表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラスで存在感が薄い少年の勇者記録  作者: 神﨑 翔
序章
1/18

異世界転移の勇者記録の始まり

ブックマーク100到達記念のやつです。これはしばらくは定期更新(週1)しますが途中から不定期になります。もう一つの作品が終わり次第こちらの作品を定期にします。

『ふぁ〜、寝っむい。早く学校行こう』


そんな事を呟きながら家から出る。両親は共働きで既に出ていて、妹がまだ家にいるが念の為カギを掛けて家を出る。


俺の名前は中﨑 ミカ 名前が女みたいだが男だ。


俺の日課は朝早くに登校して教室で寝ることだ。別に家でギリギリまで寝ればいいだろとか言うやついるけど、俺は学校で寝れば寝坊するリスクは少なくともゼロでは? という答えに辿りついたので、今日も学校が開く直前に着くように少し早歩きをする。


学校に着くといつも通り、校門を開ける事務員さんと会う。


『おはようございます。今日も朝からお疲れ様です波岡さん』

「おはよう、ミカ君。今日も早いのね」

『それゃ寝坊しないために学校で寝るのですから』

「ふふ、そんな考えをしてる学生なんて君だけよ」

『世界単位でみたらもう3、4人は見つけられると思いますがね』

「さ〜て、私はそのまま体育館や教室の部屋のカギ開けてくるから。今日も勉強頑張って!」

『ありがとうございます。それでは』


そう言って手を振りながら彼女と別れる。


彼女はこの学校では有名な程の美人で良く男子生徒や教師に告白されている。そして全て断ってる。


彼女曰く、「まともに話したことも無いのに告白してくるのって絶対に外見が理由にしか見えないもん」とのこと。そりゃそうだ。そこに関しては告白側が悪い。せめて友だちから始めるべきだな。


けど彼女は大人だから友だちからも難しいかもだが。


あ、俺は特に彼女に恋心は抱いてないからな。2次元に一途だからな。


誰に言い訳をしてるんだと思いながら自分のクラスの中に入り、教室の真ん中より少し左後の席に座る。


寝る前に何か今日の提出物の忘れモノとか無いかを確認したあとに机の前で腕を組んで置き、その上に頭を乗せて寝る。


といっても俺は直ぐに寝つける人ではないのでそれまでは少し考えごとをしたりするが今日に限ってなんだか直ぐにいし…き……g……Zzz。



       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆




「おはようございます、宮脇先生」

「あぁ、おはよう」


そう言って生徒の挨拶を端的に返す。別に生徒が嫌いとかそういうのでは無い。むしろ大好きな方である。ただ話すのが苦手なだけである。


まぁ高1から高3までずっと同じ担当だったからこのクラスの生徒は皆私の性格を知っているので、挨拶を返した生徒も笑顔である。


中にはクーデレとか言うやつもいるがあながち間違いではないのがムカつく。


少し腹が立ったので落ち着かせる為に今日のホームルームの準備をする。


確か1時間目は私が担当の数学だったな。配布する予定のプリントの枚数でも確認するか。


そう思いプリントの束を手に取った時だった。


急に教室の床に全体に赤い魔法陣が出現した。私は慌てて今いる生徒達に教室から出るように呼びかけようとしたが、目の前が白い光に包まれた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