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【ク】の章

「ふっふっふっ」

 長さんが、いつもみたいに突然含み笑いを始めた。車の中は敦彦

と長さんの二人だけ。まだ夜が明け切ってないこの時刻に聞く長さ

んのそれは、慣れているとは言え、ちょっと不気味だ。

「ねえ、あっちゃん、今思いついたんだけどさ」

「え?また何か面白い考えでも浮かんだんすか?」

 あっちゃんっていうのが敦彦のことだ。山名敦彦、二十八歳。独

身。目下恋人も無し。仕事は家の酒屋の手伝いをしてる。まぁ、酒

屋の、どこにでもいるダメ息子ってところだろう。長さんと敦彦は

年は離れてはいるが、仲のいいツレ同志だ。


 長さんがとても嬉しそうに答える。

「うん、そうなのよ。あのね、ふっふっふっ、オキアミ臭い女」

「はぁ? 何て言ったんすか?」

 車は海沿いの道を順調に走ってる。今年十年選手となる三菱ミニ

カだけど、まだまだ調子がいい。だからエンジンの音がうるさかっ

たせいじゃない。カーステレオのボリュームが上がってたので、長

さんのボソボソしゃべる声が敦彦には聞き取りにくかったのだ。

「だからね、ふっふっふっ、オキアミ臭い女だってば」

 長さんがニヤニヤしながら言った。

「何なんすか、それ?」

「ん? 別に意味なんてないの。でも何か面白くない? 何たって

オキアミなんだから。石鹸でも化粧の匂いでもない。ましてやヌカ

ミソなんかでもない。ね? すごいでしょ?」


 長さんがあんまり熱心に言うので、敦彦も何だかその気になって

きたから不思議だ。長さんの人柄のせいかもしれない。長さんは敦

彦と同じ町内会のパーマ屋のご主人で、年の頃なら六十というとこ

ろ。正確な年齢は誰も知らない。

 今から三年前位だっただろうか? パーマ屋の元家出娘のミチエ

さんが、東京から一緒に連れてきた旦那さんというのが長さんだっ

たのだ。名前は長介という。


 敦彦は長さんの方を向いて相槌を打った。

「うん、そう言われてみればなんかスゴイっすね。何たってオキア

ミだもんね」

「そうなのよ。ボクもさ、最初はコマセ臭い女って考えたのよ。で

もさ、コマセじゃその、具体性っていうの? それが乏しいじゃな

い。かと言ってサナギ臭い女じゃ何か違うなーって思ったし、アミ

エビ臭い女かなって一瞬考えたんだけど、やっぱりね」

 長さんはさも難しい問題を考える哲学者みたいに、眉根にしわを

寄せながら言った。敦彦はハンドルを緩やかに切りながらうなずく。


「やっぱオキアミ臭い女っていうのが一番ピンとくるっすね。とこ

ろで、今日はどのポイントに入るんすか? やっぱ、白灯台にしま

す?」

 それを聞いた長さん、パッと笑顔になると

「あたりまえだのなんとかやらよ。あそこだものね。先月、乾物屋

のみっちゃんが四十六センチの大物を上げたのは。ボクらも今日は

頑張りましょうよ」

「あったりまえだの、えーと、ラッカセイだっけ? あ、違った、

