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995回目 2021/12/3

 再読しても世界観が不思議で、どう話を展開するのかわからなくなります。


 一回目

 お題『誰かは部屋』

 必須要素(無茶ぶり)『谷崎潤一郎』

 文字数『1135文字』 未完


 タイトル『誰かの部屋の『何か』たち』


(……え?)


 気づけば、俺は天井を眺めていた。


 目覚めるまでの記憶がない。人間だったはずなのに、自分のことが思い出せない。


 身動きも取れない。なんか、箱の中にぎゅうぎゅう詰めにされている感じがする。


 意味がわからない。どういうことだ? 二時間で終わる映画でももっと説明あるだろ?


『何だこれ!?』


『どうなってるの?!』


『おーい! ここから出してくれ!!』


 すると、頭……頭? の中に別の声が響いた。どうやら、俺と同じ状況の人が他にもいたらしい。


 目? は、動かせないか。視点もずっと固定されていて、俺からは天井しか見えない。


 電灯は今は消えていて、特別華美でも古くもない。どこかの一室って感じ。


 監禁場所とかじゃなさそうだけど、ともかく自分の状況を知りたい。


 まずは、頭に響いてくる声と話してみよう。


『あの! 皆さんはどうやってここに?』


『あぁ? お前誰だよ?』


『知らない! 私は何も知らない! 家に返して!!』


『あー、さすがにこの状況で話し合いは無理じゃない? みんな混乱してるし、もうちょっと待った方が良かったと思うよ?』


 いろんな声がほぼ同時に聞こえてきたが、一つだけやたら冷静な声があった。


 全員との話し合いは無理でも、この人? となら話が通じそうだ。


『あの、でしたらあなただけでもいいです。わかる範囲で状況を教えてくれませんか? 俺、ずっと天井しか見えなくて周りのこともわからないんです』


『え? よくそんなので混乱しないね? 視野狭すぎでしょ……じゃあ先に質問いい? 天井以外には何か見える?』


『この部屋の電灯が見えます。視界の範囲だと、中心より少し右側に。他は何も』


『あー、了解。君は『谷崎潤一郎』だね』


『え? 俺、自分の名前も覚えてないんですけど……?』


『あぁ、違う違う。ごめん、紛らわしかった。君は『谷崎潤一郎の本』だよ。僕が見える限りではね』


 ……は?


 本? たしか、文豪の中にそんな名前の人がいたような気はするけど、本??


『えっと……それは、何かしらの比喩とかではなく?』


『本だね。タイトルは『春琴抄』。この部屋の主人は読書家なのかな? その割に、本は床に放置なんだから雑だよね』


 どうやら、冗談というわけじゃないらしい。


 俺はどうしてか、本になっているようだ。いや、マジでなんで?


『で、ではあなたは、本になって転がっている俺が見える位置にいるんですか?』


『あぁ、うん。まあね。というか、君も見えているものだよ』


『……電灯さん?!』


『そそ。この場所にいたのはラッキーだったよ。部屋が一望できるからね』


 なんと、//(時間切れ)




 二回目

 お題『犬の女祭り!』

 必須要素(無茶ぶり)『パチンコ玉』

 文字数『1148文字』 未完


 タイトル『大変なお仕事』


「CRワンワン王国! 本日初入荷でーす!」


 うわー、大変そー。


 仕事帰り、いつも横を通るだけのパチンコ屋で、なんかイベントやっていた。


 横目で見て、思わず立ち止まる。際どい衣装を着た犬耳カチューシャのコンパニオンが、全力で通行人に愛想を振りまいている。


 いいのか、ああいう営業? 風営法とかに引っかかったりしない?


 まぁ、配ってるのはチラシだけだし、強引な勧誘もないからギリセーフなのかな? 知らんけど。


「パチンコか……やったことないな」


 変に耳がいいから、騒がしい場所が子どもの頃から苦手だったんだよな。ゲーセンも一回行ってから二度と行かなくなったし。


 そう考えたら、あの子達も大変だな。普通、パチンコの営業って店内でやるもんだろ? 外で客引きみたいなことさせられて、さぞ苦労してそうだ。


「おねーさんたち、かわいいねー? 何? そんな格好でお尻揺らして、誘ってんの?」


「えっ?! い、いえ、これは、その……」


 あー、変な客に捕まってら。大丈夫か? 見た目、大学生のバイトにしか見えないけど?


「ちょっと、困ります! そういうのセクハラですよ!」


「はぁ? そんな半裸同然の格好で路上にいる方がマズイだろ? 仕事にかこつけて露出趣味も満足させてんじゃねぇのか?」


「なっ……?!」


 あー、フォロー入った子も顔真っ赤になっちゃった。最初に詰められた子なんか、もう泣きそうになってるし。


 にしても、あのおっさん確実に酒入ってるな。顔はシラフっぽいけど、言動が酔っ払いのそれだ。シラフだったら余計怖い。


 こういうとき、同じパチンコ屋の店員が助けに入ってもいいようなもんだけど……なんか無理っぽいか?


 ちらっと店内見たら、なんか盛り上がってるし。パチンコ玉を運ぶ店員が忙しそうだ。もしかしたら、外のトラブル気づいてない?


 ちなみに他の通行人は……あぁ、触らぬ神に祟りなし、って感じだな。明らかに絡んでるヤバそうなおっさんを避けてる。


 ……ヤバくなったら警察呼ぼう。


「そんなに性欲溜まってんなら、俺が発散させてやろうか? ほら、ホテルに行くぞ」


「ちょ!? やめて!! 離して!!」


 はい、アウトー!


「あー、もしもし? 女性が襲われそうになってるんですけど! 場所はパチンコ屋の前で……」


「あぁ?! てめぇ、何やってんだ!?」


「ふべっ?!」


「きゃああっ!!」


 迷わず110番できた自分を褒めつつ、状況を説明しようとした矢先に男に気づかれた。


 しかも、言い訳する暇も与えられずぶん殴られる。こいつ、理性とかどうなってんだ?! っつかどんだけ飲んだ?! 飲まれるほど飲むなよ!!


『もしもし? どう//(時間切れ)


 うーん、通報するまでの展開がチープだったかなと反省。もう少しやりようがあったように思えます。


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