973回目 2021/11/11
英語の駄洒落はもちろんググって調べました。『15分』以内で調べてコピペ、案外できるものです。
一回目
お題『素朴な駄洒落』
必須要素(無茶ぶり)『《英語のクミ》』
文字数『810文字』 未完
タイトル『家庭教師の英語入門』
「ネイティブイングリッシュに必要なものは何か、わかりますか?」
「知識量と聞き取り、それに発話の慣れですか?」
「駄洒落です!」
「先生、質問と答えが噛み合っていません」
この日、家庭教師の中でも英語を教えてくれるクミさんが、意味不明なことを言い出した。
駄洒落って、父親と同世代の中年が好むつまらない言葉遊びだろう?
そんなもの、この世に必要とする場面なんて一つもないだろうに。
「いいえ、坊っちゃん。駄洒落を甘く見てはいけません。たとえつまらないといえど洒落は洒落。場の空気を和ませる、あるいは緊張をほぐす効果はあるのですよ」
「はぁ……それは理解できますが」
「それに、英語圏の方は意外と駄洒落……ジョークが好きな方が多いですよ。会話のとっかかりや、親しくなるきっかけにはちょうどいいのです」
なるほど、一理ある。
そうして話す機会を作る起爆剤として、いくつかの駄洒落を覚えておけば、自然と相手の英語を聞く機会や、こちらが英語で話す機会を得られる、ということか。
クミさんは普段からおっとりしていて、たまに考えなしなだけじゃないか? と疑っていたけど、さすがに大人なんだからそこまで馬鹿じゃなかったか。
「では、とても有名な駄洒落を用いたやりとりをお教えしましょう。
“What do you call the flower on your face?”
“Tulips! ”
はい、意味は分かりますか?」
「……『顔の中にある花は何?』の答えが、『チューリップ』?」
正直、意味がわからない。どこがどう駄洒落になっているのかもわからない。
むしろなぞなぞの領域なんじゃないかとさえ思える。まさか、暗号ってわけじゃないだろうし。
「はい、そうです。この場合の『Tulips』は『Two lips』とかけているんですね。発音が近いのもそうですが、意味的にも//(時間切れ)
二回目
お題『高いカラス』
必須要素(無茶ぶり)『眼球』
文字数『1002文字』 未完
タイトル『郵送されたオーパーツ』
「何が間違ってこんなものが……」
頭を抱えて机に突っ伏した俺を、一体誰が咎められようか?
このまま現実逃避をして、何も見なかったことにしたい。でもできない。ここには、大問題になる現物が存在してしまっている。
「誰だよ……こんなヤバいのをうちの前に置いてったやつは!!」
どこの誰ともしれない人間に罵声を浴びせ、おそるおそる顔を上げる。
視線の先には、とても美しい水晶製のカラスの彫像が鎮座していた。
名前はそのまま『クリスタル・クロウ』。この前テレビで見たことによると、十世紀以前に製造されたとされる精巧な美術品であり、オーパーツの疑いもある骨董品だった。
当然、俺のような庶民が持っていていい代物じゃない。っていうか、今頃どっかの美術館に貸し出されて展示されているはずのものだ。
それが何故、当然のように『割れ物注意』の札が貼られた郵便物として、俺の家に紛れ込んでいるんだ? 意味がわからん!
「こ、こういう時って、警察に電話するべき、なのか? でも、もし俺が盗んだなんて言いがかりつけられたら、どうすりゃいいんだよ?」
本当なら今すぐにでも手放したい物だが、通報して大ごとにしてしまえば俺の立場が危うくなる。
いや、普通にサラリーマンとして生活してきたし、経歴に傷がつくようなこともしていないが、これそのものがスネに傷をつける爆弾なのは一発でわかる。
それに誰が信じる? 普通に生活してたら、一般郵便でオーパーツが届きました、なんて。
俺が聞き手だったら、絶対嘘だと思う。何か隠していると思うだろうし、犯人の自首だと考えてもおかしくない。
「……落とし物として交番に届けるか? でもなぁ……これも一応、証拠なんだよなぁ」
俺が目を向けたのは、無造作に置かれた段ボールと注文表だ。どこから送られてきたのか、何故かばっちり記載されている。もちろん、身に覚えのない住所だった。
あて先を間違えた可能性が大きいけど、あて名はちゃんと俺の名前なのも厄介だ。
「もし、窃盗団か何かの仕業だったとして、あて名が俺の本名だったら共犯だと疑われてしまう。ってか、なんで俺の名前知ってんだよ?」
まさか、個人情報がネットに流れてる? ブラックウェブとかあるし、ハッキングなんかで流出した顧客情報から特定されても、可能性としてはなくはない。
もしくは、//(時間切れ)
心当たりがないレベル違いの貴重品が家に届いたらどうします? 私は警察一択だと思いますが、届いたブツによりますよね。麻薬系とか所持だけでアウトなんですから。




