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【詩集】Shangri-La

オカリナの頃

作者: 野鶴善明


 雲ひとつない晴れた朝

 君の夢で目覚めたよ

 穏やかな光につつまれて

 君はさよならと言った


 あれからどれくらい経ったのだろう

 季節を幾つ 数えたろう

 今頃ようやく気づいたんだ

 君が大好きだって


  窓を開ければ冷たい風

  僕の頬を撲つ

  君の名前を呼ぶ癖も

  今日限りでさよなら


 あゝ 秋は君が想い出に

 想い出に変わる季節

 あゝ 君と僕の物語

 青い空へ消えてく



 君がつくったオカリナを

 久しぶりに吹いてみるよ

 最後のけんかをした夜から

 おきざりにしたままだった


 こんなにやさしい音色だったんだね

 君の声が聞こえるよ

 僕のわがままを許してね

 きっとしあわせになってね


  空に届け このメロディー

  愛を風にのせて

  僕に似合いの夢を探そう

  輝く陽射しを抱きしめ


 あゝ 秋は君が想い出に

 想い出に変わる季節

 あゝ 君と僕の物語

 青い空へ消えてく



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― 新着の感想 ―
[良い点] 儚い失恋の詩で、寂寥感がありました。
2017/11/11 14:35 退会済み
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