表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真実と想いの業  作者: 神無月凍夜
第四章 運命編
56/234

52話「学生達の天国」

 今俺は、オリケルスの所で特訓をしている。まぁ、やっているのはいつもと変わらず模擬戦なんだけど。


 オリケルスの家の庭で、大気が震えるような攻撃をお互いに放ち続けている。それにより生じる衝撃だが、俺にとっては微風のようなもので、オリケルスにとってもそれは同じだろう。……お互い、以前よりも強くなったと言うのもあるだろうが。


 そんなことを考えつつ、俺は左手の銃剣をオリケルスに向って振るう。だが、オリケルスには簡単に躱される。……さて、どう対処するか。そして、俺は地獄門(ヘル・ゲート)を使い、炎でオリケルスを攻撃する。


 オリケルスは、地獄の炎を回避しながら俺に重力の乗った刃を振るう。その斬撃は、オリケルスの曲刀を離れ俺に迫る。その斬撃を、俺は死黒暴滅(ブラック・デストロイ)の黒波で迎え撃つ。それにより、黒波と重力の斬撃による衝撃波が発生し、俺とオリケルスの髪を揺らす。


 ……そこで、オリケルスは曲刀を納めた。それを見て、オリケルスの意図を察し俺も銃剣を納める。


「……休憩じゃ。……來貴よ、随分と強くなったな」


 オリケルスはそう言いながら、俺を招き屋敷の廊下に座る。そこで、オリケルスが淹れた茶を飲む。その茶は、校長が淹れた紅茶とは違う旨さがあった。


 ――飲み終えた後、約二時間特訓してから家へと帰った。


「……ただいま」


 家へと帰るときには、もう時刻は十二時であり、昼飯時だ。……今頃、凜姉は昼飯を作り終えている頃だろう。琉愛は……まぁ、寝ているか勉強をしているかのどちらかだと思う。


 ……さっさと銃剣とかを置きに行こう。見つかったら問い詰められそうだ。そして俺は、自分の部屋へ行った。俺は自分の部屋へ行った後、銃剣を片付けた。その後は、少しベッドで仮眠を取った。


 数分で起きた後、凜姉と琉愛に呼ばれリビングへ行く。リビングへ着いた後は、三人で合掌をし昼食を取る。


 十数分で食べ終わり、俺は凜姉の食器洗いを手伝ってから自分の部屋へ行った。自分の部屋へ行った後は、宿題をする。するのは、軍事学の宿題。ワークを取り出し、無心でペンを走らせる。答えは全てわかるので、止まること無くひたすら書き続ける。


 そうして十数分書き続けて、軍事学のワークが半分くらい終わった。……感想を言うと、無駄に面倒だった。文章問題が結構あったので、単純に文字を書く量が多かったのだ。……どうしようか。このまま続きをやるのも良いが、何となくやりたくない。字を書きすぎたからだろうか。それとも、単純に面倒だからだろうか。……恐らく、両方だろう。


 ……まぁ、そんなこと思わずやるか。さっさと終わらせた方がいいからな。そう考え、俺は再びペンを走らせる。ひたすら、無心で。そしてまた十数分後、軍事学のワークが全て終わった。ついでに、丸付けも終わらせた。


 そこで俺は、あることを思い出した。


(そう言えば、戦闘術の宿題のプリントで、毎日やれとか言うやつがあったな……アレ、やるか)


 俺はそのプリントを取り出し、書いてある内容を見る。そして見た感想は……思っていたより面倒だ。とりあえず、これくらいならすぐ終わるのでさっさとやろう。


 部屋を出て、家の敷地――というか庭に出る。この家の敷地は、無駄に広い。それも、軍事関係の事をしてもバレないほどだ。その後、プリントの内容をする。


 意外と簡単なので、数分で終わった。その後は、出た汗を拭いて部屋へ戻った。部屋に戻った後は、プリントにやったことを記入する。記入した後は、別のワーク――武器学のワークを取り出す。この武器学のワークが一番先に目に付いたので、これをやろうと思う。


