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949回目 2021/10/18

 本当に認知症って大変なんですけどね。どんなネタなんでしょうね、これ?


 一回目

 お題『来年の祖父』

 必須要素(無茶ぶり)『コメディ』

 文字数『1114文字』 未完


 タイトル『認知症ってなんだっけ?』


 私のおじいちゃんは認知症……そう、説明されている。


「カナ、どうしたの?」


「あ、いや、その……」


「ふふ、少し他人行儀だね。私たち、家族でしょう?」


 ふわり、と頭を撫でてくれる手は、とても優しくてたおやかで、なんか色気がある。


「そ、だよ、ね……うん、ごめん」


「……ごめんね。私が、そうさせてるのはわかってるんたけど、どうしようもないんだ」


 悲しそうに、寂しそうに笑う姿は、嘘や演技じゃとてもできないものだ。


 わかってる……わかってるけど、やっぱり受け入れるのは難しい。


「ううん……私が悪いんだよ、おじいちゃん」


 だって……こんな美人ムーブするおじいちゃんとか、どうやって受け止めればいいの!?


 毎日化粧が上手くなるし、声音もなんか女の人っぽいし、あとなんか色気あるし!


 よくわからないけど、大女優さんと話してるみたいでめちゃくちゃ緊張するし!!


「そんなこと言わないで。おじいちゃんがおかしくなったのが、カナたちみんなを困らせてるのは、知ってるから」


 やめて! 片目から一筋だけ涙を流さないで!


 慰めたくなる! あとついでに新しい扉が開きそうになる!


「おじいちゃん、認知症になっちゃって、ごめんね?」


「やっぱり違うよ! おじいちゃんのそれ、認知症じゃないよ絶対! 別の病気だよ!! 私の知ってる認知症じゃないもの!!」


 ダメだ、また耐えきれなくなって言ってしまった。


 医者も家族も、なぜか本人も認知症だと言い張るけど、これもうおじいちゃんとは別人なんだって!


 元々のおじいちゃんは、なんか攻撃的で乱暴で怖かった。なるべく近づかないようにしてたし、お父さんもお母さんもなるべく関わろうとしなかったくらい。


 でも、二年前かな、認知症になって家で介護するようになってから、おじいちゃんの異様な変化に振り回されるようになった。


 一年目は、二枚目役者っぽくなっていた。足腰もしっかりしてるし、徘徊とか記憶が飛ぶとかそんなのはなくて、ただただ役者がうちにいて生活してるみたいな感じ。


 この頃からかな、おじいちゃんからおじいちゃんの臭いがしなくなったのは。なんか、整髪料か香水みたいないい匂いがして、ドキッとさせられることが増えた。


 それから一年経ってようやく慣れてきたところで、二年目がこの女優さんだ。意味がわからない。


 最初の一年で枯れ専に目覚めかけた私が、今度は同性愛の扉を開きかけている現実に恐ろしくなる。


 だってこの二年、おじいちゃんは格好良すぎた。意味合いは違うけど、なんかもう色々格好良かったのだ。


「おじいちゃん」


「ど//(時間切れ)




 二回目

 お題『きちんとした紳士』

 必須要素(無茶ぶり)『塩』

 文字数『987文字』 未完


 タイトル『キャラを描く』


「紳士ってさ……具体的にどんな人のことを言うんだ?」


「え? 差別主義者?」


「イギリス紳士の弱点を聞いてんじゃねぇよ……」


 あそこ、意外と人種差別根強いんだよな。産業革命で一時期世界の覇権を握っていたのも影響があるんだろうけど。


 実際、表立ってではないだろうが、今でもアジア人に対する上下意識はあるみたいだし。


「何? お前紳士になりてぇの? 幼女愛好家なん? え、引くわ。友達付き合い考えてもいい?」


「だから変態紳士も目指してねぇよ。俺、趣味で小説書いてるだろ? そう言うキャラを描きたいって思っても、具体的にどう書くかで悩んでんだよ」


 散々人のこと馬鹿にしてきた友達がいのない男との付き合い方を考えつつ、カバンから塩キャラメルを取り出して口に放り込む。


 ガタイがいいから入学時には運動部の勧誘が凄まじかったが、本来の俺は超絶インドア派だ。汗なんかかきたくねぇし、しんどいの嫌いだし。


 性に合ってるから、って文芸部に入ったら他の部員がビビって部室に来なくなったから、仕方なく幽霊部員やってるけど、作品はちゃんと書きたい。


 ちょうど文化祭も近いし、読まれる機会があるならちゃんと読んでもらわないとな。


「っつか紳士って。もっと書きやすい人物設定あっただろ。なんでまた、俺らの周りとはかけ離れたもんをやりたがるんだ?」


「それが空想創作の醍醐味だろ? 非日常を豊かに書くことで、日常に彩りを添えるのが創作全般の娯楽としての特性だろうが」


「語るねぇ……いかつい顔のせいで部員から避けられてるやつは言うことが違うわ」


「部活必須の高校でガチの幽霊部員エンジョイしてる不良に言われても嬉しくねぇよ」


「そんな俺とお前、マブだから」


「はぁ……俺も俺で人を見る目ねぇなぁ……」


 気は合うんだよな、残念なことに。


 俺は真面目に生活してるから成績もそこそこ上だけど、こいつは授業もサボりがちな不良枠。


 付き合いを考えろと教師からも言われているが、気楽な人間関係は正直得難いんだよなぁ、俺の場合特に。


「紳士ねぇ……普通に優しい人間とかじゃダメなのか? 電車の席を譲るとか、ゴミ拾いのボランティアに参加するとか」


「それじゃあただのいい人だろ? レディファースト的な言動を加えるとらしくはなるだろうけど、下手したられいぎた//(時間切れ)


 私自身も『紳士』のキャラ付けをしろ、といわれたら困るかもしれません。最初に私が出した特徴も、よりによって『差別主義者』でしたからね……。


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