924回目 2021/9/23
なんか、なんちゃって戦記の導入みたくなりました。絶対に『即興小説』でやる題材じゃありません。
一回目
お題『進撃の外側』
必須要素(無茶ぶり)『全力のグロテスク』
文字数『536文字』 未完
タイトル『領土戦争』
ウィルロー平原において、ランスル王国とシュデール帝国両軍が向かい合っていた。
国境を侵害し、農村をいくつか襲撃してきた帝国軍を、王国軍が迎え撃つ形となる。
数は帝国軍一万に対して、王国軍は二万。倍近い人数を導入し、侵略行為に徹底抗戦の構えを見せた形になる。
数の上でも地の利でも王國軍に分があるが、相手は帝国を名乗り数々の属国を戦争により吸収してきた修羅の国。
練兵の質は比べようもなく、実践経験豊富な軍人たちには焦りも恐怖も驕りも見られなかった。
対する王国軍の兵は、その実半分が市民から徴兵した農村兵である。
武器も正式な装備は与えられず、せいぜいが鍬や鋤などの農具で武装している者ばかり。
対人戦闘の練度でいえば、圧倒的に不足している王国軍に余裕があるわけでもなかった。
戦場は平原。作物の収穫もほぼ終え、冬の便りが感じられる季節では、草も足元までの高さしか伸びてはいない。
見晴らしのいい場所で、本物の軍人たちと顔を合わせる農民たちの恐怖はいかほどだろうか?
数に勝ることが安心材料になり得ない状況では、民兵の離反や逃亡も考えられる。軍の中でさえ派閥争いなどによる権力闘争が行われている王国軍は、決して一枚岩でもないし、//(時間切れ)
二回目
お題『潔白な目』
必須要素(無茶ぶり)『子供』
文字数『911文字』 未完
タイトル『惨殺事件を見つめた瞳』
「……ひでぇな」
「そりゃあね。金属製かつ棒状の物で何度も頭を殴った後だから。しかも二人分。よくやるよ、こんなこと」
殺人事件の知らせを受けて現場にたどり着くと、玄関からすでに濃い血の臭いはしていた。
大方予想していたが、犯行現場になっただろうリビングは凄惨の一言に尽きる。
まさに血の海だった。床も壁も、一部は天井まで飛び散った血液が、至る所にこびりついている。
「ガイシャは?」
「山中圭吾と山中静江。夫婦だとさ。子供は小学生になったばかりの子が一人いるそうだ」
「そうか……この時間だったら家にいるんだろ? 今どうしてる?」
「軽く事情聴取中ってところだな。どんだけ話せるかはわからんけど」
腕時計を確認すると、夜の九時くらい。大人にとっちゃ何でもない時間だが、小学生は寝る時間じゃないだろうか?
「というより、小学生をこの時間に引き留めてんのか? ダメだろ、倫理的に」
「あー、うんまぁそうなんだろうけどな。仕方ないんだよ。第一発見者で、通報した本人なんだから」
「……そりゃ、また」
バディを組まされることの多いおじさんデカの言葉に、俺も次の言葉が出なくなる。
家の中の犯行で、目撃者は家族だろうその子だけ。
事件の早期解決を図るなら、早く情報を得たいと考えるのは自然で。
さらに言うなら、子供の記憶が大人ほど長く持続するかはわからない。異常事態に警察へ通報するくらいの判断力はあるようだが、だからといって聡い子供だと断じるのは早計だろう。
なら、休ませて忘れられてしまう前に、少しでも事件の手がかりになりそうな証言を得られないか? と考えるのはおかしくないな。
「しっかし、強烈な殺意を感じんな。怨恨か?」
「そこら辺は何とも。金持ちでも貧乏でもない、中流家庭の核家族に、どんな怨みを持つやつがいるのかねぇ?」
鑑識の邪魔にならないよう、現場を観察するおじさんデカは意外と目がいい。視力というより、観察眼という意味で。
ある意味特技だろうそれは、よく現場の違和感や証拠を見つけ出したりする。まぁ、たまに外れるが的中率は意外と高い。
一方、お//(時間切れ)
たぶん、こっちの方に『全力のグロテスク』が移ったんだと思います。そう思っておきます。