 軍事学と同じく答えは全部わかるので、さっさとペンを走らせ答えを埋めていく。武器学のワークは、軍事学のワークより十ページほど少ないので、軍事学よりも速く終わった。

 丸付けをした後、俺は武器学のプリントがあるのを覚えていたので、それを取り出してやり始める。


 プリントの数は三枚だが、多いというわけでは無いので早速取り掛かる。ペンを持ち、空欄を埋める。


 そして続けること数分、一枚目のプリントが終わった。……そこで俺は、トイレに行きたくなった。排尿や排便は()()()()()のだが、今回はその時が来たようだ。


 俺は部屋を出て、二階のトイレへ行く。この家のトイレは、一階と二階と二つある。そしてどちらも広く、手洗いがついている。……豪華なトイレである。


 そんなことを考えつつ、俺は排尿を済ませ手を洗う。その後、部屋に戻り続きをする。無心でやり続け、数分で終わった。プリントに丸付けをした後、俺はベッドで休む。やるのが面倒になったのだ。


 そして、ベッドに寝っ転がった俺は、あることを考える。


(……オリケルスと会って、約三ヶ月か……この間、濃密な日々を送っていて、俺も強くなったが……)


 俺は一つ、思うところがあるのだ。……それは、オリケルスのこと。良い人物なのはわかるが、最近――。


(――弱くなってきてないか?)


 最初は全然敵わず、ただ地面に転がされただけだった。だが今は、対等以上に戦えている。それは、俺が三ヶ月前とは非じゃ無いくらい強くなったのが十分にあると思うが……やはり、オリケルスの動きが鈍っている気がするのだ。


 ……それは、オリケルスの言っていた悪魔の寿命、なのだろうか。1000年程生きると聞いていたが。……それとも、老衰か。オリケルスは結構老けているジジイなので、可能性はある。……ただ、幾つか気になることがある。


 一つ目は、悪魔や天使のこと。ある程度の事はオリケルスから話されたが、全ての真実は知らない。

 二つ目は、神――ドルナイトのこと。どれくらい強いのか、どれくらいで動き始めるか。それも、知らないので気になる。

 三つ目は、俺自身の事。……何を言っているんだと思う奴もいるかも知れないが、俺には思考誘導がされている。……それは、この悪魔や天使達の神殺しを手伝うこと。……だが、凜姉に関わるものは無いので今まで放置してきた。……だが、考えないといけないかもしれない――――。




 ――――そして、俺はベッドから起き上がり続きをする。次にするのは、軍事学の軍事法律についてのプリントだ。あったのを思いだしたので、さっさと終わらせようと思う。俺はペンを持ち、プリントの空欄を埋める。


 全て暗記物なので、簡単に埋められた。終わった後丸付けをしてから、別の宿題を取り出そうとしたときだった。


「來くん、ちょっといい?」


 凜姉が、ノックをしながら入って来た。そして俺は、凜姉の方を見ながらこう言った。


「どうした凜姉」


 そう言いながら、俺は凜姉の方へ行く。よく見れば、凜姉は何処かへ出かけるような格好だ。それに、エコバックと財布を持っている。


「……食材の買い出し、一緒に行こう?」

「わかった」


 どうやら、食材の買い出しらしい。ストックが切れたのだろう。とりあえず、宿題をしないという目的を隠して凜姉についていくことにした。


 凜姉を部屋から出させ、さっさと着替えて部屋を出る。そして、家を出て近所の大きなスーパーへ向かう。その途中、俺は気になったことを凜姉に聞いてみた。


「……凜姉、琉愛は今何してるんだ?」


 俺がそう聞くと、凜姉は少しムスッとした表情をしながらも答えてくれた。


「……今は部屋で宿題してると思うよ」


 どうやら、琉愛は今宿題をしているらしい。思うなので、100%では無さそうだが。まぁ、それはいいとしよう。


 そうして数分後、スーパーへ着いた。今回、凜姉は食材を買いためるらしく、荷物持ちも兼ねて俺を連れてきたらしい。他にも理由はあるらしいが、それは言ってくれなかった。……気にはなるが、俺は聞かないでいた。


 そして凜姉は、スーパーのカゴの中に食材をどんどん入れていく。そのカゴは、俺が持っている一つを合わせて三つ。とても多いが、その内の二つを凜姉は軽そうに持っている。……まぁ、実際軽いんだろうけど。


 これで終わりかと思いきや、凜姉は更にカートを取り、カゴを二つ置いた。そして、俺にカゴを一つ持たせる。……一体、どれ程買うのだろうか。これほど買うと言うことは、金は足りるのだろうけど……異様に時間が掛かるな。かれこれ一時間ほどここに居る気がする。


