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クラスで存在感が薄い少年の勇者記録  作者: 神﨑 翔
序章
15/18

冒険者になる3歩目

4月からは一人暮らしを始めるのでここから不定期更新が始まります。恐らく月2くらいの投稿頻度になると思いますが可能なら週一を目指して頑張れればいいなと思っております。


今後も応援宜しくお願いします。


次の日朝、俺達は朝食を食べ終えた後に真っ直ぐ冒険者ギルドに向かい、依頼掲示板を眺めていた。


『なぁハスカ、このEランクにある依頼に書かれてる薬草について詳しかったりするか?』

「いえ、基本的にエルフは自然の森の中で暮らすので薬草とかには詳しいのですが、私達は幼少の頃から奴隷になったせいで読み書き以上の勉強をしてないのです。けど、薬草を見れば特徴から沢山生えてそうな場所は見分けられます」

『そうか、ならこの国の道案内とかあるが俺は詳しくないけどお前らはどうだ?』

「悪いけど私らは基本地下暮らしだから地理的なのも強くはないんだ」


ならギルドの店員のお姉さん達に聞いてハスカに生えてそうなとこまで案内してもらう感じがいいかな。とりあえず薬草採取系を幾つか取って……っと。


一先ず大まかにギルドの店員さんに薬草の説明を受けた後に国の近くの森まで足を運んだ。 


スフレとハスカは、見本の薬草を見ただけでハスカが大体の生息地を予測し、とスフレの嗅覚で見つけるという完璧なコンビネーションで次々と薬草が見つかり、3本一束のが50めも出来た。


依頼は5束なのでこれで10回分になったりしないかなと思いながら他の薬草も回収していく。


『にしてもこの森は魔物どころか野生の動物さえ見当たらないけど普通こんなもんなのか?』

「基本的にここは薬草が多くて動物にとっては苦すぎる草ばかりになるんです。だから動物はあまりここに来ませんし、動物を食料にしたりする魔物も殆どここに来ないのです。来るとしても雑食のゴブリンや縄張り争いに負けた魔物とかですね」


成程、この世界でも生態系的なのもちゃんとあるんだな。


その後も大まかにこの世界の事を聞きながら依頼分の薬草は全て集まったので帰り、店員のお姉さんに渡す。


流石に依頼以上の薬草を持ってきてもランク変動には繋がらないらしく、変わりにお金に換金はしてくれるみたいなので、そうしてもらうことにした。


と言っても日本円で言うところの5000円くらいにしかならなかったけど。


まぁ最初の依頼達成って事で喜ぶとしよう。ちなみに明日も同じ量の依頼を達成したらランク昇格らしい。


それと王女様からの伝言で今すぐ鑑定の魔道具を返せと言われた。


今夜辺りに行くと伝えて貰う様に頼み宿屋へと戻る。


その間に二人が何故王女から盗みをとか質問攻めされたが俺は善人ではないからの一点張りで無理やり通した。


正確には質問するなと命令しただけだなんだがな。


そうして初めての冒険者活動は終わったのだった。

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