登場人物 ②
《フォーレスト王家》
シグルド・フォーレスト
この国の国王。
王太子時代に国外視察に向かい、ミリアリザと出会って求婚した。
自国の在り方に疑問を持ち、改革を進めようと手を尽くす。
魔力過多だったアランを救うために無意識のうちにレオリードを犠牲にするなど、父親としては問題ありだが、すべてが明らかになったあとは自身の愚かな言動を悔いている。
ミリアリザ・フォーレスト
この国の王妃で、アランの実母。
隣国の第一王女で、フォーレスト王家にとってはじめて他国から迎えた妃。
王位争いを避けるための王家の慣例に従い、レオリード、リオリース、キアルの養育に携わる。
リネアラ・リーフェル・フォーレスト
シグルドの側妃で、レオリードとリオリースの実母。
リーフェル侯爵家出身。
レオリードを護るためにマリナとの婚姻を心から待ち望んでいた。婚約が白紙撤回されたあとは、身寄りのいなくなったマリナを支える。
リオリース・リオン・フォーレスト
明るい金髪と薄い青い瞳の第三王子で、レオリードの同母弟。
人懐っこくて末っ子らしくのんびりとした雰囲気だが、気配り上手でもある。
シスツィーアのことをひと目で気に入り「ツィーアさま」と呼び、いまでは「ツィーア姉さま」と慕っている。
将来は次期国王を支えるために、臣籍降下することが決まっていたが・・・・・・
《マーシャル公爵家》
エリック・マーシャル
公爵家現当主で、マリナの実父。
20年程前の事故によりそれまでの記憶を失い、顔の左側に火傷のあとと歩くときに左足も引きずっている。
シグルドとは幼いころからの友人だったが、事故により記憶を失う。
また、『おまじないの護符』の開発者で日本人『上村 勇治』の記憶を持っていた。
『はじまりの物語』にて故人となる。
マリナ・マーシャル
シスツィーアと同じクラスで、レオリードの婚約者。
ふんわりとした笑顔と話し方の心優しき令嬢を装っているが、実際はプライドが高く、邪魔をする者は排除するタイプ。
シスツィーア殺害未遂により、その罪を償うために修道院へ
《騎士団長》
ダルデス・トゥルード
総長とレザ司祭の幼なじみ。
《魔道術師団長(総長)》
パーヴィス・リドファルド
騎士団長とレザ司祭とは幼なじみで、リド神官の従弟
気配り上手な反面、大雑把なところがある。
《メイド長》
ローザリア・サイラル
若くしてメイド長の座に就いた為、気苦労が絶えない。
《護衛騎士》
ロイ・デスルーラ
アランの護衛騎士候補、のちに警護責任者の任に就く。デスルーラ侯爵家の三男
ラルド・フォーン
アランの護衛騎士候補だったが、実父がレオリード殺害未遂の片棒を担いだことにより、騎士団を辞職。現フォーン伯爵の弟