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913回目 2021/9/12

 母音縛りが相変わらず鬼畜レベルのきつさでした。いちいち考えながら単語を選ぶ必要がありますし、なんなら『後悔(こうか【い】)』もアウトか? なんて考えますし。


 一回目

 お題『何かの善人』

 必須要素(無茶ぶり)『「い」使用禁止』

 文字数『640文字』 未完


 タイトル『優しさを求めて』


『人に優しくなれる人間になってね』


 それが、子供の頃におばあちゃんから聞かされた言葉だった。


 人に優しく……それがどう接することなのか、私にはまだわかりかねる。


 だから、身近なところから優しさを示せば、自分でも何かわかるんじゃ、と行動するようになった。


「あの、よろしければこちらの席にどうぞ」


「あら、ありがとう」


 電車やバスなど、公共交通機関で席を譲るのも、もう慣れっこになってきた。


 近くに乗車してきたおばあさんを座らせて、私は扉の付近まで歩く。


 最初の方は、心が折れかけたこともあった。お年寄りを中心に声をかけてたけど、中にはお年寄りとして扱われるのを嫌って拒まれたりもしたから。


 人に寄り添うって、思った以上に難しかった。良かれと思ったことも、大きなお世話でしかなくなるんだから。


 一通り悩んで、優しさなんて捨てようと迷ったりもして、ようやく私に優しさが根付き始めた気がする。


『ありがとう』と感謝をもらうと、こちらも清々しくなる。


 もちろん、誰かの感謝のためにしか動かなくなるようでは、本当の優しさとは違ってくる。


 あくまで自発的に、その人のためを想った言葉や行動に移すことが重要なんだ。


「疲れた……けど、ちょっと運動になったと思えば」


 席を譲って、三つほど駅を通り過ぎたところで下車した。


 やっぱり、電車に揺られ続けると少ししんどかった。けど、なるべくポジティブな考えに変えて後悔だけはせずに優しさをつづけ//(時間切れ)




 二回目

 お題『わたしの好きな何でも屋』

 必須要素(無茶ぶり)『複雑なストーリー展開』

 文字数『788文字』 未完


 タイトル『おそらくそれは初恋だった』


 近所に店を構えていたお兄さんは、何でも屋をやっていた。


「こんにちはー!」


「こんにちは。今、熊の毛皮をなめしてるから、ちょっと待っててね」


 あるときは、猟友会から依頼されて大きなツキノワグマの毛皮を処理していたし。


「あそぼー!」


「今日も元気だね。もう少しで作業が終わるから、待っててくれない?」


 あるときは、林業をやってるおじさんからの依頼で、切り出した竹で網細工を作ってたし。


「とつげきー! あれ? どこか出かけるの?」


「ごめん、これから出なくちゃいけないんだ。また今度ね」


「わたしもいくー!」


 あるときは、町内会からの依頼で町の清掃活動の人手に駆り出されたりしていた。


 どれだけのお給料が発生していたのか、子どもだった私にはわからない。


 それでも一人、店舗兼住居で生活できるくらいには、手取りは残っていたんだろうと思う。


 物おじしない子供だったのもあってか、私はよくお兄さんの遊び相手になってもらったし、できる範囲でお手伝いなんかもしていた。


 家のお手伝いは面倒くさかっただけなのに、お兄さんの雑用は自分から首を突っ込んでいたんだから、なかなかわかりやすいお子様だったと思う。


 客観的に考えても、私はお兄さんが好きだったんだろう。初恋、というには少し想いが純粋すぎた気もする。


 思い返せば、新しい家族ができた感覚だったのだから。男だ女だと意識する年齢ではなかったのも、思いの曖昧さを助長していた。


 いたいから一緒にいた。好きだから一緒に遊んであげた。遊びたかったから手伝ってあげた。


 子供の動機なんて、きっとそれくらい単純で浅はかだったのは、間違いない。


 そうしているうちに、家族のようなものに見ていて、好きになってしまったのがバカな私だった。


 年齢差も結構あったし、お兄さんがだいぶ年上で//(時間切れ)


 文中、やたら恋心を過去形にしている印象がありましたが、当時の自分はこの後どんな展開を想定していたのか気になります。今の私にゃわかりません。


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