小さな独白
今月中にあと1話投稿予定です。それと今回は短めです半意図的に
<ハスカ視点>
朝、私達は目を覚ますと、まだ日が昇る前だった。ご主人様はまだ、布団の上で眠っている。
ご主人様は私達に普通でいろと言うが、奴隷の生活が染みついているせいで、まだ慣れない。
初めて出会った時は、(ああ、次はこの男に使われるのか)と思っていたが、ポーションで傷を治してくだっさた。一生治らないと絶望していたが、自由に動く手足に涙を流すほどで、今でも感謝……してますがこの胸に突っかかるこの感じはその後に起きた出来事のせいでしょうね。
あれは、思い出したくないのでスルーしましょう。
冒険者の活動をする際に私達にすべてをやらせると思ったが、ご主人様も協力的で、戦闘時の態勢は職業上後ろになるので、いつでも見捨てれる感じだが、わざわざ値段の高い武器防具を買う理由がないので、そんなことはないと思っている。
それに私達を道具みたいに発言しているが、発言だけで、扱いは本当に一人の女性として接してくれている。
奴隷として扱ってこないのに違和感しかなく、今はスフレという名前になった彼女と私達を懐柔するための演技かと話し合ったりしたが、ちっとも嘘をついてるようにも見えないから、ちょっと怖い。
そんな中二人で話し合い出した答えは、この待遇が続くようにご主人様の為に働こうと決めあった。
この先不安ばかりだが、それでも、これ以上チャンスは無いと思っている。
だから私達は生きて、生きて、生きていく。この脆い希望に縋って