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マネキン

 そろそろお盆が近づいてきたってわけでもないでしょうが、ハリウッド関係の訃報が目に留まりまして。

 「エイリアン」のデザインで有名な画家H.R.ギーガーが5月12日にお亡くなりになっていたそうで。知らなかったなあ。

 その他、

 「ゴッドファーザー」シリーズの撮影監督ゴードン・ウィリスが5月18日にお亡くなりに。

 「ゴーストバスターズ」のハロルド・ライミスが2月24日にお亡くなりになってたんですねえ。

 で、その関連ニュースで一番「ああ、そうなんだあ……」と感慨深かったのが、

「マネキン」の映画監督が事故で亡くなったというニュース。

 マイケル・ゴッドリーブ氏 5月23日 69歳

 だそうですが、名前なんか全然覚えてなかったです。「マネキン」以外特にぱっとした映画はなく、ゲームのプロデューサーで成功していたみたいです。

 えっ? ハリウッド役の俳優も6月30日に亡くなったの?

 皆様、どうぞご冥福を。


  「マネキン」


 87年の映画です。ファンタジーラブコメ。

 デパートのマネキン人形が人間になって動き出して、主人公の青年と恋に落ちる、

 という、現代で言えば、

「美少女フィギュアが等身大美少女になって動き出してご主人様と恋に落ちる」

 といった感じでしょうか? あーあ、思いっきり女性に引かれちゃったかな?

 はっきり言ってオタク男の「こんなこといいなー♪ あったらいいなー♪」という妄想映画なんですが、

 これがなかなか楽しく、おしゃれに、キュートなラブコメディーに仕上がっていて、面白いんですよ。

 わたしはこういう文章書くときたいていウィキペディアで確認するんですが、その記事を書いた方、思いっきり思い入れがありそうだなあー、と、個人的にも同感なので引用させていただきますと、



 多彩なミュージッククリップやダンスシーンが華やかで、本来変態的であった題材を見事にトレンディコメディに昇華した快作。



 禁断の愛とライバルとのドタバタをハードなギャグと感動で仕上げた、ラブコメ大ヒット映画である。



 とのことであります。


 マネキン人形=理想の美女 を演じたのが、最近では「セックス・アンド・ザ・シティー」でおなじみのキム・キャトラル。若い頃はこんなにかわいかったんですよ! 84年のコメディー「ポリスアカデミー」のヒロイン警官もよかったです。(ちなみにここで主人公たち訓練生をいじめる鬼教官と同じ俳優が「マネキン」でも主人公ペアを怪しんで追いかけ回す警備員をやってます)

 いやあ、本当にかわいい!

 人間に変身するマネキンの正体は古代エジプトのお姫様で、現代ニューヨークの閉店後のデパートで動き出して、主人公といちゃいちゃするんですが、

 キュートで、無邪気で、楽しいこと大好きで、エッチも好きで、

 完璧に男の理想(妄想)そのものです。


 繰り返して言いますが(この紹介では女性陣には大ひんしゅくだろうと思うので)、コメディー映画としてすごく楽しく、よく出来ているんです。

「男って馬鹿ねえ」

 という呆れた気持ちでもいいから、機会があったら見ていただきたいんですが、

 終盤はハラハラドキドキで、実は、けっこう感動的だったりするんですよ。


 で、大ヒットして、未だにこういう(わたしみたいな妄想系男子の)ファンがきっと多くいるだろうという映画なんですが、

 2匹目のどじょうを狙って作られた「マネキン2」はほぼ全部別スタッフで、残念ながら前作の魅力はありませんでした。

 「ハリウッド」というのは主人公のデパートの同僚のオカマで、理解のあるいいオカマです。俳優はメシャック・テイラーさんというんですね。はい、知りませんでした。67歳だったそうです。

 彼は「2」にも続投したんですが、残念でした。

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