クラッカーだ。そうすよね、長さん?」

「そう、クラッカー。でもダメね、てなもんや三度笠、リアルタイ

ムで観てない若い人は。あっちゃん、てなもんや観たことないんだ

っけ?」

 長さんが敦彦を哀れむような目で見ている様子が、前を向いて運

転してる敦彦にも分る様だ。

「ありますよ。ビデオ屋のケンさんがDVD貸してくれたんすよ。

モノクロで画質も良くなかったけど、結構面白かったすよ」

「ふ~ん、DVDでね。あ、そうそう、ところで今日の仕掛けだけ

どさ、あっちゃん、ハリはチヌバリの2号で、ハリスは1・5にす

るの? それとも2?」

「2号にしときますよ。だって大物のチャンスだってありますもん

ね。一気に五十センチオーバーだって可能っすよ。チャンスがあれ

ばだけど」

 心なしか二人の会話も弾んでくる。


「そうね、なんたって大物狙いの一月だもんね。よーし、ボクのハ

リスも2号にしとこっと。で、撒き餌のコマセはどうするの? や

っぱ、いつもの配合ものと」

「そうっす。オキアミを混ぜて、付け餌もオキアミでOKっす。そ

うそう、昨日のうちに釣具屋のナオさんに冷凍オキアミブロック出

しておくよう頼んどきましたから。そろそろオキアミも溶けてるん

じゃないすか」

「あっ、あっちゃん、ナオさんに今日ボクらがみんなに抜け駆けで

行くこと言っちゃったなら、他のみんなにも筒抜けよ。きっとみん

なもナオさんのところでボクらが来るのを待ってるから」

 そう言いながらも長さん、嬉しそうだ。


 敦彦達の町内会では、最近釣りが流行ってる。一口に釣りと言っ

ても千差万別、へら鮒釣りからクルーザーのトローリングに至るま

で色々あるけれど、敦彦達の間で流行ってるのは、海釣りの、いわ

ゆる黒鯛釣りだ。

 敦彦の住んでる町は静岡県中部南の焼津市。だから釣りをするの

には恵まれてる。

 海釣りっていうと、お金をかけて重装備をして磯場で魚と格闘っ

ていう感じがするが、敦彦達のやってる海釣りは、防波堤やテトラ

ポッドの上からやる釣りの基本形みたいなもんだ。黒鯛釣りにも色

々なやり方があるのだが、敦彦達がやってるのは基本に忠実なウキ

フカセ釣り。ま、普通のウキ釣りだ。


「ところであっちゃん、いつものメンバーでまだ黒を上げたことの

無いのは、ボクらと他に誰と誰だっけ?」

 長さんが、探るような感じでいつもの質問を始めた。この質問は

このところ二人の間ではたびたび繰り返されていると言うのに、長

さんの顔は真剣そのものだ。敦彦も初めて受けた質問のように、考

えながら答える。

「ええっと、乾物屋のみっちゃんは先月初めてで四十六センチの大

物を上げちゃったし、ビデオ屋のケンさんも三十センチだったけど、

一匹あげたんだった。そうそう、おもちゃ屋のみどり、あいつはま

だのはずっすよ」

 長さん、情けなさそうな声で、

「あっちゃん、みどりは女の子じゃないの。じゃ、何? いつもの

メンバーでまだの人はボクらだけってこと?あっ、本屋の太一は?

