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ダークシャドウ

 2012年 ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演。


 テレビで見ました。


 ホラーコメディー……なのかな?



 ジョニー・デップ演じるバーナバス・コリンズは200年の眠りから現代に甦ったヴァンパイア。

 地元の盟主であった彼はすっかり没落した一族を復興させようと活動を始めるが、

 没落した一族に代わって港町を牛耳っているのが、200年前呪いによって彼をヴァンパイアに変えてしまった魔女。

 何故魔女が彼に呪いをかけたかと言えば、それは彼が遊びで手を出しちゃったセクシーなメイドがその魔女で、彼女をふって、他の清純なお嬢さんに愛を誓ったものだから、すっかり怒らせてしまったのだった。


 この魔女を演じているのがエヴァ・グリーン。

 わたしは彼女が新生007シリーズ第1弾「カジノ・ロワイヤル」で演じたヴェスパー・リンドにすっかり恋してしまって、大好きです。

 ヴェスパーは超キャリアで100パーセント高嶺の花でしたが、

 今回演じるアンジェリークは、魔女で、ヤンデレです。

 好きになってもらえたら、なんでも言うことを聞いてくれそうで、男の甘ったれた願望を思いっきり刺激してくれます。


「最高じゃないか!」


 と、もう思いっきり理想の女性です。

 だってねえ、ずーっと、バーナバスのことを好きで、甦った彼に愛を迫って、受け入れてもらえない嫉妬でいつまでもいつまでもしつっこくコリンズ家をいたぶってるんですよ? かわいいじゃないですか?


 美人だし。

  無敵の魔女だし。

   セクシーだし。

    情熱的に愛してくれるし。


 こら、ジョニー・デップ。

  いったいどこが気に入らないって言うんだ?


 てな感じで、わたしは断然アンジェリークの味方です。

 いいなあ、こんな美女にストーカーされたいなあ。



 そんなわけで、この映画、けっこう好きです。

 途中まではなかなか面白かったです。


 200年のジェネレーションギャップがあって、甦ったのが1972年、「ラブ&ピース」の時代で、70年代ギャグはなかなか笑えるものもありました。

 でも、


 コメディーかと思うと、けっこうホラーなところもあって、ヴァンパイアのバーナバスが血を求めてけっこうばんばん人を殺しちゃう。・・これが笑いにつながると面白いんですが、残念ながらあんまり面白くないんだなあ。

 清水崇監督の「呪怨」の例に見るように、ホラーって、


 恐怖と笑いは紙一重、もしくは、恐怖と笑いは表裏一体、


 というところがあると思うので、上手にやると「怖くて笑える」が成立すると思うんだけど。



 ヴァンパイアになって甦っちゃった主人公と、

 200年生きている魔女と、

 呪いで死んじゃった清純派お嬢さんの幽霊+彼女に生き写しで、生まれ変わりなのかな?という家庭教師のお嬢さんと。


 この三者のラブコメとして展開すると面白いんじゃないかなあと思って、なかなかいい雰囲気になって、このまま行っちゃえ!と思うんだけど、なんか変な方向に行っちゃって台無し。


 セリフで「家族愛」が強調されて、

 家族にまつわるエピソードが多いんですが………

 ティム・バートンもしくはジョニー・デップには家族に対する報われない願望と、裏切られた不信感が強くあるのかなあ……と、これまでコンビで作って来た映画にも今回の映画にも強く感じるエピソードがあるのですが、

 これも、

「ふうーん、そうなんだね。で? だから何?」

 って感じで、傷ついた、寂しい気持ちというのは感じるんだけど、いかにも制作者の個人的な思いみたいで、ストーリー的には邪魔かなあと感じてしまう。


 原作は1966年から5年間続いたテレビのソープオペラ(石けん会社がスポンサーになっていた、いわゆる昼ドラ)だそうで、コメディーではなくて?、狼男、ゾンビ、人造人間、魔女、魔術師、タイムトラベル、パラレルワールド、と、バラエティーに富んだ怪奇物だったみたいです(?)

 カルト的な人気があって、過去にも2度映画になって、テレビでもリメークシリーズが作られているみたいですね。

 今回の映画はティム・バートン&ジョニー・デップもプロデューサーに加わっていて、二人ともファンだったのかなあと(分からないですけど)想像します。


 それで色々ごちゃごちゃ詰め込みすぎたのか?

 はたまた、

「たっのしーなー」

 と、自分たちが楽しんじゃったのか、

 はなはだ一本の映画としては出来が悪い。

 脚本家に映画としてまとめる力がなかったのか、それとも最初からお遊び映画でやる気がなかったのか?

 誰が書いたんだ?と思ったら、ティム・バートンが製作した「リンカーン/秘密の書」の原作者で、この人、「高慢と偏見とゾンビ」も書いてるんだわ。これ、書店で見て呆れた覚えがあるなあ。


 マジなんだかギャグなんだか、

 ホラーなんだかコメディーなんだか、


 けっきょくわたしにはノリの合わない映画になっちゃってました。

 ティム・バートン映画らしいと言えば、らしいのかなあ?


 題材はかなり好みで、女優も大好きで、

 上手に作れば面白くなりそうな要素がいっぱい感じられるだけに、

 もったいないなあという感想の映画でした。


 誰か日本のマンガ家とかラノベ作家で、


 ヴァンパイアと魔女と幽霊のトライアングルラブコメ


 って、書きません?


 そういえば「ときめきトゥナイト」って少女マンガがあったなあ。

 あれって、こんな感じじゃなかった??(←違ってたらごめんなさい)

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