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939回目 2021/10/8

 これこそラノベ! って感じの設定で書いた気がします。詳しい設定は掘り下げられませんけど。


 一回目

 お題『小説家の電撃』

 必須要素(無茶ぶり)『4000字以上』

 文字数『759文字』 未完


 タイトル『異能ロワイヤル』


「ファンタジー要素を盛り込まれていて、かつ戦闘描写のある作品では、よくあるんだよ」


 嫌になるくらい冷静な声と、自分が今しがた放った舌打ちの音が耳を打つ。


 鼻は、少しイカれ気味。髪や肉が焦げた臭いで吐きそうなくらい。


 右手で左手を押さえる。さっきまともに食らったからか、左手が痺れて痙攣している。しばらくは役に立たないだろう。


「文字、あるいは言葉を実在の現象に変換する異能はね」


 改めて、冷めた目つきのメガネ野郎を睨みつける。


 自称小説家のメガネは、指に挟んだ紙切れを手放した。間もなく、端から火が灯って燃え尽きる。


 その瞬間にはもう、メガネは新たな紙を取り出していた。


 目を凝らして、気づく。


 書かれていた文字は、先ほどと同じ『雷撃』。


「漫画やアニメなんかをかじった人間なら、どこかで聞いたことがあるくらいありふれた異能さ。汎用性は高いけど、特別強くもない脇役の力だよ」


 メガネ男が、紙切れの文字をこちらに向ける。


 するとまた、『雷撃』の文字が光って紫電が散った。


「だからほら、さっさと攻略してみせなよ……主人公さん?」


「くそっ!」


 私は地を蹴り、『雷撃』から逃れようと加速する。


 しかし、人間の足じゃ雷速には勝てない。もう半ば諦めている左腕がまた、『雷撃』に巻き込まれて皮膚を焼かれる。


 声は出さない。悲鳴なんか上げてしまえば、緊張感も無くなってしまいそうだから。


 私の異能は『韋駄天』。ただ足が速くなるだけの力。


 メガネが言う主人公ってのは意味がわからないけど、こんな戦いに身を置くなら、もっと使い勝手のいい異能の方が良かった。


 そう、目の前にいる『言霊』なんて能力の方が、よっぽど恵まれていてチート臭いくせに。


「っつ! はぁ、//(時間切れ)




 二回目

 お題『高い闇』

 必須要素(無茶ぶり)『大阪』

 文字数『792文字』 未完


 タイトル『闇の終わりは天高く』


 闇ってのはよく『深い』とかって言うけど、実際は違うんだよな。


 だってそれは、闇に落ちたやつを上から見下ろしているから、『深い』なんて表現になるんだ。


 真実落ちた、あるいは落とされたやつからすれば、闇ってのは『高い』んだ。


 底の底の、地面よりさらに埋まった底までたどり着いた奴らにとって、闇は上に広がっていくものなんだから。


「そろそろ素直になってもええんちゃうか?」


「……ごほっ」


 大阪湾が近い倉庫の一つで、俺はかつて所属していた組の上司に追い詰められている。


 身体中もうボロボロだ。正道を歩けない組織の尋問は、こちらの安全なんて考慮に入れないのだから、心身ともに痛めつけられる。


 こんな時になってようやく、自分が身寄りのない天涯孤独の身だったことをありがたく思ってしまった。


 こんな世界に身を落とすことになったのも、どうしようもない孤独が原因だったくせに。


「うちの金持ち出して逃げたん、お前やろ? もう足ついとんねん。あとはどこかしこに隠したもんを回収するだけやねんけど、仕事は効率的にやらなあかんやろ?」


 俺が隠しそうな場所を一つずつ探して潰すより、隠した張本人を潰して吐かせれば楽、ってことか。


 そりゃそうだ。俺がそっちの立場でもそうするよ。動かす人手も時間も、節約できるに越したことはないからな。


 時は金なり……バカみたいだが、本気で徹底されてたうちの組のスローガンだったもんな。


「で? 捕まえて話聞いて、そろそろ三十分くらい経つか……そろそろ楽になれや? 誰に命令されて、どこに隠した?」


 キレてるわけじゃなさそうだけど、苛立ってはきてるな。


 大阪系だからってのもあるかもだが、うちの組は短期な人が多い。


 スローガンのせいか、元々気が長い人でもせっかちになりがちだからだ。一分一秒でも金集めにつかいたい、//(時間切れ)


 さほど興味もないのにヤクザものに挑戦したのは、その場の勢いでしょうかねぇ。短編なので大したものが書けないという確信もあってのことだと思いますが。


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