あのこはどうだっけ?」

「あ~、はいはい、太一ね。あいつ、この元日に防波堤から落ちそ

うになって、釣りやめるって言ってたっすよ。でも、あいつ、確か

一匹は釣ってたはずっす。うん、たぶん」

「え~、じゃ、ボクら、意気地なし野郎にも負けてるってこと?」

 長さんはがっくりと肩を落とした。

「べ、別に、負けてるってことはないっすよ。そう、まだ釣ってな

いからって負けてるってことはないっす」

「ふ~ん、あんた、本当にそう思ってんの? ん?」

 長さんが運転してる敦彦の肩をつついた。

「あ、長さん、あぶないじゃないすか。でも、ホント言うと、ちょ

っぴり悔しいっすね。はは」


 そう言った途端、横から長さんの手が伸びて、ハンドルをギュッ

とつかんだ。ちょうど右カーブに差し掛かるところだったので、ミ

ニカは、あわや左脇の雑木林に突っ込みそうになった。

「うわぁーあ、あ、ああぶねー! 何するんすか長さん! あぶな

いっすよ、ちょっと、勘弁してくださいよ~」

「これでもまだ本音を言わないの?」

 長さんの声がワンオクターブ高くなってる。敦彦は、急ハンドル

でお尻を振ってるミニカの体勢を何とか立て直しながら言った。

「くやしいっす! はらわた煮え繰り返るほどくやしいっす! 長

さん、ホント言うとね、俺、昨日本屋まわりしてたんす。笑わない

で下さいね。実は【ど素人のクロダイ釣り】って本探してたんすよ。

太一がね、その本読んでから初めての一匹釣ったって言ってたの聞

いたんす。でも、ほら、太一に貸してくれって言うのは悔しいっす

よ。だから俺…」


 普段のトーンに戻って長さん、

「そうそう、それでいいのよ。人間、普段ただでさえ我慢しなくち

ゃいけないことや無理してることがそれでなくてもいっぱい有るの

に、あっちゃんとボクの間で気取るこたー無いのよ。で? その本

だけどさ、見つかったの?」

 なぜか長さん、目を伏せながら訊ねた。

「いや~、それなんすけどね、となり町の本屋まで探したんすけど

無かったんすよ。でも、ちゃんとネットのアマゾンで注文しときま

したから。きたら長さんにも貸してあげますよ」

 敦彦がそう言うと、長さんは黙ってデイバッグの中から一冊の本

を取り出した。それは昨日敦彦が夢中になって探してた、黄色い表

紙の本だった。タイトルは【ど素人のクロダイ釣り】。あの本だ。


「あっ、それ、それだ! それですよ長さん! なんだ、長さんも

読んでたんすか。で? どうなんす? 良かったすか?」

 何がどうなら良いのか分らないけれど、敦彦は思わず訊ねてた。

ちょっと考えれば分るはずだった。長さんだってまだ敦彦と同じで、

黒鯛を釣ったことは無いのだ。

 長さんは一瞬言葉に詰まったが、笑顔になると言った。

「え、ええ。とっても良かった。でもこれタイトル通りのど素人向

けの本でしょ? だからさ、ボクみたいなもんにはあんまり合わな

いみたい。あ、違うのよ? ボクが玄人はだしって言ってる訳じゃ

もちろん無いのよ。だってまだ一匹も釣れてないんですものね。っ

て言うよりほら、ボクってさ、理論派っていうよりむしろ実践派っ

て方でしょ? だからほら、何て言うか、分るでしょ? ふっふっ

ふっ」


              ***

 もちろん敦彦には分ってた。敦彦と同じに長さんだって、何とし

ても一日だって早く黒鯛を釣り上げたいってことは。その為には、

良さそうなことは何だってやるってことも。

 なぜなら、これ程立場がハッキリと分かれるものはそうはないの

だから。つまり、黒鯛を釣ったことがある釣り人と、まだの釣り人。

ここで大切なのは釣り人ってところだ。釣り人を自認していない者

には、まったくクダラナイことなのだろうが。


 例をとってみればすぐに分る。そう、一番分りやすいのが、乾物

屋のみっちゃんだろう。彼は先月、白灯台で四十六センチの大物黒

鯛を上げた。もちろん初めての一匹だった。それまでの彼は四十代

