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唯一無二の声

 昨日の深夜、例によって「ケータイ大喜利」を見てました。

 最初のお題は「出席者みんながゾッ。ホラーマニアの結婚式って?」というなんとも好みのお題で楽しませていただきましたが、わたしのツボは「『祝』が『呪』」でした。ホラーマニアの結婚式と言えばこの間ニュースで「ゾンビマニアの結婚式」というのを本当にやってました。出席者全員、もちろん新郎新婦も、みんな気合いの入ったゾンビメイク。


 最後のお題が生出演の声のお題で、


「『北斗の拳』のラオウ、そんなに力んで言わないでも。なんと言った?」


 というもので、これを聞いてわたしは「えっ??」と思ったわけです。

「ラオウって、誰の声??」

 もちろん「ラオウ」を知らないわけではありません。

 みなさんご存じと思いますが声優の内海賢二さんが6月13日にお亡くなりになりました。

 訃報記事で初めて知ったんですが、奥様が野村道子さんだったんですね。声優のプライベートなんて興味ないからなあ。でも則巻千兵衛さんとワカメちゃんが夫婦というのは微笑ましくてなんとなく嬉しいですね。野村道子さんはドラえもんのしずかちゃんも持ち役でしたが、原作者藤子・F・不二雄さんとのいいエピソードがあって、アニメで初めてしずかちゃんがしゃべっているのを聞いた藤子・F・不二雄さんが「ああ、しずかちゃんはこういう声をしていたんですねえ」と言ってくれたのがすごく嬉しかったとご本人が紹介していたことがありました。


 で、内海賢二さんです。


「ラオウって言ったら、あの声だろう」

 と、誰でも思うことでしょう。

「Dr.スランプ」の則巻千兵衛もあの声です。

 最近だと「鋼の錬金術師」のアレックス・ルイ・アームストロング少佐が当たり役かな。

 わたし的には「剣風伝奇ベルセルク」のゾッドもそうでした。

 けっこう耳に残ってるのが「キャッツ・アイ」の課長さん。あの声で毎度「内海ーーっ!!」と主人公?(そういえば同じ苗字でしたね)を怒鳴ってました。(ついでに言うと主人公の同僚刑事浅谷光子役を前番組「スペース・コブラ」のレディ役から引き続き榊原良子さま(ナウシカのクシャナ殿下)が演じてましたね。ラブ。)

 あの声を意識するようになったのは「ガンバの冒険」のヨイショからだったかな? 白イタチ・ノロイと戦うネズミたちの旅を描いた名作アニメ。ヨイショは7匹のネズミたちのリーダー格。体が大きく力持ち。喧嘩っ早くて一見乱暴そうだけれど実は仲間思いの優しい男・・・というキャラクターはアームストロング少佐とも共通してるかな?



 ラオウはテレビシリーズを内海賢二さん、新映画シリーズを俳優の宇梶剛士さん、そして3D版を演じた第3の男が………玄田哲章さん。ふうーん、そんなんあったんだー、と言うわけで、今回「ケータイ大喜利」に登場したのは玄田哲章さんでした。

 う〜〜〜ん、やっぱりイマイチ。ラオウよりもシュワルツェネッガーにしか聞こえん。お題がラオウじゃなくシュワちゃんだったら笑えたかもしれないけど……シュワルツェネッガーだと普通にしょうもないギャグ言ってそうだからどうだろう? だいたいアニメでも(クレヨンしんちゃんなんかで)さんざんパロディキャラでギャグやってるからなあ、ラオウでギャグやられても全然イメージが合わないよなあ。


 やっぱりラオウはあの声だよな。


 というのを図らずもこのタイミングで再確認したのでした。

 山田康雄さん、富山敬さん、野沢那智さん、滝口順平さん、青野武さん、納谷悟朗さん………

 唯一無二の聞けば誰でも「ああ、あの声」とうなずく声の持ち主がどんどん亡くなっていきますね。

 ううむ、残念。

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