親友。
すごい先の内容が思いついたので
頑張ってそこへ持っていけるように
最新がんばります!(´・ω・`*)
そうこうしているうちにチャイムが鳴り授業が始まる。
金持ち学校といっても、やはりチャイムは恒例のあれだ。
いまやっている数学の内容は、小さい頃本棚を漁っているときに、兄の浩太の教科書を読んだので数式は理解できる。
なので、聞いてなくても問題はない。
正直、特進科は授業免除がされてるし、その中でも頭のよさで特進科に入った俺がいちいち授業受けるのはめんどくさい。
だが、周りの好意で入れさせてもらった学校の授業をサボりまくるのは失礼なので
俺はいつもいたって真面目に授業に取り組んでいる。
といっても大抵は寝ているかボーっとしているか聞いてる振りして実は妄想とか、そんなことばかりだけど。
しかし輝のいない教室は喋るやつがいなくて果てしなくつまらない。
こういうときに自分の中の輝の存在の大きさを思い知るのだ。
俺にこんなに必要とされて、まったく輝は幸せものだ。
そんなことを考えながら、黒板に数式をカツカツと書いている音とノートにペンを走らせる音が心地いいと思いながらボーッとする。
しばらくすると授業終了のチャイムが鳴り、「それではここまでー」
という田部のやる気のない声が響きなんともつまらない授業を終えた。
次の授業を確認すると、体育だ。
面倒だと思ったが、どうせ出ないし関係ない。
俺はサボるために1人屋上へ向かった。
…いや、向かおうとした。
が、王道に片腕をつかまれて俺は動けない状況に居る。
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