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931回目 2021/9/30

 ラブコメの導入に使えそうな内容だとは思いました。書けるとは言っていません。


 一回目

 お題『安い暗殺者』

 必須要素(無茶ぶり)『右の上履き』

 文字数『1124文字』 未完


 タイトル『落ちこぼれ暗殺者のお仕事』


 俺はどう誤魔化しても下っ端だ。仕事を選んでいられる立場じゃない。むしろ仕事が来るだけありがたいと思わないといけない。


 ……だってのに。


「やることが、いち学生への嫌がらせとか……もっと他に頼む奴いるだろ」


 マジで泣きそうになりながら、ターゲットの室内履きを片方、こっそり拝借して歩く。


 一応、暗殺者の末席にいるとはいえ、やってきた仕事がイジメの片棒とは、俺も落ちるところまで落ちたなと思う。


 依頼料も格段に安かったからな。たぶん依頼主か、この仕事を持ってきた仲介屋がケチったに違いない。


 本気でやりたいならもっと羽振りよく上等な刺客を雇えばいいのに……なんて、自分のことを棚上げして考える。


「えっと、指示書には右の室内履きを焼却炉に捨てる、実際に燃やす必要はない、っと。具体的な指示は助かるが、やることがいちいちみみっちいな」


 もう何日も、こうした細かい仕事をやらされて、だんだん辟易してきてる。内容が幼稚すぎて、本当に情けなくなるんだよ。


 この前はターゲットの教科書を破いて、頻繁に使う机の周りにばら撒いたし。


 その前は校舎の近くを通りがかった時に、事故を装って花瓶の水を頭からぶっかけたし。


 ……一番最初なんか、横を通り過ぎたタイミングで足を引っ掛けて転ばせる、だったからな。


 俺、なんで暗殺者なんだろう? となんだ自分を思い直したことか。


「はぁ……本番に弱い自分が恨めしい」


 一応、訓練ではそれなりに動けたんだ。本物の人間と対峙すると、途端に実力が発揮できなくなるだけで。


 使えないと処分されそうになった時は、全力で訓練の成果を発揮して逃げ果せたんだけどな。足取りも消したし、追跡も今の所いないし。


 それなのに、肝心の殺しの仕事でポカをやらかすから、いつまで経ってもヘッポコ暗殺者のまま。


「雑用以下の仕事しかもらえないとか、本当に泣けてくる」


「あっ!」


 独り言をこぼしながら焼却炉についた時、後ろから聞き覚えのある声がした。


 不審に思われない速度で振り向くと、案の定、一方的に何度も見た顔が目を丸くしてこちらを指差している。


「私の室内履き!」


「え? これ、貴女のものですか?」


「ど、どこでそれを!?」


「つい今しがた、この中で発見しました。たまたま通りかかっただけなのですが、拾っておいてよかったみたいですね」


 毒気を抜くための笑顔と嘘をつきながら、あたかも善意の第三者を装って室内履きをターゲットに渡す。


 少し躊躇を見せた後、ターゲットは俺から私物を受け取り安堵の表情を浮かべた。


 念のため、学生に擬態していてよかった。ターゲットも//(時間切れ)




 二回目

 お題『赤い就職』

 必須要素(無茶ぶり)『この作品を自分の最高傑作にすること』

 文字数『933文字』 未完


 タイトル『徴収型の内定通知』


「今戦時中かと思った……」


「うん、まぁ、話に聞いていた以上に赤紙だな」


 大学生活も終盤。


 就活で色々回っていたが、この度見事内定をもらえた……ところまではよかったのだが。


 郵便受けに入っていたのが、今友人に見せている真っ赤な封筒である。


「ってか、今令和だろ? 元号一つ飛ばしかつ帝国時代の風習を残す企業なんかあったんだな。徴兵?」


「馬鹿な……俺そんな企業受けた覚えないんだけど」


「実際、赤紙が届いてんだから全く無関係な業種じゃねーんじゃねぇの? 薬品関係とか、武器関連とか?」


「お前も知ってるだろうけど、俺ただの経済学部なんだわ」


 薬学部とか理工学部じゃあるまいし、そんな物騒な職場選ぶどころか候補にすら上がんねーわ。


「あんま気にすることないんじゃね? だって、異様だったのは封筒だけで、中の書類は普通に内定通知書だったんだろ? 企業名とか普通に書いてるし、ネットとかで調べればどんなことやってるかわかるんじゃね?」


「あー、それもそうか」


 一人暮らしのアパートから、取るものもとりあえず友達捕まえて相談したから、冷静な判断力がなかったらしい。


 そうだよ、今の世の中ネットって便利な情報インフラがあるんだから、活用しない理由がねーよな。


「というわけで、PC室にきたわけだが」


「俺、もうすぐ講義あるんだけど?」


「卒業間近まで単位落としてた過去の自分を恨め」


 俺はもう必須単位は全部取得してるから、卒論を落とすか犯罪でも犯さない限り卒業できる。


 ついでにここまで連れ回した友人は、二年、三年とバイトやら遊びやらで講義をサボり、いくつも単位を落としたツケを払っている最中なのだ。


 メインが遊びだったこともあり、俺の中では同情の余地はない。今は俺の将来がかかってるんだ。少しくらい道連れになってもバチは当たるまい。


「で、どうだ? 赤紙の会社は?」


「……うーん?」


 カタカタとキーボードを打ち、カチカチとマウスを操作して、会社運営のホームページにはたどり着いたのだが……。


「仕事内容が一切書かれてねぇ……」


「うわ、怪しさ爆発だな」


「しかも、何度見ても見覚えも聞き覚えもない会社//(時間切れ)


 このお題で『赤紙』を連想した私はどうかしていると思いました。


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