ドラマ「アオイホノオ」
※以前書いて(恥ずかしいし、時機を逸してしまって)お蔵入りにしていた物ですが、開陳しちゃいます。
大笑い。
いやあ~~……
笑わないと悶え死にます。恥ずかしすぎて。
『 時は1981年
若者のファッションと文化が
一斉に
花開いた時代 』
漫画家島本和彦の大阪芸術大学時代を描いた自伝的マンガのドラマ化。
いやあ、恥ずかしい。分かりすぎるほど分かってしまうこの時代設定。
下宿の部屋の本棚のマンガ、壁のアニメージュのポスター、思いっきり!持ってたぞお~~~!!
ドラマは途中から見ました。全11話の第6話からかな。
第1話から気にはなっていて、見ようか見まいか迷って、やっぱり恥ずかしすぎて見なかったんですが、ま、一度くらい見てみようかなあ~~、と見てみたら、
大笑い。
しまった、最初から見ておくんだった!、と思いっきり後悔したのでした。わはははははははは。
えーー……、
漫画家島田和彦の自伝的マンガ、と言ってもあんまり興味ないかもしれないけれど、
この同級生がすごい!
なんと、あの! 庵野秀明始め、ガイナックスの主要メンバーが揃ってるんですよ!!
そして、わたしは、遂に!
「DAICON3」 を見た!(←筆の大文字)
………何それ?
と、知らない人にはまったく意味不明でしょうが、わたしも既に当時から「伝説のアニメ」としてその存在と名前だけは知っていたんですが、このドラマを機に、あるかな~?、と探したらYouTubeにあって、30年を経て初めて現物を見ましたよ!
……まだ全然説明になってませんね。
当時ですね、大阪のSF大会でアマチュアの大学生たちが作った大会のオープニングアニメが物凄い!と話題になっていたんですよ。わたしもアニメ雑誌でその名前を知っただけで、アマチュアの8ミリ映画で、ネットはおろか、ビデオだって今みたいに普及してない頃で、全然、その実態に触れる機会なんてなかったわけです。
日本SF大会第3回大阪大会のオープニングアニメということで、「DAICON3」というわけです。
その「DAICON3」を作ったのが、彼ら!庵野秀明たち、後に「オネアミスの翼」そして「エヴァンゲリオン」を作ることになる、アニメスタジオ、ガイナックスの設立メンバーたちであったわけですよ! ……へー、そうだったんだあー、その後しばらくアニメから離れていたから知らなかった……っていうか忘れていたなあ……。実際見て、「このモビルスーツ、『マクロス』みたいだなあ」と思っていたら、実際に「マクロス」に参加していたんですねえ。そうだったんだ、へえ~~~~………
で、「アオイホノオ」には主人公・焔モユルのライバルである彼らの活動もたっぷり描かれているんですが……
このドラマ、変です。
最初にデカデカと、
『この物語はフィクションである。』
と出て、なるほど、主人公である本人=島本和彦は焔モユルというキャラクター名で出ていますが、
他の出演者、みんな、実名です。
主人公だけ匿名で他みんな実名で、
『この物語はフィクションである。』
って、何?
思いっきり(恐らくは)実話じゃないか!(わははははははは)
演じている俳優がまた変。
主人公・焔モユルを柳楽優弥(24)が演じているのはまだしも、
庵野秀明を安田顕(40)が演じてます。
大学生だぞお~~~!!
でもこれが、至極自然に見えちゃうんだなあ。出演者みんな思いっきりマンガ的というか劇画的というかギャグ劇画的で。手を組んでメガネ越しにじいっと生徒たちの8ミリ制作課題発表会を見ている姿なんて碇ゲンドウそのまんま。やっぱり庵野秀明って、相当変な人だったんだなあー…………
モデルのご本人たちがちょい役で出演しているのも楽しかったです。原作者も最終回で思いっきり熱いセリフを語っていました。
いやあ、面白かったなあ。
あーあ、最初から見ればよかったなあ~~、と未練たらたらです。