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新・裁きを司る者達〜正しさ・正義・裁きって何? 何なの?〜  作者: 志野ゆもも
三幕 夢の裁司者、まだこれから始まる道程
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二 登録、夢の裁司者に……




 「わあ〜ここが協会本部なんだね〜」

 わたしが周りを見渡していると、レノア先輩は「そうだな」と肯定してくれた。さらに続けて説明してくれる。

 「こことは別の建物に裁司者専用の宿舎もあるからな」


 ようやく裁司者になれるんだね。


 「それより、そろそろ解放して貰えないかしら?」


 そうだったね……ずっとシオンちゃんと腕組んだままだったの忘れてたよ〜


 わたしはシオンちゃんを解放する。すると、すぐにさっと受付の方に向かっていってしまう。


 「ライ、わたし達も行こ!」

 「そうだな! さっと済ませるか」


 受付の前に行き、シオンちゃんが登録し終わるのを待つ。

 しばらくして、「では登録が済みました。以上になります」と受付の女性に言われるのが聞こえた。

 「じゃ、ワタシは行くわ。もう会うことも無いと思うけど」

 シオンちゃんは、冷たい視線を向けてから去っていく。


 次はライルの番だね……


 ライルは、聞かれていく質問に答えていく。

 少しして……登録が終わったみたいだった。


 わたしの番……なんか心臓がドクンドクン言ってるよ〜

 それから、わたしも、聞かれてく質問に答えてく。

 質問の内容は、出身地と裁きの力のことなど。

 最後に名前を答える。

 「アリシェア・フローベルです……!」


 ちょっと経つと受付のお姉さんは、「登録が済みました。以上になります」と淡々と言う。


 これで……夢の裁司者になれたんだね……


 わたしはレノア先輩のところまで足早に近付く。

 そして……。「レノア先輩……わたし、裁司者になれました。なりましたよ……」


 「ああ、だが、これからだな」レノア先輩は柔らかな笑みでそう言ってくれた。

 そうだね……まだ、終わりじゃない。これからなんだね……

 わたしが感慨に耽っていると……誰かが声をかけてくる。


 「おや、どうしたのかな? お嬢さん、貴女に涙は似合わないよ?」そう声をかけてきたのは、二十歳くらいの男性だった。


 「あはは、裁司者になれたから嬉しさの余り、泣いちゃって……」


 「嬉し涙だったのかい。良ければ、これ使って?」

 その二十歳くらいの男性は、ハンカチを差し出してくる。

 わたしが受け取ろうとすると、突如、ライルが割り込んできた。


 「おい、軟派ヤロウ! アリシェアに近付くんじゃねえ!」

 「君はなんだい? 僕は只、ハンカチを渡そうとしただけさ」


 「ライ、失礼だよ!」わたしが注意すると、ライルは仕方無くといった様子で引っ込む。

 続けて、わたしは男性に向かってちょこんと頭を下げる。

 「ライがすみません。ハンカチありがとうございます」


 わたしがハンカチを受け取り、涙を拭っていると、男性は去っていった。



 ──わたし達は、宿舎であてがわれた部屋で各々一人で休む。


 数日後だよね? 部隊任命があるの……は……


 そう考えつつ、いつの間にか眠りに落ちていた。




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