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2つのヤジについて: +追伸

6月25日、追伸を追加しました。

 東京都議会で女性議員に対するセクハラ野次を飛ばした犯人が判明しましたね。


 鈴木章浩 51歳 自民党 3期目


 だそうです。

 謝罪はしましたが、議員辞職はしないそうです。




 さっさと辞めろ、馬鹿野郎!




 後の為に記録しておくと、

 2014年6月14日の都議会において、

 みんなの党の女性議員塩村文夏氏が女性の出産、子育てに関する環境についての一般質問中に、

「早く結婚しろ」

「産めないのか」

 と(明らかに)セクハラと捉えられるやじを飛ばした事件。


 鈴木章浩議員は当初記者の質問に

「わたしではない」

 と自分の飛ばしたヤジではないと否定して、まるで他人事のようにとぼけていたが、けっきょく逃げ切れないと観念してか、一転認め、塩村議員に謝罪し、自民党会派からは離脱するものの、議員辞職はせず、

「塩村議員を誹謗するためではなく、結婚してほしいという気持ちの中で言葉を発した」

 と白々しい言い訳をしている。

 尚、

「産めないのか」

 発言は自分ではないとし、犯人は他にも(自民党議員の中に?)いる模様。



 さっさと辞めろ馬鹿野郎!



 と思います。


 たった一度のヤジで議員の仕事全てを否定しないでも、


 と擁護する意見もあるかもしれない。



 時同じくして、

 こちらも自民党の石原伸晃環境大臣が、

 原発事故の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の建設計画を巡り、記者のぶら下がり会見で、

「最後は金目でしょ」

 と発言した問題。


 これも、けしからん! と怒られて、お詫び行脚でたいへんなようですが、

 わたしも、あーあ、馬鹿だなあ、と思いますが、

 こちらはあんまり怒る気になりません。

 基本的に大臣は仕事をしてくれればいい、具体的な仕事で評価されるべきだ、もっとちゃんと仕事しろ!

 と思うのと、

 この「最後は金目」は本当に本音がぽろっと出ちゃったもので、

 考えてほしいんですが、

 じゃあ、他にどう「放射能汚染土壌の貯蔵施設」の設置場所で解決が図れると言うのですか?

 金で解決できなくて、じゃあしょうがないから、他の所へ話を持っていって、

「おたくで引き受けてくれませんか?」

 と頼めば、話を持ってこられた自治体が

「なんでうちなんだ!?」

 と烈火の如く激怒するのは目に見えているんじゃないですか?

 石原環境相は確かにまずい発言だったけれど、それはけっきょく真実で、それを

「とんでもない発言だ!」

 とやかましく騒いでいる人間の方が「嘘つきだ」とわたしは思います。



 しかし鈴木議員のセクハラ野次は絶対に許してはなりません。

 以前も全然面白くない話として書きましたが、

 今年もアメリカ国務省の「人身売買を巡る報告書」が発表されましたが、

 これは2001年以来毎年6月に、今年は世界188カ国・地域を対象に、売春や強制労働などの実態について調査、報告しているもので、

 実態を4段階評価し、

 日本は上から2番目の

「最低基準を十分に満たしていないが、改善に努めている」

 に分類されています。

 日本では外国人留学生が強制労働させられている事例、強制的に性サービスに従事させられている事例、日本人男性の東南アジアやロシアへの児童買春ツアーの事例などが報告されてきましたが、

 今年2014年は

「JKお散歩」が新たな性目的の人身売買に当たると報告され、この部分だけ、ニュースでも取り上げられていました。

 わたしも知らなかったので説明しますと、「JKお散歩」と言うのは女子高生とお散歩できるサービスなんだそうです。

 なんだかこれはやる方も問題あるように思いますが。


「え? それの何が悪いの?」

 と思う人も多いかも知れませんし、わたしも「アメリカに偉そうに言われたくねーよ」という気持ちもありますが、


 こと、社会における女性の性的環境、における日本の意識はあまりに低すぎると思います。


 都議会議員という偉い人たちがああいうヤジを飛ばして笑っているという状態が、いかに日本人の人権意識が低いかを如実に現しています。


 外国に言われたくはないけれど、自分たちで普通と思っていることが、外国から見ると「明らかに異常」であるというのはやはり問題です。


 そもそも日本人は人権というものに対する意識、認識が低い。

 しょせん自分たちで勝ち取ったものではなく、外国から教えてもらって、外国から与えてもらったものだから、自分たちのこととしてきちんと考えようという姿勢が欠けている。


 人権


 というものは全世界共通のものであるべきだとわたしは思います。

 それは、

 世界には様々な価値観があり、その価値観の中で様々な人権侵害が「当たり前のこと」として行われている事例が多々あります。

「様々な価値観」でやっかいなのは、歴史的な慣例であったり、文化的な思想であったりしますが、最も厄介なのが

「宗教的価値観」です。

 これがいかに厄介で、どれだけの人権的な迫害、悲劇を生んできたか、そして今現在も生まれているか、普通に新聞を読んだりニュースを見ていれば分かるでしょう?

 どのような固有の価値観よりも、


 人権こそが人類共通の最も基本的な、尊重されるべき価値観である。


 ということを、全世界がきちんと認識し、確認し、宣言しなければ、永遠に「それぞれの価値観に基づく」争い、迫害が消えることはないだろう。


 大げさなこと言ってるなあと呆れるかもしれないけれど、これは今問題になっている集団的自衛権や、秘密保護法なんかともリンクしてくる、最も基本的な事柄だと思います。


 確かにちょっと大き過ぎる話に持っていってしまった嫌いがありますが、

 日本人には人権意識が低すぎる、ということと、

 外国から見て異常なほど、日本の社会は男的価値観に毒されている、ということです。

 そしてそれに対してあまりに無自覚、無批判、無神経になっているというのが一番の問題点だと思います。




追伸:

6月25日

 都議会はこの日、自民党会派は他からの「野次を飛ばした議員の特定をすべし」という議決案を拒否し、「都議会の信頼回復と再発防止に努める」というまったく他人事の決議案を採択して、本日定例議会最終日、やり逃げを決め込みました。

 この野次問題で、ある自民党の重鎮議員は、「わたしは関係ないのに、事務所の電話が鳴りっぱなしで、対応するスタッフがかわいそうだ」と、「自分は全く関係ない」「迷惑だ」という態度を取っていました。

 迷惑だ、と思うのなら何故、この「都民の信頼を損ねる重大な」野次を飛ばした議員をはっきりさせ、本人にしっかり謝罪させ、「都議会の信頼回復」を図ろうとしないのか? 他からの提案を拒否し、犯人を特定しないまま逃げるというのは、身内をかばっているか、もしくは本人(党内の偉い議員?)がごまかして逃げを決め込んでいるとしか受け取れない。

 ある映画で、

「大人が子供たちに嘘をついて逃げればいいと教えてしまったのだ」

 と批判するシーンがあります。

 今回、自民党会派は(おそらくは間違いなく)自分たちがしたことを、ごまかして、謝らないで、逃げて、これで解決、ということをはっきりと見せつけました。

 都議会議員というのは

 偉い人たち

 人のお手本になるべき人たち

 ではないのですか?

 この事件は海外でも批判的に報道されています。

 自民党会派の議員は事の重大さがまるで分かっていない。

 自分たちの仕出かしたことが何故そこまで大げさなことになるのか、まるで理解しようとしていない。


 東京都民の皆さん。次の都議会議員選挙の際には、今日自民党会派の議員たちが何をしたか、是非思い出してください。

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