 そんなことを考えつつ、俺は機嫌が良さげの凜姉についていく。


「來くん、そろそろレジに行くよ」


 そう言いながら、凜姉は俺の手を引っ張りながらレジへ行く。並ぶのは、一番速く終わる場所。


 そして、こっちの番になり会計をする。食材の合計は、二万円以上となった。だが、凜姉はもっと稼いでいるだろうし、これくらいは何ともないのだろう。……俺もそうだけど。


 その後は、四つの袋を二人で二つずつ持って帰った。俺が持っていた袋は、思っていたより重かったとだけ言っておく――――。




「ただいま~」

「……ただいま」


 ――――そして、家に帰ってきた。持っている袋は玄関の隅に置き、靴を脱いで家の中に入る。


「おかえり、お兄ちゃん、お姉ちゃん」


 家に入ると、リビングの中から出てきた琉愛が出迎えてくれた。その後は、袋を三人で協力してリビングのキッチンへと置く。キッチンへ置いた後は、凜姉に夕飯作りを手伝わされた。だが、凜姉と琉愛と俺の三人でやったので、すぐに終わった。その後夕飯を食べ終わった後、俺は自分の部屋へ行った。


 自分の部屋へ戻った後は、宿題の続きをする。俺が次にするのは、軍事学の大切なことについての作文。原稿用紙二枚分なので、すぐに終わるだろう。


 そして、俺は早速ペンを持ち、取り掛かる。ひたすら頭に思い浮かんだことを書き続け、やがて十数分経った後に終わった。その後は、何かするわけでも無く、そろそろ風呂に入りたいなと思いながら宿題の整理をしていた。


 ……その時だった。


「來くん、次お風呂入って良いよ」


 部屋へ凜姉が来て、こう言ってきた。……何か裏がありそうだが、俺は風呂に入ることにした。


 一階へ行き、風呂場――の前の洗面所へと足を進める。この家には、風呂場の隣に洗面所があるのだ。そして、洗面所に入った後服を脱ぐ。脱いだ服は、近くにあるカゴの中に入れる。その後、風呂場に入る。


 そして、身体を洗い風呂の中に入る。……今まで、何も無い。凜姉や琉愛は、来ないのか。……来なくて良いけど。そんなことを考えつつ、俺は風呂を済ませて風呂場から出る。


 風呂場から出た後、自分の部屋に戻った。だが――――。


「あ、來くん。おかえり」

「お兄ちゃん、遅かったね」


 ――――何故か、凜姉と琉愛がいた。俺は困惑せざる得ないが、それは心の中に隠す。そして、俺は二人に問いかける。


「……なんで俺の部屋にいるんだ」


 俺がそう聞くと、二人はほぼ同時に答えた。


「私が來くんに会いたかったからだよ」

「私もお兄ちゃんに会いたかったからだよ」


 ……その解答は、二人ともほぼ同じような内容だった。俺は気にしないことにして、宿題をするため机の方へ向かう。今の時刻は十時半であり、まだ寝るような時間では無い。故に、その寝るような時間になるまで宿題をするのだ。


 ちなみに、その寝る時間とは二時。悪魔になってから、必要な睡眠時間が段々減ってきたのだ。……まぁ、それはいいとして宿題をするか。そして、俺は宿題に取り掛かる。次にするのは、戦闘理論である。


 ……そうして、俺が戦闘理論の宿題を始めて数分経った頃。


「……二人とも、そんなに近くで見られると集中できないんだが」


 俺が宿題を初めた後、二人は暇なのか俺の方に来て宿題を見始めた。……顔が近いので、気になって集中できない。だが、二人は離れる様子も無く俺の方を見続ける。……俺は無視することにして、宿題を続ける。


 二人がいるせいで……言い訳はよそう。宿題に少し手こずり、更に十数分たった後に戦闘理論のワークが終わった。それが終わった後、さっさと丸付けをして、宿題をするのを止めた。……さすがに、凜姉と琉愛が見ている中でやるのはな……。


 そして休憩を取ろうと思った俺に、凜姉と琉愛が話しかけてきた。


「來くん、もう宿題は終わり?」

「なら、一緒に寝ようよ!」


 俺に選択権など無く、俺は凜姉と琉愛に連れられ無理矢理ベッドの方へ行かされる。そして、一緒に寝ることになった。……まだ十一時で、寝る時間じゃないんだけどな。まぁ……良いけど。


 そして、俺を中心に、左に凜姉、右に琉愛というポジションで寝ることになった。二人は眠かったようで、目を閉じるとすぐに寝てしまった。……だが、俺はそうじゃない。目を閉じても、全然眠れない。そもそも眠気すら無いので、仕方ないだろう。


 まぁ、時間が経てば眠れるか――。


 と思いながら、俺は目を閉じるのだった。

忙しかったので投稿が遅れました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