黙っていたと言ってもだな……」

「いえ、たぶんルインはずっと黙ったままでしたね」

「お、おい。リーナ!!」


 何とか上手い言い訳を考えようとするも、横合いからフレアの援軍――リーナが登場。詰んだ。

 ったく、面倒になるから黙っていたと言うのに……。


「しかし、炎の長剣を使う教師……ダート=オルアスだね。チッ、あの下衆オヤジが……」

「ちょっと待て、フレア。どこへ行く?」


 リーナの話を聞いて、フレアは教師を特定したようだ。

 だが、俺たちに背を向けたその背中にはそこはかとない鬼気が見える。これは絶対に止めなけりゃならん気がする。

 

「ん? どこって……学園?」

「え、えと……何をするんですか?」

「ははは。何を言ってるのリーナ。決まってるよ~――ちょっと斬って来る」

「「待てぇ!!」」


 最後の冷たい呟きに待ったをかける。

 いや、まぁ、こうなるとは思っていた。

 コイツは何だかんだ言いながら気が短い。頭にきたら剣を片手に特攻ぐらいはするだろう。

 ……冗談じゃねぇ。


「何さ!? ボクのルインに手を出すなんてそれはもう、アレだよ? 死刑だよ?」

「突っ込みどころ満載なところでアレだが。何よりも俺はお前のモノになった覚えはねぇ!! というか、ここへ来た目的を見失ってるぞ!!」

「それは、そうだけど……」


 そもそも、此処へはリーナが俺達の自主訓練が見たいと言っていたから来た訳だ。わざわざ森でやるのは俺への配慮なのだろうが。

 ちなみに、ミレイは用事があるのでパスだ。確か、学生会の役員らしいから忙しいのだろう。


「でも、どうして急に?」

「はい。あんな事があったせいで駄目になりましたけど……私、近接系の人の戦い方を見ておきたいと思ったんです。明日の実地演習にも役立つと思いますし」

「なるほど」


 実地演習とは、2年生以上の学生に対して学年全体で一度に行われる学園近郊の森での対魔獣演習の事だ。この森はフロンティアではないが、学園の開発した疑似的な核を森の奥に配置することで疑似的なフロンティアを作りだしている。そして、この演習で俺たち学生は本物の魔物を相手に演習を受けることができるという訳だ。

 勿論、下手な事故が起きないように出現する魔物の強さを制限しているが、1年に数回あるこの演習では毎年何人かが重傷を負うこともあるため、慎重に受けなければならない。

 学生側は基本的に何人かの組でパーティを作って応戦する。たまにソロもいるが、それは実力が抜きんでている場合の話だ。大けがの可能性もある演習であえてソロを選択する奴は少ない。

 大体想像はついてるが、俺の場合は……ソロだろうなぁ。誰も組んでくれないし。



「さて、だとすると……どうする? 一応、素振りや型位なら見せられるが実戦は……」

「はい、ルイン先生!!」


 うーん、なんか聞こえたなぁ……空耳だなー。うん。


「……」

「……」


 一瞬見つめあう目と目


「コホン……実戦は俺一人じゃ無理だと思ぐふっ」


 語尾が変なのは鳩尾に一発貰ったからだ。誰からかだって? 分かれ。


「な、なにしやがる……」

「撫でただけだよ。それより、いい考えがあるよ!」

「却下」

「何でさ!!」


 決まってる、コイツの提案でまともだった事が今まで一度もないからだ。経験則というのは、命を大事にする上で馬鹿にしていいものじゃない。


 たとえば、こんな事があった。

 以前、魔力を失った俺が考えていた事に無駄な動きを減らすというものがあったが、それを実行するために紙一重での回避を身に着けようと考えた事がある。要は間合いの正確な把握が肝でもあるのだが、当時の俺は全くもって馬鹿なことに、当時既に剣術で成績の良かったフレアに頼んでしまったのだ。

 あのやり取りは、確かこんな感じだ。


『フレア、紙一重の回避ってどうやったらできるようになるんだ?』

『ん? そうだね……相手の動きが止まって見えるぐらい集中すればいいんじゃないかな?』


 今ならばはっきりと言える。出来るか、と。


 後に聞いた話だと、フレアは<天上の審判者>の加護で反応速度と反射神経を強化しているらしい。理屈としては真実を見誤らないために必要な身体能力という扱いで強化しているそうだ。それで集中すれば相手の動きが少しゆっくりと見えるらしいが、そんな事は当時の俺は知らん。

 そして、この会話はこう続く。


『でも、集中ってそう簡単には伸ばせないよな。しかも俺は剣術は素人だし……』

『大丈夫!! 人間には生存本能があるからねっ!!』


 俺は逃げだした。だがしかし、回り込まれてしまった。


 その後、俺は簀巻きにされた上で木から吊るされるというサンドバック状態で、フレアに何度も斬りかかられた。アイツに曰く、当たる攻撃は腰のひねりで体をずらして避けようということらしい。そして、無駄な動きをすれば揺れて斬れるから無駄な重心移動はなくなる、と。