の中年男性にありがちなハニカミ屋で、どっちかって言うと消極的。

釣りだって町内会のみんながやり始めたので何となくという風に始

めた口だった。家でも婿養子だということが何か影響しているんだ

ろう、奥さんに頭が上がらないともっぱらの評判だ。そんな彼は、

釣れもしない黒鯛釣りなんかやめちゃいな、と随分奥さんにも嫌味

を言われてたようだ。『ますます奥さんに頭が上がらなくなっちゃ

って』と言うのを、幾度か敦彦達も聞かされたもんだ。


 釣具屋に行ってもまだ釣ったことのない彼は、うつむき加減に撒

き餌や仕掛けを選ぶ。初めのうちはみんなと同じナオさんとこの釣

具屋に行っていたのだが、そのうち一人で他の店にも行くようにな

る。だってまだ一匹も釣ったことのない奴がこんなに偉そうに(別

にちっとも偉そうじゃないのだが)専用の撒き餌を何種類も買った

りして、みんなホントは腹の中じゃ笑ってるんだろうな、なんてい

う疑心暗鬼って奴が、彼の頭の周りをグルグル回りだすからだ。


 釣り場に行っても、他の釣り人が話しかけてくるのさえ嫌になる。

もしかしたらコイツ、俺っちが黒鯛を釣ったことが無いのを知って

て、俺っちをからかうつもりなんじゃ? その手にしてる玉網で何

をすくうのかなんて言われるんじゃないか? っていう疑心暗鬼が

また彼の周りを暴走したりする。だから他の釣り人が、今日はいい

天気で良かったですね、と社交辞令を言ったとしても、もはやイッ

てしまってる彼の耳には『こんなにいい釣り日和でも黒鯛が釣れな

いなんて、なんてお前はヘボなんだ! もう黒鯛釣りなんてやめて

身分相応に鰯かアジかボラで満足しとけ、このカス!』と、聞こえ

るのだ。ましてやこの前釣り上げた黒鯛の話なんて聞かされそうに

なった日にゃ、言わずもがな、みるみるうちに形相までもが変わっ

てしまう。


 釣り以外の時だって、変な行動をとりがちだ。よく小学生の子達

がやるような、同じ小石を蹴りながら家まで行けたら何かいいこと

があるかもしれないと突然思い込み、(もちろん、この場合のいい

ことっていうのは、黒鯛を釣り上げることなのだが)鰹節を配達途

中の車を路肩に停め、家までこの小石を蹴り続けるっていう行為に

夢中になったりする。途中で小石が側溝に落ちようものならもう大

変! 重いコンクリートの側溝のふたを苦労して持ち上げ、泥だら

けになりながらも小石を拾う。そうしてやっと家にたどり着いた途

端、安堵感と共にやがて訪れる苦悩。『ああ、俺はいい年して何や

ってんだ?』そこに追い打ちをかける嫁さんの罵声。その時は本当

に心の底からもうこんなことは止めようと思うのだが、喉元過ぎれ

ばナントやらで、二、三日もすれば、またぞろ黒鯛釣りの誘惑がみ

っちゃんを誘うのだ。


 そんなこんなで町内会で黒鯛釣りが流行りだして二ヶ月目。みっ

ちゃんはある日突然、大物を上げた。その日はちょうどクリスマス

イヴ。

 家族の罵声を背中に浴びながら、(小学四年生の娘は家にはサン

タは来ないんだと泣き喚くし、嫁さんは相変わらずの罵詈雑言の嵐

だった)彼はいつものようにいつものメンバーと大井川港の白灯台

(地元の人や釣りの通は南提と呼ぶのだが)に出かけた。

 その日のメンバーは敦彦と長さん、ビデオ屋のケンさん、太一に

みどり、それにみっちゃんの総勢六名。みんなの指南役で米屋の隠

居、米じいは持病の腰痛の為、欠席だった。

 そもそも黒鯛釣りの火付け役はこの米屋の米じいで、十月のある

日、五十センチ以上もある黒鯛をみんなに見せびらかし、こんな野

武士然とした立派な魚が、こんな貧弱なじじいにも釣れるのならと、

その日のうちにみんなは道具を揃えたのだった。

 その五十センチオーバーの黒鯛は実に見事な魚体で、正確には体

長五十二・五センチ、体重二・六キロの銀と黒のビッグワンで、そ

の風貌は今まで釣りといったら子供の遊び位にしか考えていなかっ

たみんなを、一遍に釣り人に変える位のインパクトが充分にあった

