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第79話
小さな星が落っこちる夢を見た。
目を開けるとそらのおでこが目の前にあった。寝ているときに、頭と頭がぶつかったようだった。(僕のおでこは赤くなっていた)
そらはまだ眠っている。
そらはメンテナンス日以外の日も、よく眠る女の子だった。
そらはとても楽しそうな顔をしている。
きっと楽しい夢を見ているのだろう。
僕はロボットのそらが見る夢のことがとても気になった。(内容はなんとなく想像できるのであまり気にならなかった)
夢。
夢か。
ロボットの見る夢。
人間の見る夢。
そこにはなにか違いがあるのだろうか?
少しの間、僕はそらの寝顔をまじかで見ながら考えた。
そして出した答えはたぶんなにも変わらないだった。
その答えに満足した僕はいつのまにか、また深い眠りの中に落ちていった。
(目を覚ますと今度は逆にいつのまにか起きていたそらが僕の寝顔を楽しそうな顔でじっと見ていた)