 そして始まる、斬られる訓練。実際に3回首元を掠ったのと、フレイの手元が狂って簀巻きにしていた縄ごと浅く体が斬られたことは多分一生忘れん。

 避けようと体を動かすと、振り子のように体が揺れて斬られるのだ。ちなみに恐怖で1回気絶した。


 ――先端恐怖症になるところだった。


 まぁ、それからも何度かドエライ目に遭ったお蔭で、俺はコイツの提案に耳を貸さないことに決めたのだ。

 誰が止めようと知らん。知らんったら知らんのだ。

 というか、隣で見ていたミレイなんかは知っているので賛成しない。


「でもどんな案かは気になるので、教えてください」


 いたよ、知らない転校生バカヤロウが。大体、フレアの奴が提案を口にすればもうアウトだ。

 今のうちに逃げるとしよう。すたこらさっさぁ……


「簡単な事さ。ボクとそこにいるルインが模擬戦をすればいいんだから、ねっ!!」


 しかし、遅かったようだ。

 雷を帯びたフレアの手が俺の首元に添えられる。剣じゃない、手だ。実際にどんな原理かは分からないが、コイツの手は物が切れる。察するに神判での判決でのギロチンを扱う権利なんて感じの加護なんだろうが。経験上、気づかれたときに20メートル離れていてもアウトな事を考えれば、逃げることは不可能。

 だが、だが……コイツとの模擬戦なんざ、冗談じゃない!!


「ルイン、分かっているよね?」

「だが断るッ!!」

「そうか、オッケーか。キミならそう言ってくれると思ってたんだ!」

「ねつ造するな!! お前との模擬戦で何回死にかけたと思ってやがるッ!!」


 コイツの強さが問題なんじゃない。

 問題なのは、勝負事で手を抜けないコイツの性格なのだ。最初にどんなにハンデを要求していても、敗北間際では形振り構わず勝ちにきやがるんだ。


「大丈夫さ! ……今回こそ、手加減する」

「うるせぇ! 出来もしねぇことを言うな!! 貴様に手加減が可能ならば、人はウナギで空が飛べるわっ!!」

「意味が分からないよ……でも、あらかじめ決めた事は守るよ?」

「嘘をつくんじゃねぇ。前回、敗北間際になって『リミッター解除』とか抜かしておいて何を言うっ!!」


 あの時はホントやばかった。最初はお互いに加護と魔力強化の無い純粋な試合だったのに、あのリミッター解除の一言で試合は一変、残りはただのリンチだったな。相手はフレアだけなんだが。


「まぁ、でも今回は私が見てるから反則は大丈夫よ?」

「むぅ……」


 リーナがそう言うも、俺は納得しきれん。


「今までに色々と前科があるからなぁ……」

「そ、そんな事はないよ?」

「嘘つけ。元々勝てないというのに、たまにある勝てそうな時まで負けるからなぁ……」

「まぁ、最悪の場合は私が止めるわ」

「うーん……」


 とは言え、このままでは来た意味がないので最終的に俺は折れることになった。

 決して焦れた二人に脅された訳じゃない。決して。


――――――


「では、これよりルイン対フレアの模擬戦を行います。加護の使用、及び魔力による身体強化は即座に反則負けとします。正々堂々と恥じることのない戦いを行ってください」


 不本意なことこの上ないが、やるからには本気だ。生半可な気持ちでフレアを相手にすれば大けがをする。幸い、今回はリーナが居る。フレアも妙な真似はしない……と思う。


「双方構えて……」


 合図とともに俺とフレアは構える。俺の方はいつもの双剣。対するフレアは武具化したレイピアだ。

 ちなみに、武具化自体は反則じゃない。一応、武具自体の丈夫さや切れ味は異なるが能力を発動しない限り、普通の剣と変わらないからだ。


 自然体の状態に、少し膝を曲げて動きやすくした体勢の俺に対し、フレアは半身になって片方の手をレイピアの刃に添えて突きの体勢を作っている。

 

 長年、何回も模擬戦をしている間柄だ。相手の事はよく分かってる。


 学園でこそ品行方正な奴だと思われているようだが、コイツは意外と汚い。いや、全身全霊で勝ちにくる姿勢は相手が魔物だと問題ないんだとは思うが。とにかくやり口は汚い。

 そこでフレアの姿を改めてみてみると、レイピアの刃の半ばから下、手元の方に手を添えている。そして右足は親指の付け根ではなく、親指の爪が地面に着いている。これじゃあ即座に踏み込む事は出来ないはずだ。

 ……つまり、だ。そこから導き出す奴の初手は恐らく、アレだ。


「始め!!」


 直後、フレアが腰を捻り込んで地面を強く蹴り上げると同時に俺は手で顔を覆って後ろに下がる。


――――相変わらず、貴族とは思えねぇ戦い方をしやがるなぁ!!


 フレアの初手は分かっていた。だからこそ回避できたのだ。

 

 彼女が蹴り上げた、土による目つぶしを。

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