休憩2:要旨の書き方となろうレビューの書き方
前回の休憩で、なろうの『レビュー』は、研究論文(いわゆるレポート論文)の『要旨(アブストラクト、概要)』に似ていると話をしました。
要旨とは、その論文がどういったことを報告する論文かを端的にまとめたものです。
これらが似ているということは、極端に言えば、作品の要旨を書けば、なろうの『レビュー』としての体裁は整うのです。
もちろん、内容をまとめただけでは集客力が弱いのでしょうがね……。
感想だけのレビューよりは知的かな……と思います。
最後に、さぁどうぞ! とつければ、なんとかなる気がしなくもないですし。
要旨レビューは、作品が面白いものであれば、その魅力をぎゅっと凝縮したレビューが出来上がるはずです。
さて、書き方をかなり簡略に例えますと。
科学論文の要旨は、すごく簡単に書くと、
背景:これまでに、こういうことがわかっている。
手法:今回、こういう技術を使って。
結果:今回、こういう結果を得た。
議論:こういうことが言える。
展望:こういうことに応用できる。
ですね。
これをなろうのレビューに置き換えると、
背景:時代、場所、登場人物がどういう状態か。
手法:こういうことをしてゆく(作品のオリジナルな点)
結果:そして、どうなっていくのか?
議論:作品のどこが売りか(文字数、文章)
展望:面白いよ! 見においで!
ってところですか……。
結果のところで終わらせるのも手ですね。
かなり簡略化していますからね……、あまり参考にならないですね。




