冒険者になる一歩目
読者の皆様大変お待たせいたしました! 投稿再開でございます!
と言っても今月は県外への一人暮らしの準備にアルバイトに新入生歓迎会なり、てんやわんやするので今月の全ての日曜日に投稿出来るかどうか怪しいです。(それでも来週は遅くても今回と同じ時間には投稿予定です)
今回の投稿は見直しが間に合わなかったのでずらしたけど、これで誤字脱字があったら恥ずいな…………。
それと、4月からは初めての一人暮らしに大学生、そこにアルバイトが入る為どんな生活リズムになるかさえわからないので最悪不定期更新になると思います。(それでも月1は絶対投稿するのと、内容は結構決まってるので作者が無事な健康体な限り失踪も無いと思いますご安心を!)
週1で投稿可能だとしても場合によっては投稿する曜日と時間が変わると思います。ご了承下さい……。
その後、俺達は雑貨屋や露店で、ポーションや携帯食などの必需品を買い、ギルドへと足を運ぶ。
見た目はホワイトハウ○の見た目を木造にした感じだ。正直言ってデカイ以外の言葉が見つからない。
中に入ると広々とした空間にテーブルや椅子が乱雑に置かれており、奥にカウンターみたいなのが見える。昼頃なので殆どの冒険者は見当たらない。
あ、ビキニアーマーだ! は〜露出がいい感じで……って今はギルドでの冒険者登録が優先だ。
『よし、二人共登録しにいくぞ』
とりあえず俺は空いているカウンターにいる職員さんに向けて歩き出し、後ろの二人も無言で着いてくる。
周りからチラチラ視線を感じるのは新人だからなのか、後ろ二人の魅力からなのか……まぁどっちでもいいや。
『すいません、冒険者になりにきました』
「畏まりました。まず、犯罪者ではないか確認を取りますのでこちらの魔道具に触れて貰います」
まぁ、安全確認大事だからな。こういうのは有って当然か。
俺達はそれぞれその魔道具に触れていく。ちなみに犯罪者が触れると音が鳴るらしいけど魔道具の見た目ただの青い石なんだがどうやって音を発するんだ? 魔法なら可能って事でスルーしとこうか。
「ではこのカードに血を垂らして貰います。変更等は利きません。紛失や破損等は再発行時に記録がギルドに残っていた場合は問題ありませんが、無かった場合ランクは初期化されます」
『質問だが名前の変更も無理なのか?』
「名前は身分を隠す為に血を垂らす前に名前だけこちらの魔道具で刻む事は可能です」
よし、今すぐに後ろ二人の名前決めないといけないことが確定した。
『二人共、今から名前決めるが構わないな?』
後ろを振り向きながら二人に聞くと無言で相槌をつくのを確認し、俺は全力でいい名前を探す。
花の名前から引っ張るべきか? 獣人の方は……白色だしスノーフレークとか女性らしさあるか? そこから文字ってスフレが俺はしっくりくる。 エルフの方は……ヤハズカズラとかか? 女性みたいな感じに文字ってハスカがいいかな?。
『よし、獣人のお前はスフレ、エルフのお前はハスカだ。不満があるなら考え直すがどうだ?』
二人は目をパチクリさせながら無表情でこちらを見つめて……え?泣き出した!? なんだ? そこまで酷いか? それともこの世界だと悪い意味だったりするのか?
『あ〜泣くほど嫌なら考え直すよ! だから泣くな!』
「い、いえ! 嬉し泣きです! これから宜しくお願いしますご主人様!」
「私も! 精一杯奴隷として頑張ります主様!」
お、お〜なんか凄い喜んでるのは分かったが1年間の間だけっての忘れてないか? まぁきっと道具の様に扱われるのが嫌になって向こうから主従関係を辞めたくなるたろう。
『では魔道具で名前を刻んでくれ。スフレとハスカ、後俺はネレスで頼む』
「了解しました。では少しお待ちください……………完了しましたので人差し指を針で刺して1滴位の血を垂らして発行完了です」
カウンターのお姉さんに渡された針でそれぞれ指に刺して血を垂らす。
するとカードに文字が刻まれていき、名前、職業、ランクの文字が縦に並んで表示される。ちなみにその文字の隣は名前以外は何も書かれてない。
『どうして項目だけなんだ?』
「ランクは、この後の試験で判断するのでまだ決まって無いからです。それと職業は伏せたい方もいるので初期設定で非表示にしてるからです。特に暗殺者や女性で盾騎士の職業の方は知られたく無いそうです」
あ〜うん。暗殺者は分かるけど盾騎士のは……男女差別だろうなきっと。
異世界だしそういうのもあるのだと割り切り、俺達は案内係の職員さんに試験場へと案内されるのだった。