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自分も「いい人」になってる?

 exciteニュースで


[ そうだよね、やっぱり目が笑ってないよね…_薄々気づいてた(?)いい人がやっぱり「怖い」理由 ]


 という、

 精神科医の和田秀樹さんという方の


  いい人は本当は「怖い人」

    「いい人」が他人の心を追いつめる


 という本を紹介する記事がありました。

(http://www.excite.co.jp/News/column_g/20140721/Davinci_004559.html)


<……ああ、「いい人」って本当ゲンナリ>

 ということで冒頭で3例紹介されていて、その1つ


・正義感が強いネット読者。世の中の悪を憎み、即座に成敗したがるわりには、「死ね」「消えろ」「糞記事乙」と自分が悪い日本語を使うことには無頓着。


 とあって、もうちょっと深い解説を記事からそのまま引用させていただくと、


< 同書によれば、いい人は、反論しにくい正論を並べては押し切ってしまう強さがあるそう。ここで言う正論とは、多数意見であり、すでに世の中にあるルールや常識のこと。それらに「乗って従い」「事なかれ主義」を貫いていれば、敵をつくらずに淡々と過ごせるため、実はいい人ほど退屈している。一見、和気藹々として見える「いい人の集団」ほど、不満や本音をさらけ出せず、実は息苦しさを感じている人が多いという。それゆえ、「いい人の集団」に属する人たちは「嫌われ者=スケープゴート」をつくることで自分たちの安全を守ろうする傾向が強く、「規則や常識を無視する人間がいればたちまち勢いづきます」と同氏は指摘。「“さあ、わたしたちの出番だ”とばかりにその人間をバッシングします。こういうときのいい人はほんとうにイキイキとしています。裏を返せば、それだけいつも退屈しているということなのです」。>


 ということであります。


 これねえ、わたしも何かに対する批判記事を書く時に「こうなってないかなあ……」と気にしてるんですよ。

 わたしのその手の批判記事を書くときのパターンは、批判に対する批判返し、が多く、何か批判的な物を読んで、「それはちょっと違うだろう?」とカチンと来て、書く、というパターンが多いんですね。

 批判に対する批判というのは、実は社会一般の「良識的な意見」に落ち着くことが多くて、けっきょく自分も安全圏にいて、攻撃しやすい相手を攻撃しているだけなんじゃないかなあー…………

 と思うことがあります。

 他人を攻撃し、成敗することで、自分自身のストレスを発散している、

 というのは、確かに自分にもあると思います。日々、常に鬱屈した状態ですから。

 その一方で議論というのはしたくないというはなはだ卑怯なスタンスをとってもいます。


 そういう自覚はあるので、

 ダーッと勢いに任せて書きなぐって、はたと、これを言っちゃあ完全に相手を追いつめることになるな、というのは反省して削除するようにしています。

 逃げ道を潰して、完全に相手を追いつめて、暴発させてしまう、

 というのは拙いなあと思うのです。


 不愉快な相手に対して、こうなってほしいなあ……というのを直接言わず、相手が自発的にそういう風に考えてくれるように誘導する、というテクニックを使っているつもりなんですが、

 う~~む、

 日本人の読解力が低下していると言われて久しいですからね、通じてないかなあ……… と思うことがしばしです。

(Youtubeのコメントなんて見てると全世界的にこの傾向にあるようです。原因は日本のゆとり教育ばかりじゃないみたいですね)




 さて。

 あんまり関係ないんですが、最近のネット記事で批判返しをしたいのが、


[ 野沢直子、『アナ雪』を猛批判。「”ありのままで~”って、全裸かよ!」 ]

(http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20140719/Techinsight_20140719_92924.html)


 というもの。

 アメリカ在住の野沢直子が今年も日本に出稼ぎに帰ってきて、出演した番組で、


<MCのふかわりょうが”おそらく日本人では初めて”と驚いたほど、野沢は『アナと雪の女王』に見事に噛み付いたのだ。>


 そうで、


<ミュージカル仕立ての映画には感情移入できない野沢はあの台詞回しが苦手で、「少しも寒くないわ~」というような一生のうちで一度も言わないような不自然な言葉遣いに違和感を覚え、さらに「“ありのままの姿で”って、えっ、全裸!?」と突っ込む。今や日本では映画館で曲に合わせて歌うという現象も耳にしているそうで、「私なら“シッ!(静かにして)”とやっちゃう」と言いたい放題だ。>


 で、


<野沢によると確かにアメリカでも当たっていたが、日本のように社会現象と言われるまでにはなっていないようだ。>


 ということなんですが、

「それは違うだろう?」と、日本在住のわたしがアメリカ在住の彼女の観測にいちゃもんを付けたくなったのであります。

 実はわたしはけっこう早い段階から「アナ雪」に注目していまして、

 毎週金曜夜11時NHKFMの「ワールド・ロック・ナウ」というオールドスクールロック番組を愛聴しているんですが、ここで週代わりでロンドンとニューヨークのアルバムチャートを紹介してまして、そのニューヨークチャートで、

「フローズン/サウンドトラック」

 というアルバムが、延々とベスト10入りしていまして、現在も入ってます。

 ご存知と思いますが、「フローズン」は「アナ雪」の原題です。

 それだけミュージカル映画のサントラが延々と売れ続けているわけですから、アメリカにおいても映画は十分「社会現象」になっていると見ていいんじゃないでしょうか?

 野沢直子はミュージカルが嫌いなようなので、関心がないだけなんじゃないの?と思います。

 言いたい放題だったようなので、チクリと良識的な嫌みを言ってみました。

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