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932回目 2021/10/1

 中身が完全にコメディ系の会話劇だったので、タイトルをもうちょっと柔らかくした方がよかったと反省しています。


 あと読み直してみて、キャラたちがめっちゃ軽快かつ私好みな会話をしていたので、このときはゾーンに入っていたのだと思います。これを常時展開させたいですね。


 一回目

 お題『苦し紛れの視力』

 必須要素(無茶ぶり)『ボールペン』

 文字数『1050文字』 未完


 タイトル『世界が崩壊した日』


 パキッ!


「あ」


 それが今朝聞いた、私の生命線と(ついでに)私の断末魔でした。


「あー、それで今日メガネしてないんだ」


「不覚でした。まさか起き抜けに私の頭で潰してしまうとは……」


「また枕元で本読んでたの? もっと目ぇ悪くなるからやめた方がいいって言ったのに」


「教科書を読むといい睡眠導入になるんですよ? ホラー映画を見てしまった日も一発です!」


「欲望に忠実なおバカだね」


 拳を握って力説していたはずが、何故か頭を撫でられました。不本意です。


「でも、元から視力だいぶ悪かったよね? 今視界大丈夫なの?」


「ギリギリです。この距離だとゆうちゃんの顔がぼやけて見えます」


「アウト寄りの方かー。結構至近距離なんだけど、輪郭しかわからない感じ?」


「ですです。顔のパーツも滲んでいてわかりません。強いて言えばキュビズムです」


「私顔面崩壊してんの? ウケる」


 あう、バシバシ肩を叩かないで! 顔が見えないから笑ってるのか怒ってるのかもわかんない!


「でも、そんなクソ雑魚視力じゃ何もできなくない? よく学校まで登校できたよね?」


「そこは何ヶ月も通った道ですから、水多めの水彩画みたいな景色でも、見覚えがあればたどれます」


「デフォルトで滲んだ景色って、逆に興味あるよね。酔ったりしないの?」


「あ、私の三半規管は図太いので、乗り物酔いとかしたことないんですよ」


「へぇー、初めてその図太さが役に立ったわけだ」


「はい。グルグルバットもまっすぐ歩ける健康体に感謝です」


 中学校の障害物競走が、私の体育人生1番の輝きでした。


 一位を取れたのは後にも先にもあれが初めです。グルグルバットを置いててくれた運営委員の人にも感謝です。


「それと、今さらなんだけどさ」


「はい? なんですか?」


「さっきの授業、ボールペンで板書してたみたいだけど、大丈夫なの?」


「え゛っ?! シャーペンじゃなかったんですか、これ?!」


 苦し紛れな視界でなんとか写した数式でしたが、メガネが復活してから清書しようと思っていたんですけど。


 ボールペンだと油性だから消せない。砂消しゴムも持ってないし、この数ページは諦めるしかなさそうです。


「いや、その前にめっちゃ字が汚いから、読めるかどうかも怪しいよ? カナは普段すごい字が綺麗なのに、居眠り中の睡眠学習並みにミミズ文字だし」


「そ、そんなにひどいですか? 手元も朧げなので、八割かんでかいてたのが//(時間切れ)




 二回目

 お題『限りなく透明に近いあいつ』

 必須要素(無茶ぶり)『背後で爆発音』

 文字数『1072文字』 未完


 タイトル『世界征服カンパニー』


「おはよー」


「おはよう。お前、また体薄くなってんぞ? 大丈夫かよ?」


「あー、マジで? 毎日鏡で全身チェックしてるけど、透け具合がアハ体験くらいの速度だから、自分じゃ分からなくてさー」


 そんな会話を、少し遠目のデスクから聞いて、ちょっと顔を出して確認してみる。


 あいつは、確か一ヶ月ほど前に人体をぐずぐずに溶かす液体の開発中に事故起こした、そこそこ天才科学者だっけ?


 うちの世界征服カンパニーの製薬部門に限らず、どことなく倫理観がおかしい天才たちが集まるから、個性だけは世界一なんだっけ。


 まぁ、あいつはその事故のおかげで? 言動だけじゃなく見た目的にも強烈なキャラクターを獲得することになったんだけど。


「にしても、どんな化学変化があれば透明人間になれる薬になったんだろうな?」


「さぁ? ってか、今回の事故は俺も予想外に次ぐ予想外で、しかも最後は爆発したんだぞ? 監視カメラから見た情報も曖昧すぎて再現性なんか皆無。今のところ、レントゲン要らずで内臓の動きを確認できるくらいしかメリットがない」


「えー、いいじゃんそれ。俺MRIとか苦手なんだよな。ほら、ガンガン音するじゃん? 工事現場みたいな。あれうるさくてさー」


「あ、そう言えば俺、健康診断しばらく言ってないな。うちの会社、経費で落ちるっけ?」


 仕事の話ししてたのに、いつの間にかプライベートな会話になった。透明人間になった人のテンションとは思えない。


 このまま戻らなくなったらどうしようとか考えないのだろうか? 考えてなさそうだし、周りも気にしない環境だから心配する必要がないのか。納得。


 にしても、偶然にしてはやばい薬を開発した上、強制的な被験体になったのに、あいつは相変わらず能天気なアホにしか見えない。天才なのに。


 そう言えば昔、なんでこの会社に就職したのか聞いてみたら、『内定がここしかもらえなかったから』って言ってたっけ。


 そりゃあ、具体的にどこがとは言えないけど、人間性に欠陥がありそうなやつ雇いたくないよな。うちの会社がそういうのを気にしない社風だったから、あいつも私も運がいい方だろう。


 おっと、あいつのことばかり気にしていられない。私のタスクも大変なのだ。


 上からのオーダーでは、『常温液体時は無味無臭かつ無害な薬品だけど、気化させてしばらく経ったら発火・爆発する特殊な薬品』を開発しなきゃならない。


『気化してから時限式で発火』はクリアできたけど、『常温液体時』はまだまだ危険薬物だから、もうちょっと//(時間切れ)


 悪の組織にしては愉快な社風の会社を描いた感じですかね。好き勝手できるのは楽しそうですけど、その分ノルマがきつそうな会社ですね。


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