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扉がノックされたので返事したら、ラフな格好をした輝が入ってきた。
「ああもう、床に服脱ぎ散かすなよ」
「んー。洗濯機の中入れといて」
「はぁ…。分かったから生徒手帳もって靴履いときなさい」
「はぁーい」
おかんな輝に息子みたいに返事した後、スラックスにいれっ放しだった財布を取ってそのまま尻ポケにいれる。
俺が財布を取り出した後に輝が制服をハンガーでつるしてくれた。
「ありがと」
「はいはい。行った行った」
輝に急かされて俺は部屋をでる。
輝は俺のTシャツを持って後から出て行った。
玄関で白に赤と青のラインが入ったスニーカーを履く。
履き終わった頃に輝が来て、輝が靴を履いた後一緒に部屋をでる。
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