表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/100

アンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」

 テレビで見ました。

 一言で言うとハードボイルド。

 アンジェリーナ・ジョリーはよくこの役をやったなと思うし、

 スタッフはよくアンジェリーナ・ジョリーにこれをやらせたなと思う。

 劇場公開時には「『ボーン・アイデンティティー』の女の子版かなあ」と思って観に行かなかったのですが、スタッフ及びアンジーはそういう舐めた観客の態度は百も承知で

「よおーし、やったろうじゃない!」

 と気合い十二分でこの映画に向かったのではないだろうか?

 アクションも、本人がどこまでやっているのか、またはCGで誤魔化しているのか分からないけれど、かなり危険なスタントをこなしているのではないかと思う。

 それ以上に、このソルトというキャラクターを、よく演じたと思う。

 途中までは、まあこんなものかな、と思ったけれど、その予想の先を行ってしまった。

 特にこの終盤の展開を「荒唐無稽」と白けて見る人もいるだろうけれど、現実の大事件というのは「まさかそんな馬鹿なことを」と思うことを実行する常識外の人間がいるから起こるのだろうと思う。

 これが荒唐無稽な絵空事ならそれに越したことはないじゃないか。

 しかし、それを漫画的な気持ちで楽しむには、アンジーのソルトというキャラクターはあまりにハードでヘビーすぎるじゃないか?

 ボーン・シリーズの影響は如実に感じられるけれど、それをやりきったことに、特にアンジーには拍手を送っていいと思う。こういう役をやりたがる女優は多いだろうけれど、きっと途中で泣き出してしまうのではないかと思う。キャラクターを真剣に演じればなおのことそうだろう。アンジーも泣いたかも知れない。

 どこまでもハードボイルドで、初期の「ゴルゴ13」みたい。

 男なら泣け! 女も泣け! アンジーに代わって。

 最後まで凛と前を向いたアンジーがとにかくかっこいい。


 予想の上を行って面白い映画でした。

 負けました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