目次 次へ 1/27 【プロローグ】懺悔 たとえば──だけど。 たとえばわたしだけ過去に戻ることができて。 たとえば──その先の未来をわたしだけが覚えていて。 たとえば──。 あの時、わたしをかばってくれた師匠があの場面で死ななかったなら、あれからどうなっただろう。 ……分かってる。 そんな『もしも』なんて存在しないってこと。 だけど、もしも。 もしもやり直せるのなら。 わたしは何度でもやり直したい。 ──師匠、ごめんなさい。 あなたに生かされた命をわたしは無駄にしてしまいました──。