02 僕と飼い主
「もーレオは世界一かっこいい大好き!レオと結婚する!」
「僕も大好き結婚したい!」
僕は飼い主に抱き上げられ
キスされた
これは誓いのキスだよね?
この世界一優しくて可愛い女の子は小春ちゃん
小春ちゃんは僕を抱いたままベッドに横たわる
僕はそのまま腕の中から小春ちゃんを見つめる
言葉は伝えられないから
せめてこの気持ちだけは伝えたくてゆっくり瞬きをする
僕の気持ち伝わったかな?
「レオも私の事大好きなの?私も大好きだよ」
そう言って小春ちゃんは僕の頭を優しく撫でてくれた
ずっと一緒に居たいな
小春ちゃんを僕の匂いでいっぱいにするために
色んなところに頭を擦り付けとく
雨の中怪我をしていた僕を
小春ちゃんが拾ってくれた。僕の命の恩人。
小春ちゃんのいない世界なんて考えられないほど
僕は彼女が大好きだった。
小春ちゃんは僕の大好きなブラシを手にとって
頭からゆっくり撫でてくれる。
気持ち良すぎて思わずゴロゴロと鳴らしてしまう
もうちょっと強くブラシをかけてくれてもいいよ
僕は持っているブラシに頭を擦り付ける
「レオ、大好きだよ。ずっと一緒にいようね」
「もちろん!」
これからも小春ちゃんとずーっと一緒に居るよ
小春ちゃんの顔をぺろっと舐めてあげた