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まあ、今は何でもいい。

とりあえずこの重荷を下ろすのが先決だ。


そうこうしているうちに教室へついた。



そしてなにやら考えがまとまったのか、俺は王道によって壁に押さえつけられ尋問されている。



どうやら、王道は俺が眼帯をしている理由が知りたいらしい。

今頃だな、と思いながらも俺は無言。そこで前ページの冒頭部分に戻る。



王道と親友になった覚えはまったくない。

隠し事といえば、王道の素顔はどうなのだろう。


俺達が仮に友達だとしたら変装なんて眼帯と比べ物にならないし、もってのほかじゃないのか?


そんなささいな疑問を心の中で呟きながらも無表情&無言で、

未だに喚いている王道を見つめる。



「なんで俺のこと無視するんだよ?!俺達友達だろ?!友達のことは無視したらいけないんだぞ?!」



さすがに無視し続けるのも可哀相だったので口を開く。



「ごめん、今ものもらいにかかってるから。移したらだめだなって。」



そういうと、俺達を見ていたほかのクラスメイト達は一斉に吹き出した。


それには俺も王道も訳が分からずキョトンとした。



「ちょっ、長谷部様っ!それは無理ありますっ!」


「もっ、ものもらいっ!」


「は、長谷部、編入してきたときから眼帯つけてたじゃねーか!どんだけ長いんだよ!ぶふっ!!」



どうやら、俺のいいわけが面白かったみたいだ。


その人達に続いて色々な人が笑いながら喋る。


王道は何が何なのか分かっておらず

これは好都合だと俺は自分の席に付いた。



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