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真実と想いの業  作者: 神無月凍夜
第三章 学科対抗戦編
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34話「テストの始終」

 俺が文奈達に勉強と戦闘を教えてから二週間経った。


 ――――つまり、今日はテストの一日目だ。一日目の科目は、一限目が武器学、二限目が軍事学、三限目が社会だったはずだ。それぞれの科目で提出しなければならない課題があるので、それをバッグに入れていく。


 他には……まぁ、筆記用具だけだな。武器は今日使わないし、持って行かない。俺の部屋に置いていく。


 ……とりあえず、もう行くか。そろそろ学校に行く時間だしな。


 俺はそう考え、玄関を出て学校に向かう。朝食はもう食べたので問題ない。


 そうして十数分後、俺は学校に着いた。教室の中はいつも通り誰も居ないが、気にせず俺は自分の席に座る。……速く来たはいいけど、することが無いな。


 まぁ……とりあえずテストが始まるまで待とうか。そうして、俺はテストが始まるまで教室で待った――――。





 ――――さて、今現在テストが始まる直前だ。クラスメイトは全員来ている。


 最初のテスト科目は、武器学。監督の刀華先生から解答用紙と問題用紙が渡される。全員に渡った後、刀華先生の言葉からテストが始まる。


 ……解くか。俺はシャーペンを持ち、テストの問題を解き始めた。


 そうして数十分後、全ての問題を解き終わった。とりあえず、解き終わったのでテスト終了時間まで待つ。


 そして、あれから時間が経ち、テストが終わった。


 テストが終わった後、俺は文奈や黎や雫にテストの事を聞かれた。逆に俺も聞いたけど。


 休み時間が終わり、二限目になった。……二限目のテスト科目は軍事学。とても難しいと凜姉から聞いている。


 そんなことを考えていると、監督の刀華先生からテストが渡される。全員にテストが渡ると、刀華先生の言葉からテストが始まる。


 軍事学は思っていたより難しかったので、想定より時間が掛かってしまった。凜姉が難しいというのも納得出来るほどだった。


 数十分後、二限目が終了しテストが終わった。


 三限目は社会で普通の高校と同じような問題だったので、言うことは無い。ただ、50点分だけだったからとても問題量が少なかったけどな。


 それで今は……まぁ、一日目の科目の課題を提出して家に帰ってきた。


 オリケルスにはしばらくテストで訓練を休むとは言っているので、そこは問題ない。とりあえず……勉強でもしていよう――――。

 そうして、俺は勉強を始めた。





 ――――現在、テスト二日目。一限目の科目は魔法・能力。問題自体はそんなに難しくなかったので、すぐに終わった。

 二限目の戦闘理論。これは、軍事学と双璧を成して難しいと凜姉に言われているが……それは、思っていた以上だった。ちょっと苦戦したが、約十数分の時間を残して解き終わった。

 三限目の数学は……普通の高校と同じ。50点分しか無いので問題量が少なかった。


 その後は、科目ごとの提出物を提出してから帰った。


 そして、今は家に居る。勉強……と言っても三日目は50点の科目しか無いのであまりしなくていい。まぁ、念のためしておくか――――。


 



 ――――現在、テスト三日目。一限目の科目は理科。二限目は国語。三限目は英語。どれも普通の高校と同じだった。この高校の五教科は、普通の高校よりよっぽど難しいと思う。それが、俺が五教科のテストを受けた感想だ。


 その後は、各科目の提出物を出してから帰った。


 そして、今は家で銃剣のメンテナンスをしている。四日目は実技。銃剣を使う機会が来るだろうから、一応メンテナンスをしておいたほうがいいと思ったのだ。

 メンテナンス……と言っても、不備は殆ど無かったけど――――。





 ――――現在、テスト四日目。実技だ。今は教室にいて、俺もだが教室に自分の武器を持ってきているクラスメイトがいる。まぁ、一部武器を持ってきていない奴もいるが。


 そうして、俺が教室に来てから十数分後、チャイムが鳴り、HRが始まった。


 HRはいつも通りに終わり、数分後に一限目が始まった。一限目の実技は、戦闘技術だ。戦闘技術のテストは全員共通で受けるため、最初にする。


 そして、一限目の戦闘技術のテストをするため、第一戦闘場へ向かった。


 ちなみに、実技のテストの時間は全学年同じだ。二、三年生も実技のテストを受けていることになる。だが、学年が違うので二年生は第二戦闘場、三年生は第三戦闘場へ行っている。


 そして、俺達一年生は、第一戦闘場へ着いた。着いた後、クラスごとに分けられた。一組の前には


 そこで、伏見先生が前へ出た。


「今から、戦闘技術のテストを始める。まずはどうテストをするのかを説明する」


 そう宣言し、伏見先生は説明をし始めた。


「どうするかは、一組は俺、二組は如月先生、三組は荒川先生、四組は村田先生と戦って貰う。ルールは、一分間武器も能力もなんでもありで、こちらから攻撃はしない。一分が経ったら終わりだ」