のだ。

 それに、こんな立派な魚がごく身近で釣れるというコトが、みん

なの心を惹きつけた。これが船をチャーターしたり、車で何時間も

走った西伊豆あたりで釣れると言うのならこうもみんなの関心をか

わなかったに違いない。でも、米じいの話では、黒鯛釣りはこの近

辺、清水から静岡、焼津、大井川、吉田、御前崎に至るまでの海岸

線のあらゆる所が一級ポイントになるとの事。要するに海、河川が

あるところならどこでもポイントになり得るのだという。中でも大

井川一帯のテトラポッド帯が、一年中黒鯛釣りの盛んな一級ポイン

トとの事らしい。

 米じいがビックワンを釣ったポイントは大井川港。だからみんな

の住んでる場所は焼津港近辺でありながら、米じいの友達だという

大井川近くのナオさんの店で道具を揃え、黒鯛釣りの初歩を米じい

とナオさんに手ほどきしてもらった。

 焼津港近辺にも釣り道具屋はあるし、黒鯛釣りを得意としている

人も多い。

 考えれてみれば焼津港を釣り場に、釣り道具も焼津港近くの店で

揃えれば良かったのだが、そこはそれ、何事も初めは第一歩を教え

てくれた人の言葉が重みを持つ。

 それにみんなはいわゆる地元密着の自営業の身であるから、家か

ら少しでも離れた場所で精神を開放したいという隠された欲求があ

ったのかもしれない。

 だからみんなが釣りに行くのは大井川港、なのだ。(とは言って

も、大井川も実は焼津市の一部なのである。しかし以前は隣の町だ

ったという事実があるので、古くからの焼津市民の意識では、未だ

に大井川はちょっとだけ違う感覚があるのだ。ちなみに、焼津市に

は港が三つもある。焼津港、小川港、大井川港だ。特に焼津港には

海釣り公園もちゃんとあるという環境の良さがあるのだが、敢えて

大井川港に行くのには、先の理由があったのだ)。



★焼津市…静岡県中部に位置する市。漁港を中心に発展し、遠洋漁業、水産加工業は全国的に有名である。

★オキアミ…軟甲綱 真軟甲亜綱 ホンエビ上目 オキアミ目に属する甲殻類の総称。釣り餌としては万能選手。実はエビではなくプランクトンの一種だ。

★てなもんや三度笠…1962年(昭和37年)5月6日から1968年(昭和43年)3月31日まで朝日放送(ABC)制作・TBS系列で放送されたテレビコメディ番組。視聴率60%を超えた伝説の番組である。「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」というフレーズは余りにも有名。藤田まこと、白木みのるらが出演していた。

★テトラポッド(テトラポットが正確な呼び名)…実は商品名。波消しブロックのことである。

★黒鯛…スズキ目・タイ科に分類される魚の1種である。東アジア沿岸域に分布する大型魚で、食用や釣りの対象として人気がある。 日本ではチヌ(茅渟)という別名もよく用いられる。最大は70cmになるが、よく釣れるのは30cm級が多い。50cmを超えるものは年なしと呼ばれ、60cmを超えるものはロクマルと称される。これを釣るのが釣り人の目標でもある。成長によって呼び名が変わる出世魚でもある。ちなみに関東ではチンチン、カイズ、クロダイ、関西ではババタレ、チヌ、オオスケ。

★コマセ…魚をポイントに集めるために撒く餌。寄せ餌え、撒き餌えともいう。冷凍オキアミ、イワシやサンマのミンチ、川泥にサナギ粉を混ぜたものなど、その種類は様々。

★サナギ…「繭を作るかいこのサナギ」のこと。繭から糸を取り出した後の中身を使う。エサ取りに強いと言われている。そのまま付け餌にも、粉末にして撒き餌にも使われる。専用の餌として釣り具屋さんには数多くの商品がある。

★アミエビ…アミエビはサクラエビ科のエビの一種。つまりオキアミがプランクトンの一つであるのに対し、アミエビはれっきとしたエビの一種である。

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