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「あー、きもちー」


「だねー。眠くなってくる」


「…お前今まで寝てたんだろ」


「…あはははは」



輝はまだ寝足りないらしい。

まあ、それは俺も同じだが。



「まあ、いいや。俺も寝たし。」


「どうやって?」


「なんかふらついてさ。保健室で4時間寝てた。」


「大丈夫?」


「うん、今は全然。まだまだ眠いけど」



保健室に行ったことを何気なく報告して、欠伸をする。

輝も、だなーと返事をして、欠伸をする。



「…あと一時間で学校終るけど、寝るか。」


「さんせーい」



俺の提案に輝も賛成らしいのでもう一眠りすることにする。


俺は無理やり輝の左腕を伸ばさせ、そこに頭を乗せる。


輝は面白そうにクツクツと笑いながら、片方の手で俺の頭を軽く撫でた。



「拓海、相変わらず可愛いね」


「うるさい。そのまま寝たら頭痛いし。」



少し子ども扱いされて不貞腐れる。

輝はそこも可愛いとまた笑ったのでとりあえず横腹を殴った。



呻きながらも左腕は動かさない輝に感心しながら俺は瞳を閉じる。


それに気づいて輝も目を閉じて、外で体育をしている特進科から王道の大きな声や、鳥の鳴き声、風の音などを聞きながらまた眠りに付いた。




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