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937回目 2021/10/6

 日常の中であっても、踏んじゃいけない地雷ってあると思うんですよ。みなさんもこうならないよう、気をつけましょうねと注意喚起をしておきます。


 一回目

 お題『失敗の彼氏』

 必須要素(無茶ぶり)『首相』

 文字数『918文字』 未完


 タイトル『告白保留で心が折れそう……』


「ダメだ。交際は許さん」


「なんでよ、パパ! 結婚はまだしも、付き合うくらいなら別にいいじゃん!」


 ……帰りたい。


 うちに帰って、ひとまずこの壊れたようにバクバクうるさい心臓を黙らせるために、大量のココアを飲んで一日寝たい。


 なんでだ、どうしてこうなったんだ?


 俺、同級生に告白来ただけだぞ?


 高校に入学してから気になってた子で、かわいいのにあんま男子からも女子からも声かけられてなくて、こっちから話すようになってだんだん好きになって。


 告白だって、放課後の空き教室を借りて二人きりになって、ちゃんと想いを伝えた。


『ありがとう。気持ちはすごく嬉しい』


 この時点で、ダメだったんだなとは思ったんだ。だって、断る前振りにしか聞こえなかったし、実際そう間違っていなかったと思う。


『でも私、男女交際するときはパパに会わせなきゃいけないルールがあって……それでもいい?』


 だって、彼女自身もさっき怒鳴ってたけど、今どき付き合うかどうかまで親が管理するなんて、時代遅れも甚だしいじゃん?


 なんか江戸時代より前の価値観持ち込まれてる気分になってさ、それでも諦めるのは早いと思ってついて行ったさ彼女の家まで。


「今は時期が悪い。お前にも、そこの君にも申し訳なく思うが、任期満了まではなるべく隙を作りたくないんだ」


 そんで、いざ過保護ルール作った親父さんに顔合わせたらさ、そりゃ驚くよね。


 この国の首相が待ってるなんて、普通思わないじゃん?


 テレビで見た人だ、って認識した瞬間にちょっとちびったもん。あ、俺の恋愛終わったって諦めたもん。


「何それ?! 彼がそんなに気に食わないの?!」


「個人的に思うところはない。俺の話を聞いていなかったのか? 『今は』ダメだと言ったはずだ」


 感情的になっちゃった彼女とは違い、首相はずっと冷静に話してる。だから余計に怖い。


 まさか俺、国会審議の証人扱いだったりする? ご家族で与党野党分かれた舌戦やっちゃってる?


 あぁ、ダメだ。現実逃避に必死すぎて自分の考えもわからなくなってきた。


「じゃあ聞くけど、パパの任期ってあとどのくらいのこって//(時間切れ)




 二回目

 お題『小説の中のコウモリ』

 必須要素(無茶ぶり)『3000字以上』

 文字数『994文字』 未完


 タイトル『コウモリのイメージ』


「……コウモリか」


 なんか最近よく見るなー、と思ってふと思い返してみる。まぁ、大体読んでるファンタジー系のラノベの中だけなんだけど。


「ほとんど吸血鬼が変身したりとか、使い魔的な扱いで出てくるよなー」


 本棚に置いてあったラノベを取り出し、パラパラめくってみる。すると、まさにな挿絵が印刷されたページを見つけて、もう読んだ内容を思い返す。


「そういえば、比喩表現としてもよく出てきたような……」


 懐かしいラノベは本棚に戻し、さっきまで読んでいたラノベにまた手を伸ばす。


「さっきまで読んでたのは64ページで、確かその前にそう言う表現が……あった」


 コウモリ……裏切り者とかスパイとか、そういう人に対して使われる暗喩、ってやつだろうか。


「でも、なんでコウモリが裏切り者?」


「あー、それは確か童話が元ネタじゃなかったか?」


 独り言に返事があって内心ビックリしていると、部屋のドアを開けて顔を出していたのは兄貴だった。


「……ちょっと、オトメの部屋をノックも無しに開けるのやめてよね」


「オトメ? オタクの間違いじゃないか?」


「オタクじゃないし! 私あんな気持ち悪い人種じゃないし!」


「そこまで怒らんでも。ってか、お前の中に根付いてるオタクのイメージ、もしかしてかなり古いのか?」


 オタクって、デブで汗っかきで変な服着て変な話し方する気持ち悪い男の人でしょ?!


 私、あんなんじゃないし! ちょっとラノベが好きなだけだし!


「私オタクじゃないもん! 兄貴なんて嫌い!」


「いや、それは流石にオタクと俺に失礼じゃないか? 今度暇があったらオタクで検索かけてみろよ。前よりは一般のイメージもマシなはずだから……多分」


「…………(ぷいっ)」


「おーおー、むくれて無視すんのもいいけどな、母さんが買ってきたケーキはいらないのか?」


「食べる!」


 ずっと黙っておくなんて、本当に兄貴は意地悪だ。


 無駄に大きな体を押しのけるようにして部屋を出ると、後ろから扉が閉まる音が聞こえる。


「そういや、コウモリがどうとかって言ってたが、学校の宿題か?」


「……別に。ラノベ読んでたら、よく出てくるなって思っただけ」


「あー、ファンタジー要素強めの本が多いもんな、お前の本棚。吸血鬼もよく出てくるし」


 兄貴が私の本棚を知ってるのは、ち//(時間切れ)


 webでも紙でも、小説を読んでいて疑問に思ったら気になる、みたいな好奇心は今後も残していきたいですね。知りたい、楽しい、面白いは創作の原動力だと思っています。


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