 ルールは単純だな。先生側が何もしないということなら、生徒側の攻撃速度や戦法、能力や武器の使い方を見るのか。それで戦った先生が点数を付けると言うことか。


 ……いやまて。それはいいんだが……さっき、なんて言った? 荒川先生? ……あいつか? 「仕事をさせられるかもしれない」と前に言っていたが……。


 あと、田中亜衣(たなかあい)先生は三組の担任、村田重信(むらたしげのぶ)先生は四組の担任だ。田中先生は長めの茶髪で青目の優しい印象のいい先生。村田先生はオールバックの黒髪で身長190cm、で四十歳越えの強面の先生。


「ああ、そういえば言ってなかったな。俺の名前は荒川怜次。今日から新しく体術の先生になった。よろしく」


 そう言って怜次は、自己紹介をした。……確かに、怜次はとても強かったからな。ていうか、何で先生になったんだよ。校長にでも誘われたか?


「まぁ、荒川先生のことは後でにするとして、出席番号順に掛かってきてくれ」


 伏見先生はそう言い、来ていた上着を脱ぐ。上着の下は、とても動きやすそうな格好をしていた。というか、番号順だったらまずは文奈だな。


「お願いします」


 先生の元に行った文奈はそう言って、構える。能力を使っているのだろうか、風を纏っている。


「ふむ……中々だな」


 伏見先生はそう呟きながら構えた――――。




 ――――結果、文奈は伏見先生に攻撃を一度も当てられずに終わった。


 そして、次の出席番号の黎のテストが始まった。


 一分後、黎のテストが終わり、テンポ良く順番が回っていく。時間が押しているのだろう。というか、一限で間に合うかこれ。


 そうして、最後の俺に順番が回ってきた。俺は、伏見先生の元へ向かう。


「お願いします」


 そして、俺は伏見先生の元へ駆け出す。そして蹴り上げるも、普通に反応され防がれる。俺は防がれた足を利用して飛び上がり、後ろに回り空中移動し背中に魔力を使った蹴りをぶつける。だが、ギリギリで反応され両腕でガードされる。それに俺は動揺せず、攻撃を続ける――――。




 ――――そうして、一分が経ちテストは終わった。俺は、他のクラスの様子を見てみた。どうやら、全部のクラスの体術のテストは終わったみたいだった。


 その後、一年生一同は教室に戻った。俺は教室に戻って……いない。二限目は銃。教室に戻ってもその後第一戦闘場に行かなければならない。それは時間の無駄なので、銃を選んだ人は教室に戻らずに第一戦闘場に待機することになっている。


 一年一組の銃のテストを受ける者は十二人。俺と黎と、他十人だ。基本的にテストは、第一戦闘場でする。二年生は第二戦闘場、三年生は第三戦闘場だ。


 そして、俺は今黎と会話をしている。会話の最初、俺が銃のテストを受けると言うことで、黎は驚いていた。どうやら、黎は俺が剣術か能力のどちらかを受けると思っていたらしい。


 なんで銃なのかは、しっかりと理由がある。それは……銃だと、加減の必要が無いからだ。安定した威力を出せる銃は、狙いを付けて引き金を引くだけでいいからな。


 剣術は、剣圧で周りを破壊してしまうかもしれない。それに、俺の銃剣は刃を出していないと、見た目は銃に見えるというのもある。能力は……周りから見たら使ったのかよくわからない、というのが一番の理由。強化系なので、変化がわかりにくいから受けなかったのだ。文奈や雫みたいな能力だったら、能力を受けたかもしれない。


 ……死黒暴滅(ブラック・デストロイ)万物具現化の眼リアライゼーション・オブ・アイズは、そもそも学校側は知らないため使わない。というか、使ったらどういうことか聞かれるだろう。


 数分後、チャイムが鳴った。二限目の始まりだ。俺と黎は、先生の元へ向かった。


「これから、銃のテストを始めます」


 そう言い、村田先生が前に出てきた。とても渋い声で敬語を話す先生だ。


「銃のテストは、まず自分の銃の種類を言って貰います。その種類に合わせてテストを行います。ハンドガンを使う人は7m離れた的に、サブマシンガンを使う人は13m離れた的に、アサルトライフルを使う人は22m離れた的に、スナイパーライフルを使う人は45m離れた的に当てて貰います」


 村田先生はそう言ながら、的の方を指さす。ここからの距離はハンドガンの場所が一番近く、そこからサブマシンガンの場所、アサルトライフルの場所、スナイパーライフルの場所と段々遠くなっている。


