1000回目 2021/12/8
祝1000回! 特別なことは何一つとしてしません!!
だって面倒くさいから!!!!
一回目
お題『もしかして階段』
必須要素(無茶ぶり)『高校』
文字数『1083文字』 未完
タイトル『七不思議あるある』
「知ってるか? うちの学校、古き良き七不思議があるんだってよ」
「マジで? 小学生でもあるまいし七不思議なんて存在してんのかよ?」
「あー、ホラー系の創作だと何故かあるよな。学校が舞台のものは特に。誰がどうやって作ってんだろな、ああいうの?」
「さぁ? ガキの想像力の賜物じゃね?」
自分達も半端なガキなのを棚に上げて、くだらない話で盛り上がる放課後。
ちょうど季節は夏の入り口に立ったところで、少し前から夏服に変わっている。
納涼を求めて、というには話題が子供騙しすぎるけど、季節にはちょうどあった話題な気がする。
「つっても、七不思議なんて定番のやつしかないんじゃねぇの? トイレの花子さんとか、動く人体模型とか」
「合わせ鏡とか、勝手に鳴るピアノとか」
「二宮金次郎像なんてのもあるらしいぞ。うちにはそんなのいないけど」
男三人でダラダラと話しているうちに、一人がスマホを取り出して検索し出した。
「他にはどんなバリエーションがあるんだ?」
「あー、夜中に忍び込んで数えると一段増える階段があるらしい。屋上に続くのが鉄板だってさ。不法侵入だろ、それ?」
「小学生由来の怪談に、リアルな法律持ち込むのが野暮ってもんだろ。ってか、階段ってスタンダードなんだな」
「え? もしかして、あるのか? 階段の七不思議」
「そのまさかだよ。うちのは、さっき聞いた話とちょっと違うけどな」
七不思議とやらをどこかで聞いてきたやつが言うには、夕方の四時四十四分にある階段を上ると、現時点における地獄の裁判の結果が見えるらしい。
「……なんか、独特だな」
「地獄の裁判結果って、なに?」
「天国行きか地獄行きかわかる、ってことだろ。見えるってことは、天国か地獄がチラ見できるってことか? うわ、意外と気になるな」
「でも、なんで四時四十四分? ゾロ目好きなの?」
「四が死を連想して縁起が悪い、ってのはよくある話らしい。本来は午前の方がいいらしいけど、午後でも条件は満たすからいいんじゃね? それに、夕方は逢魔が刻とかっつって、幽霊的なものと現世が繋がりやすい? とか書いてる」
「へー、豆知識すごー」
「変にまとまってるサイトに当たったっぽい。いろいろ載ってるぞここ」
それからはスマホを中心にバカな話を続け、気がつけば一時間ほど話をしていた。
「結構時間経ったなー。帰るか」
「だな。そういえば、七不思議って七つだよな普通? 七つ目ってどうなってんの?」
「え? 最初にだべってた時、ななついってなかったっけ//(時間切れ)
二回目
お題『俺とあいつ』
必須要素(無茶ぶり)『佐々木』
文字数『1142文字』 未完
タイトル『佐々木さんと四ノ木くん』
「またお前と同じクラスかよ、佐々木!」
「……四ノ木、いたんだ」
あーっ! もう! なんで高校入ってもコイツは!!
「えー、なになに? 二人って同中だったりすんの?」
「同中っていうか、小学校一年から同じクラスの連続記録更新中?」
「え?! マジで?! 幼馴染レベルたっか!!」
「ちげーし! ただの腐れ縁だったの!!」
「……レベル?」
案の定、早速揶揄われた……高校に進学したらクラスも増えるし、別のクラスになると思ったのに!!
しかも絡んできたのは小中でも見なかったやつだから……またこういうのの相手しなきゃなんねぇのかよ面倒くせぇ!!
「でも……四ノ木くんだっけ?」
「……なんだよ?」
「いやごめん、先に謝っとくわ。中学生じゃないよね?」
「チビで悪かったな!! ついでに童顔も遺伝だよ!!」
佐々木のインパクトで忘れがちだが、この洗礼も毎年嫌になる!
小学校低学年までは背が高い方だったのに、それから全然伸びなくて、たまに先生から虐待の疑惑かけられたのも黒歴史だ。
あんまり身長が伸びないからって、まともな飯を食わせてもらえてないと勘違いされ、三回くらい児童相談所から連絡きたし……素でチビなんだよクソ!!
加えて、姉に間違えられるほど童顔な母親の遺伝子のせいで、高校生になっても小学校高学年に間違われる始末……コンプレックスだよ、そうだよ!!
それなのに、佐々木のやつは女子の中でも背が高くてモデル体型だから、同じクラスでセット扱いされると余計にチビをバカにされるし!!
「わー! うわー! 四ノ木くんかわいー! 合法ショタって実在したんだー!」
「やめろ! 頭触んな! こういう扱い一番腹立つんだよ!!」
「やめなよ」
名前もまだ覚えてないギャルっぽい女子の絡みは、横から入ってきた佐々木によって中断された。
「四ノ木の頭をなでなでしていいのは私だけ」
「お前に許した覚えもねーよ!!」
「……よしよし」
「さ・わ・ん・なー!!」
わざわざ膝を折って目線を合わせてくるところに悪意が見える。不本意ながら撫でられなれてしまったため、佐々木の手を払う力加減もついてしまった。
しかし、こういう時の佐々木はしつこい。何度手を払い除けても、佐々木が満足するまでこの攻防をやめないんだ。おかげで途中から俺がしんどくなって、手を払いのける体力がなくなりなすがままとなる。
「お、まえ……いいかげん、やめろ……」
「やだ。四ノ木の頭は私のもの」
「おれのもんに、きまってんだろ……」
疲れる。コイツ本当に疲れる!
「で? 今日から同じクラスのアンタらは何してるわけ?」
「えー、とうといじ//(時間切れ)
この根気を普通の小説でも出せればよかったんですけどね! そう上手いこと行きませんね、人生は!!




