真夏の方程式
「容疑者Xの献身」に続く東野圭吾原作、福山雅治主演「ガリレオ」シリーズ劇場映画第2弾。
テレビで見ました。
ミステリーを見るのって多くの場合、謎の解明というのは、悲劇があぶり出されていくのにつながっていて、知りたい、けれど知りたくない、というジリジリした感じがあります。
この映画もまさにそういうミステリー。
現在起こったある一人の人物の死が、16年過去の事件につながっていき、そこに「あの家族は全員が秘密を抱えている」という家族の悲劇をあぶり出すことにつながっていく。
ミステリーとしては前作「容疑者Xの献身」の方が圧倒的に面白かったです。今回は真相が分かった時に、前作の「ああああっ! そうだったのかああああっ!!」ほどの驚きはなく、「ああ、そう。そんなことがあったんだ、ふうーん」くらいのものでしたが。
映画としてはこっちの方が好きかな?
「容疑者X」は、
どうせ悲劇にしかならないんだよなあ、はあーー………
という、胃のヒリヒリ痛くなる重さがずーっと続いて、すごく面白いんだけど、なかなか見ているのがつらい映画でした。
「真夏の」も、
悲劇その物はむしろずっと重いんですが、
劇中湯川先生が言うように、
「全てを知った上で、どう考えるか」
で、それを知ることはすごくつらいんだけど、
知ってよかった
という救いがあったと思います。
ストーリーは「環境か、開発か」の問題を背景に、美しい海を舞台とした、
湯川先生の夏休み
みたいなリラックスした雰囲気があって、旅館の子供が湯川博士の実験で海の中を覗くシーンなんて、ジュブナイルファンタジーのような趣があって、とても素敵です。
内容は重い悲劇なんですが、
見てよかった、
という映画でした。