「それでは、各自自分の使う銃に合った的の方へ行ってください」


 村田先生はそう言って、近くの椅子にドカッと座る。……あ、俺はどうすればいいんだ?これ、一応元はハンドガンなんだけど、見た目完全にアサルトライフルやスナイパーライフルの中間みたいな見た目をしている。


 ……まぁ、あの四つのどれでも全弾命中させられる自身はあるし、アサルトライフルの所へ行こう。……アサルトライフルを二丁持ちする奴なんて見たこと無いけど。


 俺は、アサルトライフルでテストを行う場所に行った。ちなみに、黎はスナイパーライフルの場所へ行った。


「これから、アサルトライフルのテストを始めます。一組から出席番号順にやってください」


 アサルトライフルを担当する先生はそう言う。一組からとなると……俺から……じゃないな。出席番号最後の俺の他に約三人いる。そいつらからだ。


「次は、結月君」


 銃剣の状態を確認していると、俺の番が来た。俺はヴァルブラドとヴォルガンを持ち、的の前に行く。その事に、後ろからざわめきを感じる。「アレ、二丁持ちだな。当たるのか?」とか「どっちかにした方がいいんじゃ無い?」とか聞こえる。


 ……気にせず、俺は右手と左手に銃剣を構える。装弾数は合わせて26。そして、的の数は26……全弾命中させるか。


バンッ! バンッ! バンッ!


 ヴァルブラド、ヴォルガンの銃弾を発砲する。撃ち出された銃弾は、全て的の中心へと向かっていく……。 


 ……数秒後、弾倉の中の弾を全て撃ち終わった。俺が撃った銃弾は、全て的の中心に当たった。その事に対し、周りの生徒と先生は驚いている。


「……もう良いですよ」


 担当の先生はそう言って、頭を抱える。周りの生徒も、何かを話している。


「わかりました」


 俺は銃を仕舞って、テストが終わるまで待つ。近くで、「あれアサルトライフルなの?」とか聞こえるが……正直、俺も分からん。あれ、原型はハンドガンだが射程は400m以上ある。……それに、装弾数も無駄に多いし。まぁ、細かいことは気にしないでおくか。


 そうして数十分後、三限目が終わった。


 俺と黎は、教室へ戻った。俺は、やることが無かったので、銃剣をバッグの中に入れて寝た。黎も、教室で待っている。どうやら、雫に待っておけと言われたそう。


 そして、俺が寝てから数分が経ち、チャイムが鳴り、俺は起きた。。別に終わったので帰ってもいいのだが、文奈に待っておけと言われたので、一応待っておいている。


 ……暇だ。とてつもなく暇だ。


 ……とりあえず、待つか。


 そうして、俺が二度寝し始めて数十分後、四限目のテスト、能力が終わった。文奈は、能力を選んでいたため、もう帰って良い。ちなみに、雫も能力を選んでいた。能力者で能力を選んでいないのは俺以外には約数人しか居なかったそうだ。

 ……能力って、俺偽装してるからバレたらめんどくさいことになるからな……なるべく能力は選ばないようにしよう。……バレてもバレなくても銃を選ぶけど。理由はまぁ……一番楽だからだな。


 俺がそんなことを考えてから数分後、文奈と雫が一緒に教室に来た。やっと来たか。というか、雫も居るんだな。


「來貴君! テスト終わったので帰りましょう!」


 文奈はそう言いながら、俺の手を引っ張る。俺は、銃剣が入ったバッグを取った。その後、文奈と雫と黎と一緒に帰ることとなった。


「そう言えば、來貴は何にしたの?」


 帰っている途中、雫がそう聞いてきた。


「何って?」

「テストよ、何選んだの?」

「ああ……銃だ」

「銃選んでたのね……」


 雫は意外そうに言う。


 その後、文奈達と別れ、家に帰った――――。





 ――――はい、一日経ちました。現在、私來貴は学校へ行く準備をしております。そして、今学校へ行く準備が終わり、学校へ向かおうと思います。


 ……こんな喋り方やめるか。


 俺は、今家の玄関で学校へ行こうとしている。今日は、月曜日。四日目のテストが終わった日から二日経った。テストが返されるかは知らん。


 そして、俺は学校へ向かった。


 俺が学校へ向かってから十数分後、雫と会った。

 

「あ、來貴。登校中に会うのは初めてね」


 雫がそう言いながら、俺の近くに来る。


「…………」


 俺は無言で学校へ向かう。

 

「ちょ、待ってよ來貴」


 雫に手を掴まれ、俺は止まる。


「……何だよ」

「せっかくだから、一緒に学校行こうよ」


 雫はそう言って、俺の隣に立つ。あれ、拒否権無くないか?

  

「……はぁ、行くぞ」


 俺は、雫と一緒に学校へ行くことになった。

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