907回目 2021/9/6
おつまみなら柿ピーもいいですけど、ポテチなんかのスナック菓子もよく使いますね。まあ、しばらく飲んでませんけどね。
一回目
お題『軽い少数派』
必須要素(無茶ぶり)『ビール』
文字数『970文字』 未完
タイトル『二十代のビールのお供』
「え? お前、つまみカニカマ?」
「なんだよ? 美味いぞ?」
「美味いだろうけど、ビールに合うか、それ?」
家飲みの場を提供し、軽く乾杯してすぐのこと。
各々お酒やつまみを用意することを決めて、早速酒盛りを始めた俺たち三人だったが、つまみのチョイスに引っかかりを覚えた。
「合う合う、もうばっちり。お前らもやってみ? クセになるから」
「あー、いや、俺はビールには柿ピーって決めてるから」
「俺はミックスナッツかスルメだな。なんか、それ以外ビールって気にならねぇんだわ」
「なんだ、お前らも変わったつまみ用意してんじゃねーか」
『カニカマよりマシだ』
思わずハモったが、本心であるため訂正はしない。
っつうか柿ピーは普通だろ。カニカマよりマシだが、ミックスナッツとスルメだって、若者からするとやや少数派な気がするし。
大学生だぞ、俺ら。もっと若いつまみ選べないのか?
「惣菜とか買わなかったのかよ? ほら、唐揚げとか枝豆とか」
「俺、スーパーの惣菜信用してねぇんだわ。かといって、自力で作るのはクソめんどい」
「俺はそもそも、油っぽいの苦手だしな。枝豆は好きだけど、惣菜で買うほどでもないし。それだったら、買ってすぐに袋開けて食べれるもんの方が楽でいいだろ?」
「カニカマもスルメナッツも、中年男みたいな感想だな……俺ら、まだ二十歳だぞ? そんなんで今から大丈夫か?」
「お前も似たようなもんだろ、柿ピーボリボリ食ってんの」
「まずいか、抵抗あるか、面倒くさいか。酒のつまみとして選ばないなんて、だいたいそんなもんでしょ」
……まぁ、俺もなんの調理も必要なくて美味いから、柿ピーが至上だと思ってるけど。
他人から言われれば、なんか違うって言いたくなるよな。かといって、今さら惣菜とか手作りとかに鞍替えする気はないけど。
「その結果が、微妙なおつまみ三点セットってわけか。本当、おっさんのメニューじゃんこれ」
「おっさんでいいよ、もう。ビールくらい好きなカニカマで飲ませろって」
「同感。ナッツは健康によくて、ビール飲んでも相殺されるスーパーフードだから、俺だけはアルコール毒素もノーダメだし」
「今から健康アピールすんなよ、余計に老け込むぞ? で、他になんかわだいもってるやつ//(時間切れ)
二回目
お題『あきれたオンラインゲーム』
必須要素(無茶ぶり)『ギター』
文字数『840文字』 未完
タイトル『UI? なにそれおいしいの?』
カレイドスコープ・オンライン。
PC用のMMOゲームとして、巨額の製作費と宣伝広告費をかけられたそのタイトルは、発売してすぐに『クソゲー』の烙印を押された。
美麗高画質なグラフィックに、ミリ単位でパーツをいじれるキャラやアイテムメイク、仮想の箱庭世界と銘打たれたもう一つのリアルに恥じない自由度。
それらはカレイドスコープ・オンラインの目玉と言える売り文句であり、開発陣のやりすぎによって操作性の難解さを表す根拠にもなってしまった。
まず、キャラを動かす動作に必要なコマンドが、最低でも10は存在する。
歩く、走る、跳ぶなどの基本中の基本な操作はもちろんのこと、アイテムを拾うために必要なしゃがむ、腕を伸ばす、掴む、立ち上がる、といった些細な動作でさえ、プレイヤーが操作せねばならなかった。
その上、特殊コマンドとして眉を上げる、瞬きをする、口元を動かす、などの条件反射に等しい動作にまで、キー設定が組み込まれていた。
つまり、プレイヤー側の自由度を引き上げた代わりに、ほとんどの操作をマニュアルで入力しなければならない仕様になっていた。
娯楽系演奏アイテムであるギターの使用でさえ、運指を設定されたボタン一つ一つで操作せねばならない徹底ぶり。
それは通常プレイのみならず、戦闘パートでも同じ。
まるで本当の戦闘機を扱うかのような、細かすぎるキー設定にプレイヤー達は大苦戦。
初期位置近くに出現する雑魚敵でさえ倒せない、というプレイヤーが続出した。
もはやユーザー側を楽しませるためではなく、メーカー側の『リアルなゲームを追求したい』という欲望のために、金と人材を注ぎ込まれたと言っても過言ではない地雷ゲームに成り下がっていた。
レビューは酷評の嵐で、メーカーに返金要請をする購入者が続出するほどの不満を買ってしまった。
技術者の性癖を煮詰めた趣味ゲー、などと呼ばれてもなお、心折れずに反論してみせた開発陣は、ある意味す//(時間切れ)
UIなんて、普段使わない言葉を使ったので違和感がすごかったです。プレイヤー操作性、って意味合いで使いましたけど、大きく間違ってはいませんよね?




