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904回目 2021/9/3

 私はあまり海外旅行とかいきたいと思わない派です。異文化に触れるのは楽しそうですが、なじめなかったらきついだけなので。


 一回目

 お題『勇敢なしきたり』

 必須要素(無茶ぶり)『蛾の標本』

 文字数『973文字』 未完


 タイトル『成人認定はだいたい度胸試し』


 昔の社会構造じゃ良くある話だが、成人の儀式ってのがある。


 国や文化によって様々だけど、アフリカの部族的なイメージのやつを思い浮かべてもらったらいいか。


 試験的なものが含まれていて、一人で動物を狩猟するとか、山や森の中に入って珍しいものを取ってくるとか、いわば度胸試しの側面を持っている。


 そうすることで小さな社会に自分の勇気を示し、一人前の大人であることをアピールするのだ。逆を言えば、その通過儀礼をクリアできないといつまでも犯人前扱いされてしまう。


 前時代的な話だ。現代はすっかり、精神的なものは省みられなくなっている。


 それなのにまだ、根性論を基盤としたイベントを成長過程に組み込むなんて、ナンセンスがすぎる。


 そろそろ、俺が何を言いたいのかわかってきただろうか?


「では、いってらっしゃい」


「……ぐぅ」


 いくらなんでも、橋の上から水深不明な川まで紐なしバンジーとか、ありえないと思うんだよな!!


「どうしても、やらなきゃダメですか?」


「山の中に入りたいんですよね? この村では成人した者しか入れない規則なんです。外から来た人間のあなたは、まだ成人だと認められていない。山でフィールドワークがしたいなら、必要なことなんですよ」


「お、俺はこの土地特有の蛾や蝶を採集にきただけで、成人とかしきたりとか、どうでもいいんですけど……そうだ! ガイドのあなたなら、俺がこんなことしなくても山には入れますよね?!」


「まぁそうですが、あなたがお求めの虫の区別はつきませんよ? そもそも、希少で滅多に見られないから、ご本人が現地まで来たのではないですか?」


「……俺は! 高所恐怖症なんだよ!!」


「それは残念ですね。やめますか?」


 こっちが全力で拒否ってんのに、なんで淡々と話すんだこの人?!


 ってか、本当にこれ大事な儀式なのか?! 周りで見てる人たち、めっちゃ面白半分な感じ出してんだけど?!


 もしかして、通訳で適当なこと吹き込んで遊んでるんじゃないだろうな?


 こっちは言葉がわからないから、そういう誤魔化しをされたら嘘か本当か全然わからなくなるし。


 っていうか死んだらどうすんだよ?! それくらいの高さあるぞ?! 水泳の飛び込みなんて目じゃない高さはあるんじゃねぇの?!


「//(時間切れ)




 二回目

 お題『そ、それは・・・整形』

 必須要素(無茶ぶり)『塩』

 文字数『1024文字』 未完


 タイトル『美人の道も一歩から』


「ねぇ、いくら使ったの? 病院は? 術後の経過は? 私もやりたいんだけど、体験談があると踏ん切りもつくんじゃないかと思ってさ〜」


「……はぁ」


 ちょっと見ない間に顔つきが変わった。


 そう言われて、ダイエットに勤しんでいた私が喜ばないはずはなかった……が。


 続く言葉は、私の努力を全否定してあまりある暴言だった。


「なんで黙ってんの? ちょっとくらい教えてよ、整形したんでしょ?」


 してねーよ! っつかなんで整形前提で話進めてんだこの女!


 そりゃあ、前の私が酷すぎたのもある。食べ物にも運動にも無頓着で、デブではなかったが痩せてもいなかった。


 あとは常に仕事で顔がやつれていた自覚もある。今も仕事量は変わらないけど、少しは化粧で顔色を隠す術を学んでからは、顔色が良くなったと言われるようになった。


 ダイエットを一番頑張ったが、それ以外にも細々と努力してきたのに、それを金で一発逆転しただけ、みたいに見られるのも思われるのも納得できない。


 一気に不機嫌な気持ちになりながら、適度な塩加減の枝豆を頬張る。


 これまではお酒の量も制限したたけど、今日だけはやけ酒してもいいかな? いいよね? だってこの女がムカつくから!!


「すみません、生追加で」


「ちょっと! 無視しないでよ! ちょっとくらいいいじゃん、教えてよ!」


「はぁ……やってないもんをどうやって教えろと? それに、整形するだけのお金が私にあったと思ってんの?」


「またまたぁ。そんだけ顔作っておいて、今さらタネも仕掛けもないなんて言わないでよ。私、こう見えてもテレビに出てる芸能人の整形とか見破るの得意なんだから」


 そうか、じゃあ晴れてその目が節穴だった証明されたわけね。


 酒で緩んだ自制心が、ため息を口の中に留めおいてくれない。


 店員さんからビールを受け取り、また枝豆を食べながらグラスに口をつける。


 なお、脂っこいものや味の濃いものは、なるべく食べるのを控えるようにしている。食べ物からの体質改善を図ったときに、徹底してコントロールした時の名残だ。


 堕落した生活に戻る気もないので、肉体改造が終わってからも続けている。これ意識しただけで毎日の体調もいいしね。


「はぁ。じゃあさ、あんたは私が、顔も体も全部病院でいじったと言いたいわけ? お腹周りの肉とかも整形だって?」


「そ、それは……そうよ! 美容整形なんだからや//(時間切れ)


 少し前(三十路のおっさんが学生だった頃)まで整形っていいイメージなかった気がするんですけど、今はどうなんでしょうか? ファッション感覚くらいまでライトになってたりするんでしょうか?


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